「ほけんの窓口」ってやばいのか。この記事では利用者の評判・口コミの徹底検証。100人の相談経験者への独自アンケート。さらに記者が相談を受けた体験から徹底解説します。
ほけんの窓口:やばいを徹底検証
専門家
記事監修:吉野裕一
ファイナンシャルプランナー。FP事務所「MoneySmith」代表。相談者一人ひとりの状況に合わせた丁寧なアドバイスを心がけ、資産運用や保険、住宅ローンなど、幅広い分野の相談に対応。コラムやセミナーなどを通じて、お金の知識を広める活動も行っている。
ほけんの窓口ってどんな会社?
ほけんの窓口はソニー生命の営業マンが設立した来店型の保険ショップです。
1995年に会社を設立し、2000年に1号店がオープン。2006年に「ほけんの窓口」のブランド名となりました。2023年の現時点で全国に806店舗を展開する国内最大の保険ショップに急成長しています。スマートマネーライフが独自で調査した保険相談比較でも店舗や質で1位を獲得しており、間違いなく保険相談業界の最大手企業といえます。
会社名 | ほけんの窓口グループ株式会社 |
ブランド名 | ほけんの窓口 |
店舗数 | 780店舗 |
年間総相談件数 | 92万件 |
取り扱い保険会社数 | 約50社 |
2024年7月末には中古車販売ウィーカーズ(旧ビックモータ)店舗で保険相談を始めるというニュース*も流れました。保険代理店インターネットが爆発的に普及した時代に、来店型でこれだけ急成長する理由はどこにあるのでしょうか?
*出典:日経新聞2024年7月31日|ほけんの窓口、ウィーカーズ(旧ビックモーター)で保険相談
ほけんの窓口が急成長した理由
ほけんの窓口の創業者はもともと 保険ライフプランナーとして働いていました。しかし保険会社の営業では自社商品しか売れません。 「ライフプランナーの強みは活かしつつ提案できる商品は複数あった方が良い」という点に目を付けてほけんの窓口を設立し、 商品の比較検討をしたい契約者側のニーズが合致して急成長したといえます。
「顧客満足度を追求すると、1社専属の職員よりも、あらゆる会社の保険を取り扱い、中立的な立場で提案する来店型保険ショップに絶対的な自信がある」
引用:ふくおか経済EX 保険の流通向上に革命を「来店型保険ショップ」のパイオニア
ほけんの窓口の評判・口コミ 本当にやばいのか?
ほけんの窓口でネット検索をすると「やばい」という評判がありますが、実際のほけんの窓口の評判・口コミはどうなのかということについて分析していきます。
他保険ショップとの口コミ・評判比較
保険ショップは「ほけんの窓口」以外にも複数あります。店舗でも雰囲気が違うと思いますので、それぞれのショップが総じてどのような口コミ・評判で評価をつけられているかの比較してみました。
検証方法 Google map の店舗毎についている口コミの平均と、口コミの数を並べた表が下記のとおりです。それぞれランダムに表示された100店舗を抜き出し・平均評価数と口コミ・評判数を確認しています。
調査日:2023年5月20日
保険ショップ名 | ほけんの窓口 | ほけんの110番 | イオン保険相談 |
---|---|---|---|
最高5点 | 4.7点 | 4.6点 | 4.3点 |
口コミ数 | 13,332件 | 2,946件 | 930件 |
ほけんの窓口は断トツの口コミ数でありながら、高評価を得ています。 これだけ口コミ数があれば悪い評価がつく可能性も高くなります。そのため口コミ数と評価数値から判断すると、ほけんの窓口は他ショップに比べて相対的に「高評価」といえます。
ほけんの窓口の良い評判・悪い評判
Twitter や Google からほけんの窓口に対する評判を確認して、主な内容を一覧にしました。
客観的には良い評判のボリュームが多かったですが、悪い評判も少なからずあるため相談という性質上、満足度は「担当の対応」が全てになることがわかります。担当者との相性で評判は賛否両論のようです。
項目 | 良い評判・口コミ | 悪い評判・口コミ |
---|---|---|
雰囲気 | 何度も親身になって相談に乗ってくれた 子どもがいても優しい | 売りたい雰囲気が伝わってきた 口車に乗せられた? |
提案力 | 公的保障・NISA・iDeCoの説明もしてくれた 担当が知識ありしっかりしていた 各社比較検討できて納得 説明がわかりやすい | 担当任せで契約して後悔 手数料の高いところだけすすめてくる 頼りなかった |
事務処理 | 手続き全部してもらえる 書類まとめてくれる | - |
その他 | 行って本当によかった 契約後も気にかけてくれる | 何度も行かないといけない 行くのが面倒くさい |
💊病気でも加入できる保険を知っている
ほけんの窓口の評判の一つに「病気があっても入れる保険」を探してくれたというコメントがありました。
摂食障害があります。ほけんの窓口で相談し、保険に加入できました。満足しています、ありがたいです。
-たかし 30代大分県女性 |調査:マイクロミル
実はこのような相談こそ、「ほけんの窓口」が威力を発揮するところ。病気と保険の関係については、さまざまなノウハウがあります。 保険加入をあきめる前に、ほけんの窓口で一度無料相談をしてみることをおすすめします。
\ 病気があっても加入できる保険に詳しい/
ほけんの窓口
公式サイト無料相談予約へ
なぜ無料で相談できるのか?そのからくりは?
無料相談を売りにしていますが「ただより高い物はない」といわれるように、どうして無料相談できるのでしょうか?気になります。しかも駅前などの不動産一等地にたくさん店舗があるのに経営は大丈夫なのでしょうか。
さらに雇っているスタッフはファイナンシャルプランナーの有資格者など、相談のレベルも高いようで「本当にお金いらないの?」という口コミもありました。
初めてほけんの窓口に行ってみた。
保険に関して何となく負の印象があって今まで避けてたけど、もっと早く行けば良かった。
会社の健保の制度まで調べて、どのリスクにどの程度備えればいいかを一緒に検討してくれた。
来週も相談に乗ってくれるそうで、本当にお金いらないの?って感じ。
— お金大好き夫婦@STEPN沼 (@mezaseslowlife) March 13, 2022
慈善事業ではありませんし、顧客にすぐに来てもらうためには利便性の良い場所に店舗を置く必要があります。さらに相談に対する高い満足度を維持するためには優秀なスタッフを雇用する必要があります。
相談が無料なわけ 相談窓口から申し込みのあった保険契約に対して、保険会社から「ほけんの窓口」へ代理店手数料が支払われています。ほけんの窓口はその手数料で運営されています。
無料で相談や提案を受けられる代わりに、私たちがその提案に納得し、ほけんの窓口経由で保険契約した場合、ほけんの窓口は契約先の保険会社から手数料を得ることができるのです。
ほけんの窓口のValueRepotを調べると最新情報では契約数300万件となっています。
ご契約件数300万件のうち、55.9万件(一時払契約を除く)は、保険会社さまを介して頂戴している代理店手数料の収受期間が既に終了したご契約ですが、当社は、現在の手数料収受の有無にかかわらず、ご契約のある限り、いつまでも万全のサポートをさせていただきます
引用: ほけんの窓口ValueReport2022
このように多くの契約を保有することで運営費用をまかなっています。つまり無料で相談を受け、オーダーメイドの保険提案をします。そのかわり提案に納得したら是非加入してくださいねというのがほけんの窓口の本音といえます。
相談を受ける立場としては、あまり身構えず
\ 何度でも無料相談できる /
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ほけんの窓口経験者100名アンケート
ネットの口コミだけでは真偽がわかりにくい点がありますので、スマートマネーライフでは実際にほけんの窓口で相談したことのある男女100名にアンケートを実施しました。
保険相談で気になるのは、納得のいく商品に出会えるか?複数比較できるのか?相談後にしつこい勧誘を受けるのかどうか?という疑問だと思います。
これら気になる点を中心に、相談のきっかけやかかる時間なども質問して結果をまとめました。
アンケート調査 | |
---|---|
調査期間 | 2024年1月8日~1月15日 |
調査対象 | ほけんの窓口で保険相談を受けたことがある100名 |
調査方法 | インターネット調査 |
調査機関 | 株式会社マクロミル |
設問内容 | なぜ「ほけんの窓口」を相談先に選びましたか? 何回相談に行きましたか?1回当たりの相談時間はどれくらいでしたか? 相談してよかったと思えることはありましたか?(提案内容や担当者の態度など) 相談で不満なことはありましたか?(提案内容や担当者の態度など) また相談したいですか? 相談後、ほけんの窓口からしつこい勧誘はうけましたか? |
- 100名アンケートまとめ
- 生活圏内にある窓口で1回1時間の相談が一般的なケース
- 複数の商品を比較できた人もいれば、比較できなかった人もいる
- 丁寧でにわかりやすい説明が期待できる
- しつこい勧誘は、ほぼ「ない」
回答内容についてもう少し深堀してみます。
相談時間と回数について
1回から2回の相談で、一回当たり1時間が平均相談ケースでした。しかし中には10回も足を運んでいる方が2名おり、相談回数に上限はないことがわかります。 ほけんの窓口の店舗は立地が良いため生活圏内にある店舗で相談している方が半数を占めました。近くのほけんの窓口はこちらから検索できます。
予約しているのに待たされたという回答も2名ありましたので、時間がない場合は予約時にはっきり伝えておくことをお勧めします。
期待したこととその結果について
ほけんの窓口訪問のきっかけとして「複数商品を比較検討したい」という需要が20パーセントを占めることがわかりました。 しかしその結果、期待通り比較できたパターンと、期待外れに終わる声の両方が確認されました。
客観的に比較できた teruさん・56歳・男性・神奈川県
選択肢が予想よりも多かったので勉強にはなった yoppiさん・36歳・男性・神奈川県
保険内容の詳細がわかり、比較しやすい 風来坊さん・59歳・女性・神奈川県
色々な保険会社の提案や比較はされず、最初から一つに絞った保険会社を勧められました。くるりんさん・36歳・女性・愛知県
提案内容が少し少なかった まあやんさん・65歳・男性・大阪府
結局進める保険会社が決まっているように感じたまあやんさん・37歳・女性・秋田県
複数比較を期待する場合は最低でも3社から選びたいなど事前に具体的な希望を伝えることで、納得いく相談にしましょう。
相談後のしつこい勧誘について
保険相談後のしつこい勧誘はないといえます。後ほど記者の体験レポートでも結果をお伝えしますが、記者の体験でもしつこい勧誘はありませんでした。ほけんの窓口の社員は固定給の割合が大きいため、何が何でも契約というプレッシャーは少ないためと考えられます。
比較体験レポ:ほけんの窓口に行ってみた-相談の流れと5つの特徴
ここからは記者が保険相談をいくつか受けて客観的に経験したことの比較レポートを紹介します。
個人の感想ではありますが、比較して実際に相談を受けたことで、評判だけではわからないほけんの窓口の特徴が見えてきました。保険相談したいけど、ほけんの窓口が他の相談と何が違うのかわからない。悪い評判が気になるという方には参考になると思います。
1.相談の入り方がスムーズ
- 相談を終えたい時間
- 相談で知りたいこと
- 病気診断はないか。会社関係者ではないか。
まずは、相談前に知っておかなければいけないことをきっちり確認したうえで相談に入ります。これは当たり前なのですが意外と大事なのです。
相談に入ると結構あっという間に時間が過ぎていきます。他の来店型ショップでは、初めに終了したい時間の確認がなかったため、焦って切り上げるようなことがありました。
ここに注意! ほけんの窓口の特徴であるじっくり相談のメリットを受けるには、1回の相談で1時間半から2時間程度の相談時間は必要です。
アンミカさんのCMにあるように「買い物ついでによってや」という時間ではありませんので、時間がない人は、はじめにはっきり伝えましょう。
2.いきなり商品説明に入らない・じっくり相談型
まず記者の保険加入状況を確認してもらいましたが、個別保険の説明は一旦脇に置かれます。
まず、生命保険とはどのようなものか?の説明をしたうえで、知りたいことの確認があります。次に家族構成や貯金・予算を説明します。
最後に、家族に万が一のことがあった場合、現在から将来にわたっていくら必要か。そのうち公的保障される金額はいくらかなど遺族年金など複雑な計算のシュミレーションをして必要保障額を割り出してくれます。
これらのやりとりに30分以上はかかります。このような説明なしにいきなり個別保険の紹介に入る保険ショップもありました。好みは人それぞれですが、ほけんの窓口はじっくり相談型といえます。
ここに注意! 必要保障額はきれいに算出してくれますが、将来の必要額が配偶者の稼ぎだけで計算されていたため疑問に思いました。
公的補助はもちろん、残された家族の将来稼ぎなども加味することで必要保障額は少なくなります。するとその分掛ける保険も縮小されます。 必要保障額はとても重要で、この金額にそって保険提案されます。担当者に計算してもらった保障額は鵜呑みにせず、自分でも一度考えてみる。疑問があれば修正してもらうことをお勧めします。
3.説明がわかりやすい=質問に答えやすい
来店で相談すると担当者の手元のメモで商品概念など図形を書きながら説明してくれるので何を話しているのか、すっきり理解ができます。
そのため、向こうからなにかを質問されたり希望を聞かれた際に理解しているので答えやすいのです。
他の保険ショップでは、そもそも説明されている保険商品の細かい理解が追いついていないため、一体何を質問されているかわからないことが多発していました。
ただし残念ながら説明に使っている担当者側のメモをもらうことはできません。メモの写真撮影も禁止です。
4.相談中の待期時間が最小限
必要保障額ではシュミレーションをしますし、保険提案では見積もりを希望に沿って手直しして提示してもらいます。
来店型保険ショップでは意外と担当はシステムを操作。相談者は待っているという時間があるのです。
そもそもシステムが動かなかったり、何度も見積を印刷したり、見積もりの変更入力でかなりの時間がとられる保険ショップもありました。 ほけんの窓口に関しては操作がスムーズで待ち時間少なく、見積もり印刷も最小限だったので他社に比べて無駄な時間が少ないといえます。
5.意外な提案があった
記者の貯蓄額を確認して、自分では調べきれなかった保険商品の提案がありました。 他の来店型ショップではどちらかというと、保険商品の比較が中心でしたので、提案で面白い発見があったのはほけんの窓口といえます。
100名アンケートでも、「自分では知りえない商品を認知できた」という声がありました。
ここに注意! 提案直後はとても魅力的に感じますが、そのまま突き進んで後悔をしないように、提案された保険は持ち帰って冷静に確認しましょう。
相談した後の営業は激しくない?ごり押しされるのは困る。
ほけんの窓口への不安としては、提案された商品を何度もしつこく勧誘されるのではないか。断るのが大変なのではないか。ということが挙げられると思います。強い保険勧誘を受けていい気持ちはしないものです。
記者の経験では相談後にメールがあっただけで、電話などで強い営業を受けることはありませんでしたし、100名アンケートでもしつこい勧誘がないことが裏付けされました。実際はどうなのでしょうか?
この点はほけんの窓口で働いている方の評価レビューの方が参考になると思いますので紹介します。
ほけんの窓口内部事情からの推測 固定給の割合が大きいため相談員には余裕がある印象。ただし成果による評価もあるため保険勧誘は積極的に行っている。
レビューを見ると何が何でも契約というような雰囲気はないので、激しい営業を受けるということはないと考えられます。
しかし。繰り返しますがほけんの窓口は保険契約の手数料で運営されているため、相談に行けば少なからず積極的に保険紹介を受けることになります。
全体的にみると締め付けや数字の追い込みなどもなくかなり働きやすいと思います。 有休をとることも推奨されているので休めるし、半休、時間休も店舗スタッフとの相談次第でとりやすいです。・・・
—組織体制・企業文化・営業10年から15年 現職 中途入社男性 2023年4月22日
給与制度:固定給の割合が多いので安定しているがインセンティブを求める人には少し物足りない
—男性・営業・退職済み・中途入社・正社員 2023年4月22日
\ 予約後のキャンセル・変更も可 /
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ほけんの窓口で相談するメリット・デメリット-専門家のアドバイス
利用者の経験や筆者の体験を踏まえると、ほけんの窓口のメリットとデメリットは下記のとおりです。
メリット
- 相談は無料で丁寧
- ライフプランニングをじっくりしてもらえる
- 複数商品から比較できる
- 事務手続きを一括で任せられる
デメリット
- 資産全体の話はできるが、保険提案が中心
- 合わない担当にあたることがある
- 提案される商品が少ない可能性がある
- 近所の店舗が閉店することがある
ほけんの窓口についてお金のプロである専門家はどのように見ているのでしょうか、専門家の見解とアドバイスについて紹介します。
コメントをいただく専門家は本記事を監修してくださっているファイナンシャルプランナー事務所「Money Smith」代表の吉野裕一さんです。
専門家の視点:ほけんの窓口のメリット
ほけんの窓口メリットはこんなところ | |
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FP吉野裕一さん |
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気軽に相談できる
ほけんの窓口は、駅の近くやショッピングモールなど、普段の生活圏内にショップがあることで、気軽に相談に行けるというイメージがあります。
社員研修が徹底されている
社員研修も徹底されており、提案やアドバイスなどの質も高いといえます。相談に来た人や家族の状況を確認しながら、 必要な保障などを考えたうえで、相談者にあった保険商品を提案してもらえます。
相談者に合った商品が見つかる
取扱保険会社が多く、一般の人では普段目にすることの少ない保険会社や保険商品の提案を受けることもあり、相談者にあった保険商品を見つけることができる点もメリットと言えるのではないでしょうか。
何度でも無料相談できる
納得いくまで何度でも相談できることで、相談者にあった保険商品や保障内容を見つけることができると思います。
専門家の視点:ほけんの窓口のデメリット
ほけんの窓口デメリットはこんなところ | |
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FP吉野裕一さん |
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保険の提案が中心になる
私が相談を受ける中で「ファイナン シャル・プランナーに提案されたのですが、本当に適切な提案でしょうか?」という相談も増えています。
FP資格を保有している保険募集人が多くなっている中で、保険代理店である以上、保険商品を売るための提案となり、本来であれば保険以外の金融商品の方が適しているケースも見受けられます。
金融商品が適しているケースもある
自分に合った商品で加入したと思っていても、公平な立場でアドバイスを行うファイナンシャル・プランナーからみると、 保険以外の商品や保険商品でもほかの商品の方が適しているということもあります。
専門家からのアドバイス
ほけんの窓口を活用するために | |
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FP吉野裕一さん | 保険は保障を準備するもの。資産運用は金融商品の方が適していることもあるので切り分けて考えましょう。 |
ほけんの窓口では、徹底された社員研修で、丁寧な説明が受けられ、何度でも相談ができるという点やライフプラン・シミュレーションを行いながら必要な保障額などを確認して、保険商品を選ぶことができるので、相談する人にとって適正な保険商品を見つけることができると思います。
保険は保障を準備するもので、資産運用は保険以外で準備した方がいいケースもありますので、提案すべてを鵜呑みにしないことも必要です。
必要な保障に対して、どんな保険に加入すればよいかという相談は良いですが、教育費や老後資金の準備などは、本来は違う金融商品の方が適していることも考えられますので、分けて考えることが大切です。
逆に保障と資産運用を分けて行うことが効率的でも、長期間の管理ができないという人などは、敢えて貯蓄性の保険商品で保障と資産運用を合わせて行った方が管理しやすい場合もあります。
ほけんの窓口の金融商品取り扱い
吉野さんのコメントにある通り、ほけんの窓口の一番の目的はやはり相談者が取扱保険会社の保険に加入してもらうことですので、保険に寄った提案になりがちです。
しかし、資産に関するテーマは保険だけではなく、昨今限られた資金を保険・NISAやiDeCo・投資信託とどのように配分するかに大きな関心が集まっています。
ほけんの窓口もその需要はつかんだようで、金融商品の取り扱いを開始したようです。
NISA・iDeCoの取扱いはありますか?
2024年1月22日より、NISA・iDeCoのお取扱いを始め、資産形成について専門的にオンラインで相談いただけるサービス(資産形成サービス)を開始いたしました。
引用:ほけんの窓口公式HP|よくあるご質問
ほけんの窓口の注意点・騙されたと思わないために
ほけんの窓口は親身に相談に乗ってくれますし、提案してくれる内容は「こんな保険商品もあるのか。」という自分の知識では思いつかない気づきがあります。
その一方で、あくまでも保険代理店であることは念頭に置いておきましょう。言われるがままに契約したあと、自分なりに情報を集めて後悔している口コミもありました。
保険相談全般に当てはまりますが、後悔をしてしまうと「騙された」という感覚になってしまうこともありますので、せっかくのプロへの保険相談が台無しになってしまいます。
保険相談をうまく活用するという視点で、なんとなくでも今入っている保険や必要保障額についてネットなどで情報収集をする。提案を受けたら冷静に自分なりに調べる時間をとる。わからなければ再度相談して疑問を解決するなどすると、より納得のいく保険に出会えるのではないでしょうか。
- 保険金はいくらかけるべきか?必要な保障額を自分でも考える。
- 相談で出てきた提案は持ち帰って客観的に調べる。
- 比較商品が少ないと思ったら担当者に確認する。
- 「不安をあおられた」と感じたら一旦相談を終える。
\ 無料で活用できる保険相談 /
【公式】店舗相談予約へ
まとめ:ほけんの窓口をおすすめする人
いかがでしたでしょうか。これまでの情報をもとにほけんの窓口をおすすめする人をまとめてみます。
- 気になる保険があるけどいまいち理解できない
- 今加入している保険にとらわれず、全体的に保険の見直しをしたい
- 複数保険会社の商品から自分に合ったものを提案してほしい
- 手続きやサポートは一括でお願いしたい
- ごり押し営業は受けたくない
必要な保障は自分で管理できる。割安合理的なネット保険で充分。という方には正直おすすめできません。しかし無料で気軽に相談できる点では誰にでもメリットがありますので、ライフスタイルの変化などがあれば有益な相談ができるかもしれません。
ほけんの窓口よくある質問
それでは最後にほけんの窓口についてよくある質問をまとめました。
質問1:どうして相談は無料なのですか? |
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回答1 相談者がほけんの窓口で保険契約をした場合、保険会社より代理店手数料が支払われます。そのため相談は無料で実施できています。 詳しくはほけんの窓口のからくりで説明しています。 |
質問2:ほけんの窓口は保険会社ですか? |
回答2 ほけんの窓口は「保険会社」ではありません。「保険代理店」です。 「保険会社」は契約者と保険契約を締結する会社です。契約に基づいて契約者は保険料を支払い、保険金を支払う事案が発生したら保険金を支払う企業です。 一方、 「保険代理店」は各保険会社が売っている保険商品を保険会社に代わって顧客に販売します。また契約の内容変更などの事務処理を保険会社に代わって行います。 |