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マンションにおすすめの火災保険

更新日

マンションの保険は火災はもちろん水漏れ損害が補償できる保険商品がおすすめです。水災補償は1階に住んでいる方、浸水の危険が高い地域の方などは付帯するようにしましょう。保険会社は大手保険代理店からネット損保まで様々な火災保険が販売されていますが、 昨今、火災保険は値上がりする傾向にありますので、特別な事情がない場合は5年契約がお得です。

マンションの火災保険と必要性

火災保険とは火災だけでなく、水災、落雷、風災などのさまざまな災害リスクに対しての補償が受けられる保険です。まず大前提として、火災保険の補償対象となるのは建物のみであることを理解しましょう。

家の中の家具や家電に対しての補償は、家財保険を付加する必要があります。また、さまざまな自然災害に対しての補償がついていますが、地震が原因で起こった火災や土砂災害などは補償されません。

そのため、すべての自然災害の補償と建物や家具の補償を受けたい方は、火災保険に家財保険と地震保険を付加する必要があります。

火災保険
建物屋根・床・壁などの損害を補償保険価額まで
家財家具・家電などの損害を補償設定金額まで
その他個人賠償責任保険
臨時費用
失火見舞い金など
それぞれの限度額まで
地震保険
建物屋根・床・壁などの損害を補償火災保険価額の30%~50%
5000万円限度
家財家具・家電などの損害を補償火災保険価額の30%~50%
1000万円限度

この記事では火災保険について解説します。

火災保険が必要な理由

マンションは共有スペースが多いし、火災保険はいらないのでは?と思う人もいるかもしれません。住宅ローンがあれば火災保険加入はローンの条件として必須ですが、ローンが終わったマンションでも火災保険は必要です。

  • マンションで火災保険が必要な理由
  • 隣家の火災を受けた場合でも損害賠償請求できない
  • 水漏れのリスクがある
  • ベランダなどは風災被害のリスクがある
  • 地域や居住階によっては水災リスクがある

火災保険では地震による内装の破損や家具の損害は補償されません。地震の補償をカバーする場合は火災保険に追加して地震保険に加入する必要があります

隣家の火災への対応

マンションの場合、一戸建ての住宅に比べて隣家との距離が近いため、隣家で起こった火災に巻き込まれる危険性があります。日本は失火法により重大な過失がない火災の場合、隣家に対して損害賠償することはできませんので、専用部分の修復、家財の損害は自分の保険でカバーする必要があります。

水漏れのリスクが高い

マンションは水漏れのリスクが高いことをご存じでしょうか?マンションの水漏れの原因は排水管の詰まりや給水設備などの劣化、または上階住民による過失などです。 自分では防ぐことができない原因が多いため、「水漏れ」の補償を付けましょう。

🏙️水漏れで被害を受けた場合...火災保険の水漏れ補償
🛁水漏れで他人の部屋に被害を与えた場合...特約の個人賠償責任保険
⚠️台風や大雨による浸水などの被害は「水漏れ」補償ではなく、「水災」補償の対象となります。

マンションの火災保険の設定方法

マンションの火災保険はどのように設定するのでしょうか。火災保険の建物に該当する部分について、マンションの場合は「共有スペース」と「専有スペース」に分かれます。

「共有部分」はマンションの管理組合が保険をかけていますので、自分で保険をかけるのは「専有部分」+「専有部分にある家財(家具・家電)」となります。

建物共有部分管理組合の保険
専有部分居住者の保険
家財居住者の保険

火災保険保険料は「建物・家財の保険金額はいくらか」「補償範囲はどうするか」という2軸に対して、マンションのある地域や、建物の構造を加味して保険料が算出されます。 まずはマンションの保険金額について確認しましょう。

建物の保険金額:分譲マンションの価格ではない

建物の保険について、マンション専有部分の金額は分譲マンションの購入額とは一致しません。なぜなら購入金額には土地代や共有部分の建物代金も含まれているからです。

基本的には専用部分の設備や内装部分が補填できればよいので、火災保険の見積もりでは、専有部分の平米数に、その地域の新築1平米当たりの単価をかけた金額などで算出されることがあります。(新築費単価法)

70㎡マンションで、新築1平米当たりの単価が20万円の場合... 
70㎡×20万円/㎡=1,400万円

上記の計算から、1,400万円が再調達価額となり保険金額とします。
1400万円以下で保険金額を設定することを「一部保険」と言いますが、必要な保険金が受け取れない可能性がありますのでおすすめしません。

家財の保険金額:かけすぎていないか注意

建物の保険金額が決まったら、次は家財保険の保険金額を設定します。この保険金額は各家庭が持っている動産を合計していくらになるかという考え方で算出します。

インテリア、書籍、洋服、家電、家具、パソコンなどを総合していくら必要か是非考えてみてください。保険会社では家族構成と平米数で平均の家財保険金額が出ていますが、1000万円など高額な設定もありますので、本当に必要な額だけ設定しましょう。

補償範囲:基本補償と特約を選ぶ

保険金額が決まったら次に補償内容を決めます。

基本補償
補償内容マンションの場合の重要度
火災落雷
必須
台風などの強風による損害(風災)
ベランダがある場合はあった方が良い
豪雪・雪崩による損害(雪災)
地域による
豪雨などによる建物浸水損害(水災)
地域によるが、低層階はあった方が良い
土砂崩れ損害
地域による
給排水の事故(水漏れ)

基本補償についてはマンションの場合、風災・給排水事故は補償しておくべきといえます。

水災補償は、床上や地盤面より45㎝以上浸水した場合や、土砂崩れなどが主な補償対象になります。水災補償を付加したした方が良いケースは下記のとおりです。

  • 予想浸水が50㎝以上の地域に住んでいる人
  • マンションの1階に住んでいる人
  • マンション周辺に山や崖がある人

台風や豪雨で川が氾濫した際の自宅の予想浸水は、ハザードマップで確認できます。予想浸水が50㎝以上だった場合は、水災リスクが高い地域と言えるため水災補償を必ずつけましょう。

雪、土砂崩れについても、地域によって必要度合いが違いますので居住地域のハザードマップなどをよく確認しましょう。

追加補償の特約
補償内容マンションの場合の重要度
破損・汚損損害
子どもがいる場合はあったほうがよい
失火見舞費用
あった方が良い
個人賠償責任補償特約
水漏れを起こした場合に備える
臨時費用特約
あった方が良い

破損・汚損損害
子どもがおもちゃを投げて窓ガラスが割れた。模様替えをしていて壁を破損させた。といったように日常生活で起こる可能性のある損害をカバーします。 火災の補償より使う可能性がある保険ですので、保険料は高くなりますが子どもやペットがいる場合は大事な家を守るためにつけておいた方が良いといえます。

失火見舞費用
自宅で火事を起こした場合、延焼被害を受けた近隣へのお見舞い費用です。賠償責任はありませんが、アパートやマンションは近隣が近く、燃え広がる可能性がありますのでできれば入っておいた方が良いといえます。

個人賠償責任補償特約
自宅で水漏れを起こしてしまった。専有スペースにある給排水設備が壊れて階下の部屋に被害を与えた。といった場合に賠償金をカバーする特約です。特に中古のマンションなどでは水漏れリスクがありますので付帯しておくべきといえます。 個人賠償保険は自動車保険など他の保険にも補償がありますので、火災保険でなくてもどこかの保険で加入していれば安心です。

仮住まい補償特約
マンションが大きな被害を受けた場合、必要なのは修理費用だけではありません。 たとえば、調査費用やガレキの撤去代、修理の間の仮住まい代などのさまざまな費用がかかります。すべて補償範囲に入っている商品もあれば、修理費用のみの商品もあります。 マンションでは「仮住まい費用」が役に立ちます。万が一のときに自分で新たにホテル代を払わなくて済む補償です。

臨時費用補償特約
火災保険には使い道が自由な、臨時費用補償特約があることをご存じでしょうか?自宅が被害を受けた際は上述したように、修理費用以外にも何かとお金が必要になるものです。そんなときに臨時費用補償特約があれば、追加で保障を受けられるので、食費や交通費、生活費などに自由に使うことができます。

マンションの火災保険を選ぶポイント

火災保険の必要性について理解したところで、ここからはマンションの火災保険を選ぶポイントについて解説していきます。「大手の損保会社とネット型の損保会社、どちらを選べばいいの?」「補償内容はどこまでつけるべき?」などさまざまな疑問がある人も多いでしょう。

大手とネット型

まず、火災保険の商品はさまざまな保険会社が販売していますが「対面型の大手損保会社」とインターネットで申し込みや手続きが完了する「ネット型の保険会社」の2つに分けられます。それぞれにメリットとデメリットがあるので、どちらが自分に合っているのか確認してください。

大手代理店型損保

大手損保会社のメリットと言えば、担当者からさまざまなサポートを受けられることです。対面型のため、疑問点や不安に思うことも相談しやすく、安心感が得られるでしょう。一方で、ネット型よりも保険料が割高なことがデメリットと言えます。また、申し込みや手続きの際に代理店に出向く必要があるため、忙しい人にとっては負担になるかもしれません。

ネット型損保

ネット型のメリットは、24時間どこからでも手続きができる点です。また、保険料が大手損保に比べて安いのも大きなメリットと言えるでしょう。しかしインターネットを使い自分で手続きを行うため、すべて自分主体で動く必要があります。「教えてもらいたい」「すぐに相談できる環境が良い」という人にとってはあまりおすすめできません。

補償内容を決める

火災保険を選ぶ際に重要なのは補償内容です。火災保険は火災などの基本的な補償以外は、自分で補償を選択し付加する必要があります。マンションにおすすめの補償項目は前述のとおりです。

「火災保険」・「水漏れ保険」・「個人賠償保険」はマンションの場合つけておいた方が良いといえます。その他特に保険料に影響する「水災」については、ご自身の状況によって要不要を確かめてみましょう。

マンションにおすすめの火災保険

スマートマネーライフで調査したネット代理店申込数ランキング上位の商品からおすすめの火災保険を5つ紹介します。

 

マンション・M構造・築5年・東京都
建物保険金額:1,000万円
家財保険金額:500万円
地震保険:あり
補償内容:火災・落雷・破裂・爆発・風災・ひょう災・雪災・水災・盗難・物体飛来・水濡れ・騒じょう・破損・汚損
ご紹介するのは家財保険、地震保険、フルカバー補償の保険料です。

火災保険料は自然災害の増加により保険料率が上がる傾向にあります。特に引っ越し予定など特別な事情のない場合は5年契約としておくことをおすすめします。

ソニー損保「新ネット火災保険」

2020年より5年連続オリコン顧客満足度1位を獲得しているソニー損保の「新ネット火災保険」をご紹介します。

火災を始めとする自然災害や日常で起こる破損や事故も幅広くカバーできるのが特徴です。また、地震保険は保険金額の50%を限度とするのが一般的ですが、地震上乗せ特約を付加すると最大で100%の補償を受けることができます。自宅から火災が発生して隣家に損害を与えてしまった場合の補償も用意されており、豊富な補償内容が魅力です。

保険料は1年契約で28,299円、5年契約で129,288円となっています。

参考:ソニー損保「ソニー損保の新ネット火災保険」

楽天損保「ホームアシスト」

幅広い補償とサービスで人気なのが楽天損保の「ホームアシスト」です。インターネットから簡単に申し込みができて、下記の3つの取り組みを掲げています。

  1. 水災リスクの低い地域は保険料が割安になる
  2. インターネット申し込みで保険料10%オフ
  3. 楽天ポイントが貯まる・使える

国土交通省のハザードマップで水災リスクが低いと診断された場合は、保険料が割安になります。また、インターネット申し込みで保険料が10%オフ、ポイントが貯まることも楽天ユーザーにとって嬉しい特典ではないでしょうか。リーズナブルな料金やサービスと幅広い補償内容が魅力の火災保険です。

保険料は1年契約で27,020円、5年契約で124,400円となります。

参考:楽天損保「ホームアシスト」

ジェイアイ傷害火災「ダイレクト火災保険ieho」

ジェイアイ傷害火災の「ダイレクト火災保険ieho」もインターネットで見積もりから契約まで完了するネット型の火災保険です。また、インターネットからの手続きで10%オフになるのも嬉しい特徴と言えるでしょう。とことんコストを減らして、リーズナブルな保険料で自由に選択可能な補償を提供しています。また、登記済み物件の場合は確認資料の提出が必要なくなり自動で審査が行われるのが特徴です。

保険料は1年契約で25,780円、5年契約で120,212円となります。

参考:ジェイアイ傷害火災「ダイレクト火災保険ieho」

日新火災「お家ドクター火災保険Web」

日新火災の「お家ドクター火災保険Web」も名前のとおりネット型の火災保険です。指定工務店特約を付加すると信頼できる業者を紹介してくれるので、いざというときに業者探しをする手間がないのが嬉しいポイントです。事故対応も24時間、365日受け付けているため安心感があります。各種割引も充実しており、自分に必要な補償を割安な保険料で備えることが可能です。

保険料は1年契約で25,780円、5年契約で120,212円となります。

参考:日新火災海上保険株式会社「お家ドクター火災保険Web」

保険料のまとめ

会社名ソニー損保楽天損保ジェイアイ
傷害火災
日新火災
保険料(1年)

28,299円

27,020円

25,780円

27,610円

保険料(5年)

129,288円

124,400円

120,212円

127,410円

マンションにおすすめの火災保険ぴったりの補償を見つけよう

火災保険の概要やマンションにおすすめの補償、火災保険商品をご紹介しました。

マンションは一戸建てほどの被害を受ける可能性が少ないこともあり「必要ないのでは?」と思っていた人もいるかもしれません。しかし、マンションならではのリスクや必要な補償があることをご理解いただけたのではないでしょうか?

起こりうるリスクを予測し、いざというときに本当に必要な補償を備えることは、マンションだけでなくあなたやあなたの家族を守ることにも繋がります。ぜひこの記事を参考にして、自分のマンションに合った補償や商品を見つけてください。