電気代・ガス代の政府補助、次はいつ?過去4回の支援から"いつを予想"
政府はこれまで何度か補助金で光熱費を下げてきたのをご存じでしょうか?最近では、2026年1〜3月分を対象とした支援がありましたが、すでに終了しました。これにより4月から実質的な値上げとなります。
2026年4月8日時点で、イランとアメリカは2週間の停戦となりましたが、原油価格は依然として不安定であることに変わりありません。
夏にさらなる電気代の値上がりも予想されており、家計への圧迫が心配です。次の支援も待たれます。
この記事では、次の支援がいつ頃始まりそうかの予測、誰がどう決めるかの仕組み、そして過去4回の支援の内容を、わかりやすくまとめます。
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参考ニュース・資料
- 日本経済新聞オンライン│物価高対策、続く財政頼み 長引く中東危機で早くも補正予算論
- セレクトラ│知らないと損!1月・2月の電気代を安くしている「政府の支援」はいつまで続くのか
今の状況:2026年3月末で支援終了、4月以降は電気・都市ガス代実質値上げ
直近の補助金「電気・ガス料金支援」は、2026年1〜3月使用分を対象に実施されました。4人家族で1ヶ月に400kWh程度電気を使う人ならば、月に約1,800円程度、軽減ができていました。しかしこの支援はすでに終了しています。
一旦終了となったため、実質的に4月から電気・ガス代が値上がりする形になります。
電気代があがる季節が迫っていて、戦々恐々としている人も多いでしょう。補助が今後もあるかどうかは不透明です。
しかしながら、過去のパターンを見ると、支援は何度も繰り返されてきました。 今後、また再開される可能性は十分あります。
再開を示唆する記事もあります、。2026年4月8日付の日本経済新聞でも、「経済産業省幹部は『今年の夏も補助金をまとめなければならないだろう』と身構える。」とあります。検討の動きが出てきたことは確かです。
② 次の再開予測:「夏・冬パターン」と最新動向から読み解く
過去のパターンを見ると、政府のエネルギー補助は、電力需要が増える夏(7〜9月)と冬(1〜3月)に絞って補助を行うパターンが定着しつつあることが分かります。このかとから、 次の注目時期は2026年夏(7〜9月)で、物価高・猛暑が続く場合、夏前(5〜6月頃)に閣議決定が行われる可能性があります。
2026年夏(7〜9月)
物価高・猛暑が続く場合、夏前に閣議決定される可能性あり。発表は5〜6月が目安。
ただし、今回は通常のパターンとは異なる動きもあります。
③ 支援はどうやって決まるの?仕組みの解説
「政府が決める」とよく聞きますが、実際にはどんな流れで補助が実施されるのでしょうか。
一旦採択されれば、自動的に電気料金および都市ガスから割引行われます。
- 経済産業省が状況を分析:エネルギー価格の動向、家計への影響、他の対策との整合性などを検討します。
- 内閣・首相が「総合経済対策」に盛り込む:補助の実施は単体で決まるのではなく、政府が打ち出す経済対策パッケージの一項目として決定されます。2026年冬の支援は、2025年11月21日に閣議決定された「強い経済を実現する総合経済対策」に基づいて実施されました。
- 閣議決定:全閣僚の合意で正式決定。この時点で補助の期間・金額・対象が公式に発表されます。
- 電力・ガス会社が経産省に申請・採択:国が補助金を電気・ガスの小売事業者に交付します。利用者ではなく事業者が申請します。
- 請求書から自動的に値引き:毎月の電気・ガス代から自動的に割引額が差し引かれます。
注意:LPガス(プロパンガス)は対象外
これまでの補助はすべて都市ガスが対象です。LPガス(プロパンガス)を利用している家庭は対象外となっています。地域によっては自治体が別途支援を行う場合があります。
④ 過去の支援を振り返る
2023年以降、電気・ガスへの補助は名称を変えながら複数回実施されてきました。
| 名称 | 対象期間 | 電気(低圧・家庭) | 状態 |
|---|---|---|---|
| 電気・ガス価格 激変緩和対策事業 | 2024年1月〜2024年4月 2024年5月 | 3.5円/kWh 1.8円/kWh | 終了 |
| 酷暑乗り切り 緊急支援 | 2024年8月〜10月 2024年11月 | 4円/kWh 2.5円/kWh | 終了 |
| 電気・ガス料金 負担軽減支援事業 | 2025年1月〜3月 | 2.5円/kWh(1〜2月) | 終了 |
| 電気・ガス料金 支援(夏) | 2025年7月 2025年8月 2025年9月 | 2.4円/kWh 2.0/kWh 2.4円/kWh | 終了 |
| 電気・ガス料金 支援(冬) | 2026年1月〜3月 | 2.5円/kWh(1〜2月) 1.5円/kWh | 終了 |
| 次回支援 | 未定 【予想】2026年7月〜9月 | 未定 | - |
参照元:資源エネルギー庁 | 2024年春までの電気・ガス価格激変緩和対策の継続に伴い、電気・都市ガス料金の値引きを行うことができる特例認可を行いました/2024年8月、9月及び10月使用分の電気・ガス料金支援の実施に伴い、電気・都市ガス料金の値引きを行うことができる特例認可を行いました/電気・ガス料金支援/電気・ガス料金負担軽減支援事業
電気・ガス価格激変緩和対策事業(2023年1月〜2024年4月)
最初の大規模支援です。ロシアのウクライナ侵攻に伴う燃料価格高騰と円安が重なり、光熱費が急騰したことへの対応として始まりました。電気は最大7.0円/kWh、都市ガスは最大30円/㎥と、歴代最大の補助額でした。
酷暑乗り切り緊急支援(2024年8月〜10月)
記録的猛暑による冷房使用の増加を受けた3か月限定の支援です。熱中症対策として「電気代を気にせずエアコンを使える環境」を作ることも目的のひとつでした。補助額は電気4.0円/kWh。
電気・ガス料金負担軽減支援事業(2025年1月〜3月)
冬の暖房需要が高まる時期を対象とした支援です。電気は1〜2月使用分が2.5円/kWh、3月分は半額の1.3円/kWhでした。
電気・ガス料金支援・夏(2025年7月〜9月)
米国の関税措置への対応も含む総合対策の一環として実施されました。電気は2.0〜2.4円/kWh。
電気・ガス料金支援・冬(2026年1月〜3月)※終了
2025年11月の閣議決定に基づき実施された直近の支援です。1〜2月が電気4.5円/kWh、3月は1.5円/kWhと、過去2番目に大きい補助額でした。標準世帯で3か月約7,000円の負担軽減になりました。
⑤ 補助金に頼らない備えも必要
補助金が出る可能性は高いと考えられますが、恒久的に補助があるわけではありません。補助が終了すれば、値上がりした電気料金・都市ガス料金が待っています。
光熱費そのものを下げる取り組みも重要です。今すぐ取り組める節電対策には以下のようなものがあります。
電気料金の見直し
新電力への乗り換えや、時間帯別料金プランの活用で年間数千円〜数万円の節約になることがあります。ただし、新電力は補助の対象外になるケースもあるため、契約前に確認しましょう。
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エアコンのフィルター掃除
フィルターの汚れだけで消費電力が約10%増加するとされています。月1回の清掃が効果的です。
エアコンのフィルター掃除だけならば、プロのサービスを利用しなくても自分で簡単に掃除が可能です。真夏が来る前に掃除をするのがおすすめです。
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遮光カーテンやサーキュレーターを準備
室温を工夫することでエアコンの電気代を抑えることが可能です。
遮光カーテンは、部屋の向きに合わせて、最適な等級を選ぶ必要があります。断熱フィルムとの併用も効果的です。
適切なものを選べるように今から準備をしておくとおすすめです。
