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自動車保険の乗り換え・切り替え-注意点の徹底解説

更新日
自動車保険の乗り換え・切り替え手続きは簡単?-手順と経験者180名の調査結果

乗り換えの手続きの注意点について各保険会社がそれぞれのホームページやパンフレットで言及している注意事項は以下の通りり。 それぞれ契約切り替えの手続きと注意点で詳しく解説します。

乗り換え切り替え手続き:注意点まとめ

  • 満期日以外の切り替えはデメリットがある
  • 等級引継ぎができない共済がある
  • 乗り換えると等級プロテクト特約が適用できない場合がある
  • 支払方法と申込期日(補償開始日)は保険会社によって違う
  • 現契約に自動継続特約がある場合は解約連絡が必要
  • 分割保険料は支払期日を守る

さらに乗り換え経験者への調査では、乗り換えは簡単で、同じ補償で保険料が安くなった。乗り換えの満足度は70%以上といったような結果が出ました。保険会社の乗り換え・切り替えのメリット・デメリットと合わせて詳しく紹介します。

mizukami-katsurou

ファイナンシャルプランナー

記事監修:水上克朗

CFP(日本FP協会認定)、 1級ファイナンシャルプランニング技能士、 DC(確定拠出年金)プランナー。 2023年日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」相談員。 日本FP協会東京支部スキルアップ委員会(講師・相談・執筆研修)運営委員(2022年~)。著書に「50代から老後の2000万円を貯める方法」 (アチーブメント出版)、「見るだけでお金が貯まる賢者のノート」(自由国民社)が ある。

監修日:2024年3月1日

自動車保険乗り換えの手順と切り替え注意点

乗り換えを検討してから、保険会社を実際に切り替えて補償が開始されるまでの手順注意点は下記のとおりです。

1

1.乗り換え検討
■現契約の満期案内が届いたころ検討開始
満期以外の乗り換えはデメリットあり
現契約に「自動継続特約」がついていないか確認

2

2.保険料見積もり
保険始期日は必ず現契約の満期日
等級の引継ぎができない共済がある
■新契約の補償内容をしっかり確認

3

3.申込・保険料支払
■インターネット申込の場合印鑑不要
支払方法支払方法と申込期限に要注意

4

4.解約連絡
現契約の解約は基本不要だが、自動継続特約がある場合はキャンセル必要。

5

5.補償開始
保険料の未払いはしない
■前契約の保険証は1カ月~2か月保管

🤔切り替え手続きってどれくらい時間がかかるの?

検討にどれくらい時間をかけるかは人それぞれですが、乗り換え先の保険会社がインターネットで手続きできるネット型損保かつクレジットカード払いの場合であれば、 保険始期日の前日に申込を完了できれば、翌日から補償開始とすることが可能です。

🤔乗り換えが面倒くさい

乗り換え経験者に手続きの難易度を調査したところ、容易と回答した方は70%を超えました。さらに同じ補償で保険料を削減できたという回答がありました。

乗り換え手続は簡単で、保険会社の切り替えだけでお得に保険料が安くなるなら、しないと損です。面倒くさい見積もりは自動車保険の一括見積もりで一気に取得してしまいましょう。

🤔保険を切り替えるのは何となく不安

保険は目に見えない商品だからこそ「補償は本当に同じか?」という不安と「手続きを間違えてしまわないか」という不安があると思います。
「補償」については、各社カスタマーサポートが用意されていますので遠慮なく問い合わせをしましょう。保険会社の問い合わせ対応は保険会社を選ぶ参考になります。 また。「手続き」については、複数の保険会社で共通して挙げている注意点をこれから解説します。

🤔どの保険会社も乗り換えの注意事項は同じ?

自動車保険の乗り換え手続きは、通常大手損保の代理店型損保は、代理店を通した手続きになるため手続きは代理店側がリードして進めてくれます

一方 ネット型損保では自分で補償内容を比較できる。代理店の保険会社では提案されない合理的でリーズナブルな自動車保険に出会える。といったメリットがありますが、自分で手続きをする必要があります。

この記事では、特に自分で手続きをする必要がある、ネット型損保を想定して解説をします。保険会社毎に支払方法別の保障開始タイミングには違いがありますが、ネット型損保が共通で注意喚起している内容は特に重要として、手順と注意点を時系列にまとめました。

ネット販売型損保と代理店販売型損保 ネット型損保は インターネットで保険会社と直接契約できる保険会社です。大手代理店型損保とは、 カーディーラーや修理工場、ほけんの窓口などの保険代理店を通して契約できる保険会社です。この2つは申込の流れや保険料に違いがあります。

1.検討開始:満期のタイミングで乗り換えよう

まずは乗り換えの検討について解説します。

乗り換え先の検討とは?

もし特に乗り換え先の保険会社を決めておらず「保険料が高いな。」ということで、保険会社変更を考える場合は、まず情報集めが必要になります。

検討開始時期

現契約の満期案内がおおよそ満期日の2か月前に届きますので、満期案内が届いたタイミングを目安に検討を開始することをおすすめします。

🔍検討方法1:同補償条件で保険会社の保険料見積もりを取ってみる。
同補償で保険会社の見積もりを一気にとるには自動車保険の一括見積もりがおすすめです。

🔍検討方法2:補償条件を変更して保険料を比べる。
車両保険のありなしなどで保険料を比較する場合は、保険会社のウェブサイトから見積もりを取るとすぐに保険料が確認できます。

🔍検討方法3:保険会社の評判などを調べる
保険会社の評判は口コミサイトや商品特徴をまとめた情報サイトなどを参考にしてみましょう。

また、保険会社によっては早割制度がありますので申し込みが早いほどお得になる可能性もあります。

保険会社名50日前45日前30日前
おとなの自動車保険
セゾン自動車火災保険
600円割引400円割引
チューリッヒ保険500円割引

注意点:満期以外の乗り換えはデメリットがある

自動車保険の切り替え日を現契約の満期日とする理由は、満期日以外に現契約を解約すると、3つのデメリットが発生するためです。

  デメリット1.途中解約だと等級で損をする

自動車保険は「等級」を利用して契約者の事故歴を確認しています。基本的に保険会社が変わっても引き継がれます。 等級は自動車保険契約の1年間無事故であれば次の契約で1等級上がります。等級が高ければ高いほど保険料は安くなるため、等級が保険料に与えるインパクトは大きいです。

ところが自動車保険を満期前(1年未満)で解約すると、無事故でも次の契約の等級は上がりません。つまり、切り替え後、また1年無事故を続けないと等級が上がりませんので、満期日前で保険契約を更改すると等級が上がりにくくなります。 一方で事故があって保険を使った場合は、本来満期を迎えるまでは同等級ですが、満期前に中途更改すると新契約からダウンした等級が適用されてしまいます。

中途解約すると等級のアップの時期が遅くなり、ダウンの時期が早くなる。ということになります。

前契約
(6か月で解約)
新契約
13等級
3等級ダウン事故あり
10等級
満期で乗り換えれば満期日以降の契約で3等級ダウン。しかし中途更改したため新契約始期日で3等級ダウン
13等級
事故なし
13等級
満期で乗り換えれば6か月後に1等級アップ。しかし中途更改したため新契約の満期1年後に1等級アップ
20等級
事故なし
20等級
最高等級の場合はそのまま

  デメリット2.途中解約だとすでに支払った保険料の戻りが少なくなる。

自動車保険を途中で解約した場合、戻ってくる保険料については、保険会社に直接確認が必要ですが、> 一般的に戻ってくる保険料(解約返戻金)は月割りに保険会社ごとに定められている短期料率が適用されます。

短期率は日割り計算より戻る保険料が少なくなりますので、満期まで待った方がお得といえます。

  デメリット3.満期を過ぎると保険契約に空白期間ができる。等級がリセットされる。

満期を超えて次の契約がないということは、保険に入っていない期間ができるということです。この期間に万が一事故が遭っても保険では補償されません。 加えて、満期の翌日から6日以内なら等級を引き継いで更新できます。しかし満期の翌日から7日以上過ぎると、7等級以上の等級は6等級にリセットされます。 (6等級以下はリセットされません)

以上が満期前に解約するデメリットでした。これだけのデメリットがあることから保険会社各社では「満期日」に契約を切り替えることをおすすめしています。途中解約だとデメリットがある一方で、満期解約には損やデメリットはほとんどありません。 そのため自動車保険は満期で乗り換えやすい保険商品と言えます。

  • 自動車保険が満期で乗り換えやすい理由
  • 基本1年契約なので、満期がすぐ来る
  • 何年も同じ契約に縛られない。
  • 現契約が無事故なら乗り換え先の保険会社でも等級が上がる

2.保険料見積もり:始期日は満期日と合わせる

次に保険料の見積もりの際に気をつけることを紹介します。保険料見積もりでは特に「始期日」「等級」「補償内容」の3点に注意が必要です。

注意点:保険始期日

「始期日」は必ず「満期日」と合わせるという注意点があり、どの保険会社も共通して注意点として挙げられています。

現契約の満期日:2024年3月31日

新契約の始期日:2024年3月31日

🤔なぜ同日?重ねた方が安心じゃない?

満期と始期日が同日でないと、「補償がない期間」や「補償が重複する期間」が発生する場合があり、ノンフリート等級の引き継ぎができなくなることがあります。 よかれと思って、新契約の始期日を満期日より早めるなど、日にちがずれてしまうと保険料の見積もりはできても後日訂正が必要になります

注意点:等級の引継ぎ

等級については「共済からの乗り換え」と「等級プロテクト(車両無過失保険特約)」場合に注意点があります。

1.共済から切り替え予定の方

基本的に民間の損害保険会社は等級制度を採用しており、等級を引き継ぐことができますが、「共済」については、乗り換え先の保険会社によっては引き継げない共済があります。 共済から乗り換える場合は乗り換え先の保険会社の条件をよく確認しましょう。

2.現契約で事故があったが「等級プロテクト特約」があるため等級ダウンしない予定の方

等級プロテクト特約とは、翌年の等級がダウンする事故で保険金を受け取っても「翌年(次の契約)の等級はダウンしない」ように守る補償です。
具体的には自分には過失のない事故で、車の修理代として車両保険を使用した場合に「車両保険無過失特約」などが付いていると、その保険会社では翌年の等級はダウンしないで済みます。

ただし、保険会社を乗り換えた場合、この等級プロテクト特約は適用できない可能性がありますので該当する方は十分注意が必要です。

他保険会社でも同様の場合がありますので、等級プロテクト特約に該当する方は必ず乗り換え先の等級がどうなるか確認しましょう。

注意点:前契約と補償内容の一致

同じ条件で保険料を見積もりしたつもりでも、「大きく保険料が上がってしまった。」「大幅に保険料が下がりすぎて心配。」ということも起こります。 このような場合は、特に保険料に影響を与えやすい補償をチェックすると、間違いがあった場合に早く気付くことができます。

ポイントチェックすること
走行距離・走行距離は過去1年の数値か?
運転者の範囲運転する人の限定条件(本人限定・配偶者限定など)は正しいか?
運転者の年齢制限もしくは、運転するいちばん若い人の年齢は正しいか?
車両保険補償範囲は正しいか?(一般条件・エコノミー条件)
免責金額は正しいか?
等級今加入している保険の等級を入力しているか?

🤔それでも保険料が安くなって心配

代理店型損保から、 ネット型損保へ乗り換える場合は、保険料は安くなる傾向にあります。 これは保険を販売する際に代理店を通す方がコストがかかるからです。 ネット型保険会社はそのコストがかかっていない分保険料が安くなります。 さらに代理店型損保は走行距離を問わないため、走行距離でより合理的に保険料を算出するネット型損保は保険料が安くなります。

その他補償についてきちんとカバーできているかについて気になる場合は、各保険会社にカスタマーセンターが用意されていますので、積極的に問い合わせてしっかり確認しましょう。

3.申し込み:支払方法で始期日が変わることも

保険会社が決まったら申し込みに進みましょう。ここでは ネット型損保「申し込みに必要な書類」「支払時の注意点」について解説します。

申し込みに必要な情報・書類

  • 運転免許証
  • 累積走行距離の値(オードメーターの値)
  • 現在加入の自動車保険証券
  • 車検証情報

ネット損保は印鑑不要です。

注意点:保険料の支払い方法と申込期限タイミング

申し込み手順は基本的にどの保険会社も同様ですが、保険料の支払い方法・期日・補償開始タイミグは保険会社によって違いがあります

💴クレジットカード以外の支払い(コンビニ払など)は申込期日に注意

銀行振り込み・分割払い口座振替などは保険始期日の前日までに着金が必要になるため、 申込期限がクレジットカード払いよりも早くなります。そのため支払方法別の申し込み期日と補償開始日には注意しましょう。

注意1:郵送払込票は保険会社によって申込期日が変わる

例えば、SBI損保のコンビニ払・銀行振り込みは保険始期日の14日前に申し込み期限が来るため、クレジットカード払い以外の方は始期日の半月前には申込を終える必要があります。

注意2:同じコンビニ払いでも申込期日に違いがある

詳しくは後述しますが、オンラインコンビニ払いの場合なのか。郵送払込票なのか。セブンイレブンで払うのか。といった違いで申込期日が変わりますので要注意です。

💳満期が迫っている場合はクレジットカードでの支払いがおすすめ

保険会社別:申込期日と支払方法注意点

保険会社カード払いの申込期日
*その他払いの注意
ソニー損保始期日前日まで
*払込票、銀行振り込みも同様。払込期日までに支払えば保険始期から補償開始。
セゾン自動車火災始期日当日15時59分まで
当日16時以降も申し込みできるが、補償開始は手続き完了後から、空白期間発生する
*払込票も同様、払込期日までに支払えば保険始期日から補償開始
SBI損保始期日前日まで
*Apple Pay(クレジットカード払)・スマートコンビニ払いも同様
*ネットバンク決済は始期日2日前、払込票、銀行振込は始期日14日前まで
アクサダイレクト始期日前日23時45分まで
*コンビニ支払オンラインも同様だがセブンイレブンは2日前まで
*払込票は始期日4日前まで
チューリッヒ保険 スーパー自動車保険始期日前日まで
*コンビニ支払、銀行振り込み、分割口座振替などの振込は保険始期日の前日までに着金できる申込日まで 
三井ダイレクト損保始期日前日まで
*PayPAy銀行同様
*郵送する払込票は始期日の9日前まで
*セブンイレブンの場合はそれぞれ前々日まで
*初めての場合は全てそれぞれ同日22時まで
イーデザイン損保始期日前日23時まで
当日申込も可能だが補償開始は手続き完了後

本表は2024年2月20日時点の情報です。詳細は各保険会社の最新情報をご確認ください。

4.解約連絡:自動継続に注意

自動車保険の契約は基本は1年契約ですので、更新しないかぎり満期で契約が終了するようになっています。そのため基本的に保険会社への連絡は不要です。

注意点:自動継続特約が付いている

現契約に自動継続特約がついている場合は、自動的に契約が更新されてしまいますのでこの場合は更新しない旨を連絡する必要があります。乗り換えの検討開始と同時に確認しておきましょう。

🤔代理店に解約を伝えるのが気まずい?

知り合いの代理店から自動車保険に加入しているため、解約を伝えるのが気まずいという方もいらっしゃるかもしれません。代理店側にとっても解約は業務の一部ですので、解約に気まずさを感じる必要はありません

伝える手段としてはメールなどで解約の意思を伝える方法などもあります。何かあった際には解約を伝えたことが日付と共に証拠として残るためおすすめです。 解約の理由を説明する際に、丁寧な言葉や感謝の気持ちを伝えることで、気まずさを和らげることができるかと思います。代理店側から連絡があった場合は「契約を更新しない」旨を伝えましょう

5.補償開始:保険料分割の場合は未払いに注意

申込が終わって保険始期を迎えたらいよいよ補償開始となりますが、下記に該当する方には注意点があります。

注意点:分割保険料の未払い

自動車保険料で月払いを選択した場合で、保険料の未払いがあると下記の通りデメリットがあります。保険料は必ず期日までに支払いましょう。

 契約解除の条件になる:
保険料未払いは保険会社側から保険契約が解除される可能性があります。

 保険金支払いが制限される: 
保険料未払いがある場合、保険金支払いが制限される可能性があります。

注意点:前契約の保険証

保険の契約満期後、保険会社間の情報交換制度により、乗り換え先の保険会社は、乗り換え前の保険会社に契約者の契約状況を確認します 契約情報に相違があった場合は乗り換え先の保険会社から確認の連絡が入る場合があります。そのため前保険契約の証券はすぐに破棄せず、満期後1ヶ月~2か月程度は保管しましょう。

満期日を過ぎた!?更新手続きも申込手続きも完了していない?

満期日を超えないことは自動車保険の乗り換えで最重要事項です。それでも万が一、前契約の満期日を過ぎてしまった場合はどうなるのでしょうか。

🚗満期の翌日から6日以内の場合

等級引き継いで契約を更新することができます。しかし満期から申込完了までの空白期間の事故は補償できませんので注意が必要です。

🚙満期の翌日から7日以上過ぎた場合

保険会社の乗り換えをすると7等級以上の等級は6等級にもどってしまう「等級リセット」などのデメリットが発生します。

保険会社を乗り換えずに継続する場合は保険会社によって、既定の期間内であれば安心サポートがある可能性がありますので、満期を迎えた保険会社のカスタマーセンターに確認しましょう。

乗り換えってどうなの?経験者180名に聞いた自動車保険切り替え手続き

ここまで手続きについて確認してきましたが、実際、自動車保険の乗り換えや切り替え手続きは難しいのでしょうか?乗り換えるメリットはあるのでしょうか?

そこでスマートマネーライフでは自動車保険の乗り換え経験者180名に切り替え手続きの事情や、乗り換え後の満足度などを調査しましたのでぜひ参考にしてください。(アンケート概要はこちら)

現在自動車保険に加入している方で、自動車保険を乗り換えた経験のある方は34.7%となりました。3年以内に10名に3名が自動車保険を乗り換えています。

その他の加入者は、今の保険に満足している、乗り換えが面倒くさい等の理由で継続を続けていました。実際自動車保険の乗り換え手続きは難しいのでしょうか?

乗り換え・切り替え手続き難易度は?-「容易」73%

自動車保険の契約を切り替えは🤔労力がかかって手続きも複雑なのでは?というイメージがあります。

自動車保険乗り換え手続きの難易度

経験者のアンケートによると73%の回答者が手続きは容易と感じており、普通という回答も24%でした。保険会社を決めてしまえば、あとは代理店でもインターネットでも案内に沿って申込を進めるだけですので、複雑な手続きはないといえます。

乗り換えた結果どうなった?ー「同補償で安くなった」54%

次に自動車保険の乗り換えによって期待できることを確認します。一般的には自動車保険の乗り換えで「保険料の削減」や「補償を厚く」することなどがありますが、乗り換えた方にはどのような変化があったのでしょうか。

自動車保険乗り換え変化

乗り換え経験者へのアンケートでは、特に「同補償で保険料が安くなった」とした方が多数でした。

さらに同一補償で保険料が安くなった方の、乗り換え前後の保険会社を分析してみると、ネット型損保からネット型損保への乗り換えが44名、代理店型損保からネット損保が30名となりました。 代理店を介さずに契約ができるネット型損保は新規のネット割引などが充実しているため、乗り換えるだけで安くなる可能性があります。

安くなっても補償が揃っているか心配という場合は、一回の条件で複数の自動車の見積もりができる、自動車保険一括見積もりで条件をそろえて保険料を比較がおすすめです。

自動車保険の乗り換え満足度は?-「満足」75%

最後に気になる自動車保険の乗り換え満足度について確認しました。

自動車保険の乗り換え満足度

75%の回答者が非常に満足、もしくは満足と回答しています。

アンケート調査
調査期間2024年2月7日~2月11日
調査対象自動車保険に個人加入していて、過去3年以内に自動車保険を乗り換えた180名(男性136名・女性44名)
調査方法インターネット調査
調査機関アイブリッジ株式会社
設問内容(事前調査:2000名)
・現在、自動車保険に個人加入していますか
・過去3年以内に自動車保険を乗り換えたことがありますか
・乗り換え前後の自動車保険会社を教えてください。
(180名本調査)
・保険会社を乗り換えた結果どのような変化がありましたか。
・乗り換え手続きを総合して、手続きの難易度はいかがでしたか。
・ 自動車保険の乗り換えに満足していますか。
 

自動車保険乗り換え・切り替えのメリット・デメリット

ここまで自動車保険の乗り換えや切り替え手続きについて、保険会社の喚起する注意事項乗り換え経験者のアンケートから解説しました。 最後に自動車保険乗り換え・切り替え手続きのメリットとデメリットについてまとめます。

メリット
デメリット
 満期日で乗り換えればペナルティなし
 中途解約は損をする
 満期日乗り換えでの手続きは難しくない
 前契約との補償差に注意が必要
 同補償で保険料が安くなる
 前契約の等級プロテクト特約が使えない

自動車保険乗り換え・切り替えのメリット

 満期日で乗り換えればペナルティなし

ペナルティとは、解約返戻金が少なくなり、等級で損をするなどを指しますが、 満期で乗り換える場合はそのようなペナルティはありません。

 手続きは難しくない

インターネットからクレジットカードで申し込む場合は、保険始期日の前日でも申込可能です。さらに印鑑不要ですし、前契約に自動継続特約が付帯されていなければ前保険会社への解約連絡もなしで乗り換えが完了します。

 同補償で保険料が安くなる

アンケートの回答者の多くの方が同じ補償内容で保険料が安くなっています。ネット型損保の新規契約だと新規割引が大きいためより保険料のメリットがあります。

自動車保険乗り換え・切り替えのデメリット

 満期日前の解約は損をする

満期日前に乗り換える場合は、等級の進身が遅くなり、解約返戻金が少なくなります
また、満期を過ぎてしまったら保険契約に空白期間が発生します。さらに満期の翌日から7日以上たってしまうと等級がリセットされます。 そのため各保険会社では満期日での保険会社切り替えをおすすめしています。

 現在の契約との補償差に注意が必要

現在の契約と同じ補償で乗り換えられているか、保険料が大きく変わった場合の確認項目を中心にチェックしてみましょう。 それでも補償が心配な場合は各保険会社のカスタマーサービスで相談が可能ですので、利用してみることをおすすめします。

保険証券を撮影して見積もり

保険会社によっては現保険証券を撮影して、見積もりを算出してくれるサービスがあります。補償設定が心配な方は利用してみましょう

ソニー損保写真でカンタン見積もり
SBI損保カシャッピ

 等級プロテクトが適用されない

現在の契約で保険を使用したが等級プロテクト特約によって、等級が下がらない状況になっている方が該当します。等級プロテクト特約が適用できない保険会社もありますので、適用事故がある場合は現契約を確認したうえで、同じ保険会社の継続をおすすめします。

まとめ:自動車保険の乗り換え注意点

自動車保険の切り替え手続きやについて、保険会社からの注意点や乗り換え経験者のアンケートをもとに、自動車保険の乗り換えについて解説してきました。 最後に自動車保険の切り替え手続きの大事な注意点をまとめますので、ぜひ参考にして乗り換えのメリットを享受してください。

切り替え手続き:注意事項まとめ

  • 満期日以外の切り替えはデメリットがある
  • 等級引継ぎができない共済がある
  • 乗り換えると等級プロテクト特約が適用できない場合がある
  • 支払方法と申込期日(補償開始日)は保険会社によって違う
  • 現契約に自動継続特約がある場合は解約連絡が必要
  • 保険料の未払いはしない