ファイナンシャルプランナー無料相談は注意するべき?│おすすめのFP相談3選

家計の見直しや資産運用の相談など、よりよいお金の使い方をアドバイスしてくれるファイナンシャルプランナー。ただし、無料で相談できるには訳がある?危険?注意が必要? この記事ではFP相談利用者の経験談、何に注意するべきか? 安心して相談できるおすすめのFP相談を3社紹介します。
ファイナンシャルプランナーの無料相談は危険?注意が必要?
結論:注意が必要な無料FP相談もある。
無料相談のからくりは、ファイナンシャルプランナーが紹介した商品の手数料をもらえるから。
FP相談利用者のアンケートでは相談結果に満足した人69%と多数。一方不満の13%は不快な商品提案を受けたという理由です。
相談することで自分では調べきれない情報がもらえるため、商品提案を受けても、得られる知識量と比較してメリットが大きいFP相談。筆者が実際に相談をうけて経験した、商品提案が不快にならない注意不要のファイナンシャルプランナー相談を紹介します。
目次
ファイナンシャルプランナー相談とは
ファイナンシャルプランナーの相談(FP相談)は、個人のお金に関する問題であれば幅広く相談可能です。
- こんなことが相談できる
- 家計見直し
- 結婚、子育てなどの資金
- 資産運用
- 税金など節税
- 備える保険
- 住宅ローン
- 老後の資金
- 相続
ファイナンシャルプランナーの役割
税金、不動産、ローン、保険、教育資金、年金、資産形成など、お金との付き合いは生きている限り続きます。人生でお金の知識は重要ですが、お金に関する制度や情報を理解して、賢く家計をやりくりするのは大変です。
そこで、人生のお金に関する問題を総合的にアドバイス・サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
ファイナンシャルプランナーの資格とは?
ファイナンシャルプランナーは国家検定であるFP技能士(1~3級)。 さらにFP技能士2級の資格を持っている人は日本FP協会のAFP資格。さらにAFP認定者はCFP資格を受けることができます。
日本FP協会の情報によると、AFP認定者は約16万人(2022年3月現在)。CFP認定者は約2.6万人(2024年2月現在)で、認定者は2年ごとの資格更新と、所定の継続教育が義務付けられています。
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FP相談利用者の声:無料相談って危険じゃない?注意は必要?
ファイナンシャルプランナーに家計の相談をすることで、一体どんなメリットがあるのか? 何に注意するべきか。スマートマネーライフでは独自アンケートを実施。相談利用者の体験談を紹介します。
アンケート調査 | |
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調査期間 | 2024年7月30日~8月6日 |
調査対象 | ほけんの窓口で保険相談を受けたことがある30名 |
調査方法 | インターネット調査 |
調査機関 | 株式会社マクロミル |
設問内容 | 相談したFPはどのように選びましたか? なぜFP相談を受けようと思いましたか? 相談結果には満足していますか? 具体的に満足な点と不満足な点があればぜひおしえてください。 金融商品や保険商品の加入を強くすすめられましたか? |
- FP相談経験者の声まとめ
- 相談は無料が主流
- 相談後の満足度は高い
- 強引な勧誘はない
🤔相談にいくら払った?
まずは相談にあたっていくら支払ったか?という点から確認しました。
96%の回答者が相談料「無料」
多くの回答者がFP相談を無料で受けていました。 保険・住宅・銀行を経由するFP無料相談はすぐに予約して気軽に利用できます。 さらに相談でもらえるキャンペーン特典などを利用して相談するケースも見られました。
無料相談にはからくりがある
無料の相談にはからくりがあります。顧客は相談無料の代わりに、FP相談を通じて金融・保険商品に顧客が加入した場合、 紹介したFPには手数料が入ります。そのため多少なりとも商品の提案があることは念頭に置きましょう。
有料相談は少数
5,000円の相談料を支払ったケースもありましたが、 多くの人は無料での相談を選んでいます。
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🤔相談後の満足度は?
無料相談にも関わらずアンケートの回答者の満足度は総じて高い結果でした。
非常に満足3%・満足66%
非常に満足した回答者の傾向としては、「担当者への好感」と「相談の成果」の2つのポイントがありました。
担当者への好感
- 親身になって話を聞いてくれた
- 分かりやすく丁寧に説明してくれた
- 自分の家族構成や収入などに合わせて具体的にわかりやすく話をしてくれた
- 契約中の保険内容を見て重複を指摘してくれたこと
相談の成果
- 将来の設計や資産形成の計画ができた
- 保険の見直しができた
- 今後の見通しが持てた
銀行からの生涯設計提案を受けて、将来を考えた資金繰りが必要と感じたため相談に応じた。
銀行窓販での保険勧誘が銀行側の戦術だったと思われるが、当方も万が一の医療保障と資産形成ができた。 医療保険もAUD建て個人年金保険も大当たり。当時の副支店長に感謝。
商品勧誘は受けなかったが銀行の提案資料は的を射ており納得。
ペッパー将軍 さん 70代男性
日時を指定したら、空いているFPが担当につくシステムで無料相談。子どもの保険について相談したかったので予約しました。自分が考えていた視点とは違う角度からの意見が聞けて満足です。
さっちゃんママ さん 40代女性
不満を持った回答者は13%
相談結果に不満を持った回答者は、無料相談であるがゆえに商品を提案されたことに対する内容でした。
営業重視
- 相談者に合った商品よりも、担当者自身の利益になる商品を勧められた
- 相談者の意見やニーズを十分に考慮せず、営業目的が強く感じられた
- 住宅会社とグルになって、無理にローンを勧めてくるような対応があった
🤔どうやってFPを選んだ?
無料相談でかつ高い満足度のファイナンシャルプランナーは一体どのように選んだのでしょうか?実際FPの選び方については、回答者によって様々でした。
知人からの推薦
同僚や知り合いからの紹介というルートが信頼性の高い情報源として活用されていました。信頼できる知人からの推薦により、安心して相談する人が多いようです。
保険・銀行・住宅などの企業経由
保険の窓口や、ハウスメーカーや銀行の紹介を通じて相談に至ったケースもありました。このように企業を通じてFP相談を受ける場合は、企業側がマッチングした担当ファイナンシャルプランナーとの相談になります。
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イベント、セミナー、経済紙の紹介など
イベントやセミナーでの出会いをきっかけにFPを選ぶケースもありました。事前にFPの知識や対応や評判を確認できる点にメリットがあります。
特典やキャンペーン
一時的な特典付きやキャンペーンに応募するためにFP相談を受けるケースもありました。無料でプレゼントをもらえることがあるため、気軽にFP相談を受けている印象です。
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🤔どうして相談したの?
経験者はどのようなきっかけや疑問がって相談したのでしょうか。
保険で疑問があった
生命保険や学資保険の相談など、保険の見直しや新規加入を検討するためにFP相談を利用する人が多いです。 自動車保険や住宅保険と違い、遺族や病気に対する備えはわかりにくく具体的にどのような保険に入るべきか悩んでいる場合に相談が役に立つようです。
家計見直しや資産設計のアドバイスが欲しかった
家計や資産設計の見直し、将来の資金計画に関する相談が多く、ライフスタイルの変化に伴ってFPのアドバイスを求めるケースが一般的です。
家の購入で企業から勧められた
家を購入する際の住宅ローンは家計に影響する大きなイベントです。 住宅会社の紹介を通じて資金計画についてのFP相談を受けたという回答がありました。
将来の資金計画
具体的な将来の資金計画を立てるために、将来を見据えた投資先の検討などでFP相談を利用した回答もありました。
🤔商品勧誘はどれくらいあるの?
無料FP相談は、私たちはファイナンシャルプランナーという専門職に無料でアドバイスをもらえます。 しかし、FPにとってメリットはどこにあるのでしょうか?一般的にはFP相談を通じて相談者が金融商品や保険商品に加入した場合、FPもしくは企業は手数料を受け取ることができます。
このような構造ゆえに無料FP相談は金融商品の強い勧誘をうけるのではないか?という点が気になります。 そこで経験者にどのような勧誘を受けたか確認しました。
70%は勧誘を受けていない
提案を受けた内容に納得して商品契約を決めたという回答はありましたが、 多くの回答者は金融商品や保険商品の加入を強くすすめられることはありませんでした。
おすすめ程度の勧誘が16%
軽くすすめられたり、少し急かされたと感じています。ただしどれも強引な勧誘を受けたわけではないため、断ったりスルーするなどして対応できるレベルです。
編集部厳選:無料FP相談のおすすめ3選
スマートマネーライフでは、編集部自らファイナンシャルプランナー相談を受けて、各サービスの特徴を研究しています。その中でも今回、特にFP相談への不満で多かった「営業目的」「商品勧誘が不快」といったようなことのない、 本当に私たちがお勧めできる無料FP相談のおすすめを3社厳選して紹介します。
マネー全般おまかせ!:マネーキャリア
- 相談者と専門家をマッチングするWEBサービス
- FP資格取得率100%
- 相談前に専門家プロフィールを共有、担当者の口コミ確認も可能
- LINEで相談予約できる
- 女性FP多数
マネーキャリアは、株式会社Wizleapが運営する国内最大級のオンライン保険サービス(保険代理店)です。お金に関するすべての悩みをオンラインで解決することを目指している会社です。
連携している70社以上の金融コンサルタント会社に所属するFPと相談者を、マッチングしてくれます。
評価の低いFPが対応することがないように、仕組みづくりが徹底されています。オンライン相談の前に、FPのプロフィールを共有して担当者変更ができたり、独自のスコアロジックでFPを評価できます。
- オンラインサービスが充実している会社が良い
- 相談員の知識レベルを重視。専門分野の有資格者が良い
- 相談員は自分で選びたい
- 保険に限らず、家計や住宅ローンの相談もしたい
店舗数 | なし |
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相談方法 | オンライン・訪問 |
保険会社の数 | 37社 |
FP保有者 | FP取得率100% |
相談員がベテランぞろい!保険見直しラボ
- 訪問型保険代理店では国内最大級規模
- コンサルタントの業務経験が長い(平均12年)
- お客さまによる点数評価制度(お客様アンケートでコンサルタントを評価)
- イエローカード制度(過度な営業行為や失礼な応対を防ぐ仕組み)
【保険見直しラボ】今すぐ予約!
国内最大級規模の訪問型保険代理店。コンサルタントの業務経験平均12年。お得なキャンペーン実施中
保険見直しラボは、株式会社Jリスクマネージメントが運営する保険相談サービス(保険代理店)です。
店舗相談のみならず、自宅や勤務先など指定した場所に来てくれる訪問相談が強いです。
また、コンサルタントに対する客観的な評価制度が整っています。お客さまがアンケートでコンサルタントを点数評価したり、失礼な顧客応対を防ぐイエローカード制度があります。そのような中で、コンサルタントの業務経験が平均12年というのは信頼感が持てますね。
- 訪問サービスを希望する
- 相談員の知識・応対レベルを重視している。自分に合った相談員を見つけたい
- お得なキャンペーンを利用したい
店舗数 | 70 |
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相談方法 | 店舗・オンライン・訪問 |
保険会社の数 | 37社 |
FP保有者 | - |
キャンペーン | 保険相談&アンケート回答でもれなくひとつもらえる ゆめぴりか 熟成牛タン 高級雪室熟成豚 タイ料理ペースト アルガンオイル 日本一醤油セット マカロン |
保険見直しラボの保険相談は、FP資格を持った平均経験年数12.1年のベテランコンサルタントが、丁寧にヒアリングし最適な保険を提案するサービスです。
保険中心ではありますが、ベテランコンサルタントという点がポイントで、窓口でありがちな新人にあたってしまって、相談していて心もとないといったようなことにはなりません。
子育て世代に強い!ほけんのぜんぶ
- 子育て世代から圧倒的な支持
- 相談受付時間24時間、土日夜間対応、オフィスやカフェに出張可
- 保険だけでなくお金のぜんぶに対応
ほけんのぜんぶは、株式会社ほけんのぜんぶが運営する保険ショップ(保険代理店)です。
日本コンシューマーリサーチによる保険相談サービス10社を対象としたブランド名イメージ調査で「信頼度」「安心して相談できる」「子育て世代におすすめしたい」で1位を獲得しています。
オフィスやカフェでの出張相談も可能なので、忙しい子育て世代から圧倒的な支持を得ています(子育て世代相談件数40,000組)。
- 子育て真っ只中の親御さま
- 都合に合わせて相談場所を柔軟に選びたい
- 保険だけではなく、住宅ローン・資産運用・相続などお金全般の相談をしたい
- お得なキャンペーンを利用したい
店舗数 | 30拠点 |
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相談方法 | 店舗・オンライン・訪問 |
保険会社の数 | 40社以上 |
FP保有者 | 350名(100%) |
キャンペーン | 保険相談完了で選べるプレゼント 近江牛小間切れ ゆめぴりか タンブラー アンパンマン皿 クーラーバック ロクシタンハンドクリーム |
まとめ:ファイナンシャルプランナー無料相談と注意点
ここまで経験談を中心にFP相談について確認してきましたが、FP相談にはいくつか種類があることがわかりました。またそれぞれの注意点についても解説します
企業紹介のファイナンシャルプランナー
保険や銀行の窓口での無料相談。ハウスメーカー紹介の無料FP相談などの場合をここでは企業紹介のファイナンシャルプランナーとします。
この場合、相談員はFP資格を保有しているので総括的にアドバイスを行ってもらえると思ってしまいますが、あくまでも仲介先の銀行の営業、保険の営業がFP資格を保有しているという考え方で相談をうけることをおすすめします。
それでも、採算度外視で親身に相談に乗ってくれる相談員もいるため、経験者アンケートでは満足度の高い様子が見られました。家計全てに関してアドバイスに乗ってもらうというよりも、 元々持っていた不安や疑問を解消できる納得した商品を紹介してもらえれば良いという割り切った姿勢で相談を受けると、不満も軽減できます。
相談するときは細かい情報提供を
一方で、相談を受けるときの注意てんとしては、相談者があいまいな情報提供にとどめると、ファイナンシャルプランナー側も精度の高い提案はできません。
そのため、より効率よく納得のいく相談にするために相談者は「現在の家計の状況や悩み、希望を細かく開示する必要」があります。
たとえば下記のような資料を一度集めてみてから、ファイナンシャルプランナーの相談を受けると、時間が無駄にならず納得のいくアドバイスをもらえる可能性が高まります。
- 精度の高い提案を受けるには?相談前に情報チェック
- 通帳など
- 家計簿
- 給与明細
- 固定費の明細書
- 保険証券
- ねんきん定期便
- 住宅ローンの返済予定表
- 将来の目標や希望
通帳など預金額
すぐに使えるお金がどれくらいあるのか理解することで、家族構成と将来の希望から必要以上に貯蓄していないか。貯金は十分かといったことが判断できます。
給与明細
年間でいくらの収入があるか。ボーナス額も含めて細かく把握しておきましょう。また家族を代表して一人で相談を受ける場合は配偶者の収入状況も把握しておくことをお勧めします。
固定費の明細書・保険証券
家計の効率化で重要なのは、何もしなくても毎月出ていくお金を最適化することです。光熱費、通信費、保険料などの費用を指します。
ねんきん定期便・住宅ローンの返済予定
将来を見越した資金計画や備えの相談もファイナンシャルプランナーに相談するメリットです。長期的にもらえるお金や払わなければいけないお金についても提示することでより具体的な提案を期待できます。
将来の目標や希望
他に比べて抽象的ですが、子どもがいる場合どのような学校に入れたいのか?老後はどのように過ごしたいかといったように、学費や老後の生活スタイルの希望がある程度はっきりしていると、余計な備えや不足している部分などが明確になります。そのため、相談前にできる限り将来の希望を具体的にしておくことをおすすめします。
さいごに:ファイナンシャルプランナーに相談するなら
ファイナンシャルプランナー(FP)資格を持っている相談員にも、得意な分野があります。ファイナンシャルプランナーの立場によっては商品勧誘があることも理解しておきましょう。
資産運用や教育費・老後資金の準備などインターネットを見ていても、得られる情報は限られます。 時間をかけずに幅広い知識を持つ専門のFPへ相談は商品提案を受けてもメリットがあります。納得しない場合はセカンドオピニオンとして別の相談を受けるなど、 構えすぎずに無料相談をうまく活用しましょう。