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 更新日:2025年3月21日
 更新日:2025年3月21日

「ほけんの窓口」はやばいのか?無料相談でなぜ儲かるの?利用者200人の本音独自アンケートから、相談って役に立つの?相談したら契約しないといけない?といった気になる本音を探ります。さらに記者自身が保険相談を受けた体験レポ、お金の専門家にほけんの窓口のメリットデメリットを忖度なしで解説いただきました。

ほけんの窓口の「やばい」を検証

ほけんの窓口が「やばい」のかについて、「ほけんの窓口は役に立つのか?200名の独自調査」、「ネット上の評判口コミ」、「筆者の相談体験レポート」、「専門家のコメント」をもとに総合的に確認します。

Yoshino-yuichi

専門家

記事監修吉野裕一

ファイナンシャルプランナー。FP事務所「MoneySmith」代表。相談者一人ひとりの状況に合わせた丁寧なアドバイスを心がけ、資産運用や保険、住宅ローンなど、幅広い分野の相談に対応。コラムやセミナーなどを通じて、お金の知識を広める活動も行っている。

ほけんの窓口ってどんな会社?

ほけんの窓口は、ソニー生命の営業マンが保険会社に縛られない保険比較サービスを提供するために設立した来店型の保険ショップです。

会社名ほけんの窓口グループ株式会社
ブランド名ほけんの窓口
店舗数704店舗
年間総相談件数97万件
取り扱い保険会社数約50社

出典:2024VALUE REPORT ほけんの窓口 

1995年に会社を設立し、2000年に1号店がオープン。2006年に「ほけんの窓口」のブランド名となりました。2024年の現時点で全国に704店舗を展開する国内最大の保険ショップに急成長しています。スマートマネーライフが独自で調査した保険相談比較でも店舗や相談の質で1位を獲得しており、間違いなく保険相談の最大手企業といえます。

なぜ無料で相談できるのか?そのからくりは?

無料相談を売りにしていますが「ただより高い物はない」といわれるように、どうして無料相談できるのでしょうか?気になります。しかも駅前などの不動産一等地にたくさん店舗があるのに経営は大丈夫なのでしょうか。

さらに雇っているスタッフはファイナンシャルプランナーの有資格者など、相談のレベルも高いようで「本当にお金いらないの?」という口コミもありました。

初めてほけんの窓口に行ってみた。
保険に関して何となく負の印象があって今まで避けてたけど、もっと早く行けば良かった。
会社の健保の制度まで調べて、どのリスクにどの程度備えればいいかを一緒に検討してくれた。
来週も相談に乗ってくれるそうで、本当にお金いらないの?って感じ。

— お金大好き夫婦@STEPN沼 (@mezaseslowlife) March 13, 2022

慈善事業ではありませんし、顧客にすぐに来てもらうためには利便性の良い場所に店舗を置く必要があります。さらに相談に対する高い満足度を維持するためには優秀なスタッフを雇用する必要があります。

相談が無料のからくりは手数料 相談窓口から申し込みのあった保険契約に対して、保険会社から「ほけんの窓口」へ代理店手数料が支払われています。ほけんの窓口はその手数料で運営されています。

無料で相談や提案を受けられる代わりに、私たちがその提案に納得し、ほけんの窓口経由で保険契約した場合、ほけんの窓口は契約先の保険会社から手数料を得ることができるのです。

ほけんの窓口のValueRepotを調べると最新情報では契約数357万件となっています。
引用: ほけんの窓口ValueReport2024

また、ほけんの窓口の決算公告には、保険ショップの収益認識について下記の記述が冒頭あります。

保険険契約の締結の媒介後、保険会社が保険契約を検収し、保険会社が保険(サービ ス)の支配を獲得した時点で、履行義務が充足されるものであり、当該履行義務充足時点で保険契約者が支 払った保険料に対し、一定の料率を乗じること等により算定された金額により収益を認識しております。

要するに、ほけんの窓口は保険会社に代わって、保険契約を獲得し、保険会社から代理店手数料をもらっています。そのため、ほけんの窓口にとって保険契約は大事な収益源です。

ほけんの窓口の本音としては、無料で相談を受け、オーダーメイドの保険提案をします。そのかわり提案に納得したら是非加入してくださいねというところでしょう。

こうなると相談する側が不安になるのが「相談したら。しつこく営業をかけられるのではないだろうか」ということです。しかし、実際、利用者200名の調査でも、筆者の体験でもほとんどしつこい営業勧誘はありませんでした。

相談を受ける立場としては、あまり身構えず提案が気に入ればその保険に加入すればいいし、疑問に感じたら保険加入しなければいいという考え方で相談に行くのがよいと思います。

\ 何度でも無料相談できる /
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ほけんの窓口の良い評判・悪い評判

X(旧Twitter) や Google からほけんの窓口に対する評判を確認して、主な内容を一覧にしました。

客観的には良い評判のボリュームが多かったですが、悪い評判も少なからずあるため相談という性質上、満足度は「担当の対応」が全てになることがわかります。担当者との相性で評判は賛否両論のようです。

項目良い評判・口コミ悪い評判・口コミ
雰囲気
 何度も親身になって相談に乗ってくれた
 子どもがいても優しい
 売りたい雰囲気が伝わってきた
 口車に乗せられた?
提案力
 公的保障・NISA・iDeCoの説明もしてくれた
 担当が知識ありしっかりしていた
 各社比較検討できて納得
  説明がわかりやすい
 担当任せで契約して後悔
 手数料の高いところだけすすめてくる
 頼りなかった
事務処理
 手続き全部してもらえる
 書類まとめてくれる
その他
 行って本当によかった
 契約後も気にかけてくれる
 何度も行かないといけない
 行くのが面倒くさい

他保険ショップとの口コミ・評判比較

保険ショップは「ほけんの窓口」以外にも複数あります。店舗でも雰囲気が違うと思いますので、それぞれのショップが総じてどのような口コミ・評判で評価をつけられているかの比較してみました。

検証方法 Google map の店舗毎についている口コミの平均と、口コミの数を並べた表が下記のとおりです。それぞれランダムに表示された100店舗を抜き出し・平均評価数と口コミ・評判数を確認しています。

保険ショップ名ほけんの窓口ほけんの110番イオン保険相談
最高5点4.7点4.6点4.3点
口コミ数13,332件2,946件930件

ほけんの窓口は断トツの口コミ数でありながら、高評価を得ています。 これだけ口コミ数があれば悪い評価がつく可能性も高くなります。そのため口コミ数と評価数値から判断すると、ほけんの窓口は他ショップに比べて相対的に「高評価」といえます。

評判検証:ほけんの窓口利用者200名に無料相談の実態を詳しく調査

時間を割いて保険相談するからには「役に立つ」アドバイスなのか気なるところです。スマートマネーライフでは「ほけんの窓口」利用者200名を対象に口コミの内容を中心に、無料相談の実態を調査しました。

アンケート調査
調査期間事前調査:2025年2月19日
本調査:2025年2月20日
調査対象3年以内にほけんの窓口の店舗で保険相談を受けたことがある方200名
調査方法インターネット調査
調査機関アイブリッジ株式会社
本調査設問内容
  • ほけんの窓口の提案までの相談プロセスについて、それぞれの段階でどのように感じましたか?以下の項目について5段階で評価してください
  • ほけんの窓口の担当者について、以下の項目について5段階で評価してください
  • 保険の提案前に行われたヒアリング(ほけんの窓口担当者からの事前質問・相談者の状況把握)について、どのように感じましたか?
  • ほけんの窓口で提案された保険商品の種類について、どのように感じましたか?
  • ほけんの窓口で提案された保険商品やアドバイスについて、どの程度納得できましたか?
  • 保険の提案前に行われたヒアリング(ほけんの窓口担当者からの事前質問・相談者の状況把握)について、どのように感じましたか?
  • ほけんの窓口で提案やアドバイスを受けた際、もしくは相談後にしつこい営業と感じる場面はありましたか?※相談後のフォローとして1回程度の連絡があることは一般的ですが、何度も連絡があった場合など、しつこいと感じたかどうかをお答えください。
  • ほけんの窓口での相談の結果、保険の契約や変更・解約を実行しましたか?
  • ほけんの窓口での相談は、あなたにとって役に立ったと感じましたか? ※相談前に持っていた目的や期待(保険の見直し、最適な保険の選択など)を達成できたかどうかを踏まえてお答えください。
  • 先ほどの質問についてさらに詳しくお伺いします。どのような点で「役に立った/役に立たなかった」と感じましたか?具体的にご回答をお願いします。
  • ほけんの窓口での相談に行く前に、事前に調べておけばよかったこと、または用意しておくべきだったものはありますか?

ほけんの窓口は役に立つのか?

75.5%の利用者が『役に立った』と回答

ほけんの窓口での相談は、利用者にとって役に立ったと感じたのか?保険相談前の目的や期待を達成できたかどうかを踏まえて5段階評価で調査しました。

結果、29.5%が『とても役に立った』、46%が『役に立った』と回答。合計75.5%の利用者が「役に立った」と感じていることがわかります。

ほけんの窓口│役に立った回答

役に立った回答者のコメント

自分に適した保険を見つけられたことや、保険料を削減できたこと、プロフェッショナルな対応を受けられたことに満足しているコメントが目立ちます。

色んな保険の種類がある中ですべて説明してくれ、かつ合っている物を進めてくれた。こちらの質問にも真摯に答えてくれとても分かりやすかった。

宮城県39歳女性/相談理由「学資保険に入りたかった」

保険について全く知識がない状態で行ったが、自分に何が必要なのかとてもわかりやすく説明してくれたから納得して保険を選べた

神奈川県36歳女性/相談理由「自分に合うものを紹介してほしかった」

役に立ちすぎて、私が入る必要はないとはっきりいってくれた。

神奈川県59歳女性/相談理由「医療保険」

公平に保険会社を扱っていたので、自分の中では候補に挙げていた会社の不備に気づいた。

愛知県54歳男性/相談理由「申請のしやすさ」

余分な保証を削って掛け金が安くなった

大阪府52歳男性/相談理由「保険適用の範囲」

前に契約していた保険の保険料が上がるタイミングで適切な保険の加入に切り替えられた

埼玉県46歳男性/相談理由「保険料が抑えられないかを検討した」

自分だけでは時間がかかったと考えられることが比較的時短で済ますことが出来た。比較検討がコスパ良くできたと思う。

大阪府43歳女性/相談理由「自分の年齢に合った保険を教えて欲しい」

どちらでもない回答者のコメント

大きなメリットを感じたわけではないが保険選びのための参考にはなったものの、決定的な要素にはならなかった人が一定数いることがわかります。

多くの種類の保険が知れたし、どういった保険が自分に合っているのか知ることができた。

宮城県51歳女性/相談理由「保険料を節約したい」

選択肢は多いけれども、最終的に自分に一番に利益となるポイントがよく理解することが出来なかったことです。

北海道60歳男性/相談理由「現在どうような保険が設定されているか」

特にない、多分人によって意見が異なるが、期待したほどでもなかった。

奈良県64歳男性/相談理由「生保と損保のトータルな保険料」

役に立たなかった回答者のコメント

保険の相談は「中立性」が求められるものですが、営業色が強く感じられたり、説明が不十分だったと感じた人も一定数いました。

内容に具体性が無い

東京都50歳女性/相談理由「簡潔で分かりやすい説明」

どうも推しがあり、どうしてもそこに結び付けたい意思があり、お客様を見ているのではなく、自分の立場、会社からの指示なのか、どちらを向いているのか、わからない

神奈川県62歳男性/相談理由「お得な保険」

一方的だった

福井県41歳女性/相談理由「自分に合っているか」

複数の保険商品の提案はあるか?

提案された保険商品の種類が『多かった』『適度にあった』利用者は91.5%

ほけんの窓口を利用した人の多くは、「複数の保険会社の商品を比較したい」「中立的な視点で検討したい」という理由で保険相談に訪れています。 では、実際にどの程度商品を比較できたのでしょうか? 提案内容の納得度とあわせて確認します。

ほけんの窓口│商品提案の種類回答

次に利用者が期待する点である、「複数商品の比較ができるのか?」という項目について調査を行いました。その結果。提案商品の種類が『多かった』43.5%、『適度にあった』48%という結果になり、保険商品の種類は充分な量で提案されるといえます。

💡提案商品の種類が多いと、納得感を持つ人が多い

さらに、提案された商品の種類が『多かった』『適度にあった』と回答した91.5%(183名)の内、約8割の利用者が『とても役に立った』もしくは『役に立った』と回答しました。 提案商品数が多いと納得感が高くなりやすい傾向がわかります。

相談したら契約しないといけない?

無料保険相談の利用結果、『ほけんの窓口で手続しなかった利用者』は57%

無料保険相談に行くと「必ず契約しなければならないのでは?」「相談だけで終わらせられるのか?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。そこで、実際に「ほけんの窓口」で契約・変更・解約などの手続きをしたかどうかを調査しました。

その結果、38%の利用者は何も手続きをせず、19%は自分で手続きを進めていたことがわかりました。

ほけんの窓口│契約の手続き回答

つまり、一定の利用者は「相談して知識を得た上で、自分で判断し手続きを進める」選択をしていることがわかります。

一方で、アドバイスを受けた結果、一部の補償を削除したり、新たに加入したりといった手続きが発生することもある ため、その場合は「ほけんの窓口」で契約や変更の手続きを代行してもらう方法を選ぶ人もいました。

的確なアドバイスと的確な保険商品の提案があった。 今の自分に合っていない保険は一部削除して今必要な新たな保険にも加入した

三重県58歳女性/相談理由「今の自分にあった保険を提案してもらいたい」

この結果から、「相談=契約」ではないことがわかります。さらに必要があれば契約や変更手続きを代行してもらえる点で、より利便性の高いサービスであるといえます。

しつこい営業はないか?

69.5%の利用者が『しつこい営業はなかった』と回答

調査の結果、69.5%の利用者が『しつこい営業はなかった』と回答しました。これは多くの人が勧誘を心配することなく無料相談を利用できることを示しており、必要以上に強引な勧誘を受けるケースはほとんどないことがわかります。

一方で、17%の人は『断ったにもかかわらず、同じ提案を続けられた』と回答しており、多少の押し売りを感じた人もいるようです。また、13.5%の人は『相談後に何度も電話やメールで連絡があった』と回答しており、フォローアップが過剰と感じたケースも一定数見受けられます。

ほけんの窓口│しつこい営業回答

調査結果から、ほとんどの利用者は営業をしつこく感じることなく相談を終えているものの、一部の人にとっては営業が負担に感じられるケースもあることがわかります。

相談プロセスや担当者に問題はないか?

すべての項目に対して過半数の利用者が『よかった』『満足』と回答。

わからないことを相談しに行くにあたって、「上から目線で説明されないだろうか。」といった不安は誰しも少なからずあると思います。この調査では相談に対するプロセスで雑なところはないか?担当者の対応は問題ないかについて調査しました。

ほけんの窓口│相談プロセスに対する回答ほけんの窓口│担当者に対する回答

ほぼすべての項目において、対応は「満足」「よかった」以上の評価を得ており、その次に「普通」という結論となっています。

担当者については特に良い印象を持ったコメントが目立ちました。

相談させて頂いた担当者の方が とても親身で相談しやすかった。

東京都40歳女性/相談理由「家計管理」

専門知識が豊富で、丁寧な対応だった。

愛知県57歳男性/相談理由「比較」

調査結論:ほけんの窓口無料相談は役に立つ

スマートマネーライフ編集部が行った調査結果と、実際に記者が相談体験した約8社の無料保険相談の共通点を総合すると、無料保険相談は多少営業を受けたとしても、それを上回る価値があるため「役に立つサービス」と言えます。

提案に納得いかなければ断る。複数の商品が比較できるように事前に希望を出す。などして上手に活用すれば、知識を深めながら時間の節約にもつながります。

比較体験レポ:ほけんの窓口に行ってみた-相談の流れと5つの特徴

ここからは記者が保険相談をいくつか受けて客観的に経験したことを紹介します。

ほけんの窓口

個人の感想ではありますが、比較して実際に相談を受けたことで、評判だけではわからないほけんの窓口の特徴が見えてきました。保険相談したいけど、ほけんの窓口が他の相談と何が違うのかわからない。悪い評判が気になるという方には参考になると思います。

保険相談ってどこも同じ?🤔筆者の体験レポまとめ

無料保険相談はどこも同じに見えます。5つの保険相談を経験した筆者としては、「同じに見えて、全く違う」というのが本音。ここでは「ほけんの窓口」の特徴をお伝えします。

「ほけんの窓口」では必要保障額をしっかり計算するため、 「何が本当に必要か」を深掘りして発見する相談スタイルです。 そのため事前の家計や将来像についての質問は他の保険相談よりも丁寧でした。

必要保障額とは、「病気で収入がなくなった。」もしくは「大黒柱が亡くなった。」といったように、金銭的にピンチになった場合、 国から受け取れる手当を差し引いても、生活維持に不足する金額です。やみくもに保険をかけるのではなく、必要保障額を確認した上で、「不足」する金額部分をどうやって?いくら?カバーするかを考える必要があります。

前提の必要保障額をきっちり理解したうえで、なぜここに保険かけるのか。どうして削るのか。という手段が明確になるため、腹落ち感のある保険選びができるところにほけんの窓口の強みがあります。

さらにどこにでも店舗があるため、資料を相談員と一緒に見て話しができる点は、地味ながらも大きなメリットです。オンラインやカフェ面談では見積もりがすぐに出てこないこともありますし、パンフレットなどPDFでもらっても、保険会社によってフォーマットが違いすぎて比較しにくく、よくわからないまま終わることもあります。

一方、「必要な保障額がすでに明確な方」や、「保険商品の比較だけしたい方」「店舗まで行くほどでもない」という方は、ほけんの窓口の相談スタイルだと不満に感じるかもしれません。

1.相談の入り方がスムーズ

  • 相談を終えたい時間
  • 相談で知りたいこと
  • 病気診断はないか。会社関係者ではないか。

まずは、相談前に知っておかなければいけないことをきっちり確認したうえで相談に入ります。これは当たり前なのですが意外と大事なのです。

相談に入ると結構あっという間に時間が過ぎていきます。他の来店型ショップでは、初めに終了したい時間の確認がなかったため、焦って切り上げるようなことがありました。

ここに注意! ほけんの窓口の特徴であるじっくり相談のメリットを受けるには、1回の相談で1時間半から2時間程度の相談時間は必要です。
アンミカさんのCMにあるように「買い物ついでによってや」という時間ではありませんので、時間がない人は、はじめにはっきり伝えましょう。

2.いきなり商品説明に入らない・じっくり相談型

まず記者の保険加入状況を確認してもらいましたが、個別保険の説明は一旦脇に置かれます。

まず、生命保険とはどのようなものか?の説明をしたうえで、知りたいことの確認があります。次に家族構成や貯金・予算を説明します。

最後に、家族に万が一のことがあった場合、現在から将来にわたっていくら必要か。そのうち公的保障される金額はいくらかなど遺族年金など複雑な計算のシュミレーションをして必要保障額を割り出してくれます。

これらのやりとりに30分以上はかかります。このような説明なしにいきなり個別保険の紹介に入る保険ショップもありました。好みは人それぞれですが、ほけんの窓口はじっくり相談型といえます。

ここに注意! 必要保障額はきれいに算出してくれますが、将来の必要額が配偶者の稼ぎだけで計算されていたため疑問に思いました。
公的補助はもちろん、残された家族の将来稼ぎなども加味することで必要保障額は少なくなります。するとその分掛ける保険も縮小されます。  必要保障額はとても重要で、この金額にそって保険提案されます。担当者に計算してもらった保障額は鵜呑みにせず、自分でも一度考えてみる。疑問があれば修正してもらうことをお勧めします。

3.説明がわかりやすい=質問に答えやすい

来店で相談すると担当者の手元のメモで商品概念など図形を書きながら説明してくれるので何を話しているのか、すっきり理解ができます。

そのため、向こうからなにかを質問されたり希望を聞かれた際に理解しているので答えやすいのです。

他の保険ショップでは、そもそも説明されている保険商品の細かい理解が追いついていないため、一体何を質問されているかわからないことが多発していました。

ただし残念ながら説明に使っている担当者側のメモをもらうことはできません。メモの写真撮影も禁止です

4.相談中の待期時間が最小限

必要保障額ではシュミレーションをしますし、保険提案では見積もりを希望に沿って手直しして提示してもらいます。

来店型保険ショップでは意外と担当はシステムを操作。相談者は待っているという時間があるのです。

そもそもシステムが動かなかったり、何度も見積を印刷したり、見積もりの変更入力でかなりの時間がとられる保険ショップもありました。 ほけんの窓口に関しては操作がスムーズで待ち時間少なく、見積もり印刷も最小限だったので他社に比べて無駄な時間が少ないといえます。

5.意外な提案があった

記者の貯蓄額を確認して、自分では調べきれなかった保険商品の提案がありました。 他の来店型ショップではどちらかというと、保険商品の比較が中心でしたので、提案で面白い発見があったのはほけんの窓口といえます。

ここに注意! 提案直後はとても魅力的に感じますが、そのまま突き進んで後悔をしないように、提案された保険は持ち帰って冷静に確認しましょう。

相談した後の営業は激しくない?ごり押しされるのは困る。

ほけんの窓口への不安としては、提案された商品を何度もしつこく勧誘されるのではないか。断るのが大変なのではないか。ということが挙げられると思います。強い保険勧誘を受けていい気持ちはしないものです。

記者の経験では相談後にメールがあっただけで、電話などで強い営業を受けることはありませんでしたし、100名アンケートでもしつこい勧誘がないことが裏付けされました。実際はどうなのでしょうか?

この点はほけんの窓口で働いている方の評価レビューの方が参考になると思いますので紹介します。

ほけんの窓口内部事情からの推測 固定給の割合が大きいため相談員には余裕がある印象。ただし成果による評価もあるため保険勧誘は積極的に行っている

レビューを見ると何が何でも契約というような雰囲気はないので、激しい営業を受けるということはないと考えられます。

しかし。繰り返しますがほけんの窓口は保険契約の手数料で運営されているため、相談に行けば少なからず積極的に保険紹介を受けることになります。

全体的にみると締め付けや数字の追い込みなどもなくかなり働きやすいと思います。 有休をとることも推奨されているので休めるし、半休、時間休も店舗スタッフとの相談次第でとりやすいです。・・・

—組織体制・企業文化・営業10年から15年 現職 中途入社男性 2023年4月22日

給与制度:固定給の割合が多いので安定しているがインセンティブを求める人には少し物足りない

—男性・営業・退職済み・中途入社・正社員 2023年4月22日

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ほけんの窓口で相談するメリット・デメリット-専門家のアドバイス

ほけんの窓口についてお金のプロである専門家はどのように見ているのでしょうか、専門家の見解とアドバイスについて紹介します。

メリット

  • 気軽に相談できる
  • 社員研修が徹底されている
  • 複数商品から比較できるので相談者に合った商品が見つかる
  • 相談は何度でも無料で丁寧

デメリット

  • 資産全体の話はできるが、保険提案が中心
  • 内容によっては金融商品が適しているケースもある

コメントをいただく専門家は本記事を監修してくださっているファイナンシャルプランナー事務所「Money Smith」代表の吉野裕一さんです。

専門家の視点:ほけんの窓口のメリット

ほけんの窓口メリットはこんなところ
Yoshino FP
FP吉野裕一さん
  • 気軽に相談できる
  • 社員研修が徹底されている
  • 相談者に合った商品が見つかる
  • 何度でも無料相談できる

気軽に相談できる

ほけんの窓口は、駅の近くやショッピングモールなど、普段の生活圏内にショップがあることで、気軽に相談に行けるというイメージがあります。

社員研修が徹底されている

社員研修も徹底されており、提案やアドバイスなどの質も高いといえます。相談に来た人や家族の状況を確認しながら、 必要な保障などを考えたうえで、相談者にあった保険商品を提案してもらえます。

相談者に合った商品が見つかる

取扱保険会社が多く、一般の人では普段目にすることの少ない保険会社や保険商品の提案を受けることもあり、相談者にあった保険商品を見つけることができる点もメリットと言えるのではないでしょうか。

何度でも無料相談できる

納得いくまで何度でも相談できることで、相談者にあった保険商品や保障内容を見つけることができると思います。

専門家の視点:ほけんの窓口のデメリット

ほけんの窓口デメリットはこんなところ
Yoshino FP
FP吉野裕一さん
  • 保険の提案が中心になる
  • 金融商品が適しているケースもある

保険の提案が中心になる

私が相談を受ける中で「ファイナン シャル・プランナーに提案されたのですが、本当に適切な提案でしょうか?」という相談も増えています。

FP資格を保有している保険募集人が多くなっている中で、保険代理店である以上、保険商品を売るための提案となり、本来であれば保険以外の金融商品の方が適しているケースも見受けられます。

金融商品が適しているケースもある

自分に合った商品で加入したと思っていても、公平な立場でアドバイスを行うファイナンシャル・プランナーからみると、 保険以外の商品や保険商品でもほかの商品の方が適しているということもあります。

専門家からのアドバイス

ほけんの窓口を活用するために
Yoshino FP
FP吉野裕一さん
保険は保障を準備するもの。資産運用は金融商品の方が適していることもあるので切り分けて考えましょう

ほけんの窓口では、徹底された社員研修で、丁寧な説明が受けられ、何度でも相談ができるという点やライフプラン・シミュレーションを行いながら必要な保障額などを確認して、保険商品を選ぶことができるので、相談する人にとって適正な保険商品を見つけることができると思います。

保険は保障を準備するもので、資産運用は保険以外で準備した方がいいケースもありますので、提案すべてを鵜呑みにしないことも必要です。

必要な保障に対して、どんな保険に加入すればよいかという相談は良いですが、教育費や老後資金の準備などは、本来は違う金融商品の方が適していることも考えられますので、分けて考えることが大切です。

逆に保障と資産運用を分けて行うことが効率的でも、長期間の管理ができないという人などは、敢えて貯蓄性の保険商品で保障と資産運用を合わせて行った方が管理しやすい場合もあります。

ほけんの窓口の金融商品取り扱い

吉野さんのコメントにある通り、ほけんの窓口の一番の目的はやはり相談者が取扱保険会社の保険に加入してもらうことですので、保険に寄った提案になりがちです。

しかし、資産に関するテーマは保険だけではなく、昨今限られた資金を保険・NISAやiDeCo・投資信託とどのように配分するかに大きな関心が集まっています。

ほけんの窓口もその需要はつかんだようで、金融商品の取り扱いを開始したようです。

NISA・iDeCoの取扱いはありますか?
2024年1月22日より、NISA・iDeCoのお取扱いを始め、資産形成について専門的にオンラインで相談いただけるサービス(資産形成サービス)を開始いたしました。

引用:ほけんの窓口公式HP|よくあるご質問

ほけんの窓口の注意点・騙されたと思わないために

ほけんの窓口は親身に相談に乗ってくれますし、提案してくれる内容は「こんな保険商品もあるのか。」という自分の知識では思いつかない気づきがあります

その一方で、あくまでも保険代理店であることは念頭に置いておきましょう。言われるがままに契約したあと、自分なりに情報を集めて後悔している口コミもありました。

保険相談全般に当てはまりますが、後悔をしてしまうと「騙された」という感覚になってしまうこともありますので、せっかくのプロへの保険相談が台無しになってしまいます。

保険相談をうまく活用するという視点で、なんとなくでも今入っている保険や必要保障額についてネットなどで情報収集をする。提案を受けたら冷静に自分なりに調べる時間をとる。わからなければ再度相談して疑問を解決するなどすると、より納得のいく保険に出会えるのではないでしょうか

  • 保険金はいくらかけるべきか?必要な保障額を自分でも考える
  • 相談で出てきた提案は持ち帰って客観的に調べる
  • 比較商品が少ないと思ったら担当者に確認する。
  • 「不安をあおられた」と感じたら一旦相談を終える

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まとめ:ほけんの窓口をおすすめする人

いかがでしたでしょうか。これまでの情報をもとにほけんの窓口をおすすめする人をまとめてみます。

  • 気になる保険があるけどいまいち理解できない
  • 今加入している保険にとらわれず、全体的に保険の見直しをしたい
  • 複数保険会社の商品から自分に合ったものを提案してほしい
  • 手続きやサポートは一括でお願いしたい
  • ごり押し営業は受けたくない

必要な保障は自分で管理できる。割安合理的なネット保険で充分。という方には正直おすすめできません。しかし無料で気軽に相談できる点では誰にでもメリットがありますので、ライフスタイルの変化などがあれば有益な相談ができるかもしれません。

ほけんの窓口よくある質問

それでは最後にほけんの窓口についてよくある質問をまとめました。

よくある質問一覧(ほけんの窓口)
質問1:どうして相談は無料なのですか?
回答1

相談者がほけんの窓口で保険契約をした場合、保険会社より代理店手数料が支払われます。そのため相談は無料で実施できています。

詳しくはほけんの窓口のからくりで説明しています。

質問2:ほけんの窓口は保険会社ですか?
回答2

ほけんの窓口は「保険会社」ではありません。「保険代理店」です。

「保険会社」は契約者と保険契約を締結する会社です。契約に基づいて契約者は保険料を支払い、保険金を支払う事案が発生したら保険金を支払う企業です。

一方、 「保険代理店」は各保険会社が売っている保険商品を保険会社に代わって顧客に販売します。また契約の内容変更などの事務処理を保険会社に代わって行います。