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金融保険のプロが入っている保険ランキング―200名に聞いた本当に選んでいる保険とは
「保険のプロは結局どんな保険に入っているの?」保険選びに迷う人ほど気になる疑問です。
そこで今回、スマートマネーライフでは、金融・保険系の難関資格を持つ200名に、 「自分自身が備えとして加入している保険」を調査しました。
物価高で少しでも固定費は見直したいところですが、万が一のリスクに備えるのも大切。金融のプロが実際に入っている保険とご自身の契約している保険を見比べてぜひ参考にしてください。
目次
プロが入っている保険ランキング:アンケート概要
スマートマネーライフ編集部が実施した、「金融系の難関資格を持つプロ200名」アンケートの概要や設問内容の詳細をお伝えします。保有資格は多い順に「簿記1級」、「ファイナンシャルプランナー技能士2級」、「社会保険労務士 」となります。また回答者の年代は50代、60代、40代が多い傾向となっています。
アンケートの概要・設問内容
| アンケート概要 | |
|---|---|
| 対象 | 金融関連の資格を保有している男女190名 |
| 期間 | ■スクリーニング調査:2025年11月6日 ■本調査:2025年11月6日~13日 |
| 人数 | ■スクリーニング調査:5,000名(男性:3,938、女性:1,062) ■本調査:単身50名(男性:37、女性:13)、子どもなし(男性:40,女性:10)、子どもあり(男性:88、女性:12)合計200名 |
| 方法 | インターネット調査 |
| 機関 | アイブリッジ株式会社 |
アンケートの設問内容はこちら
| 設問内容 | ■スクリーニング調査(男女5,000名) Q1: 下記の金融資格を保有していますか Q2: 現在、保険会社に勤めていますか Q3: 民間保険に加入していますか Q4: ご家族の構成についてお聞かせください ■本調査(単身50名・子どもなし50名・子どもあり100名) Q: 金融商品に加入する事によって備えているリスクについて、以下の選択肢から選んでください(複数選択可) Q: ご遺族の生活資金・住宅資金・教育資金の準備として加入している民間保険、およびその他の金融商品を、以下の選択肢から選んでください Q: お子さまの教育資金・結婚資金の準備として加入している民間保険、およびその他の金融商品を、以下の選択肢から選んでください子どもあり100名のみ回答 Q: 病気・ケガの治療費・働けなくなった場合の生活資金の準備として加入している民間保険や付帯している特約、およびその他の金融商品を、以下の選択肢から選んでください Q・老後資金の準備として加入している民間保険、およびその他の金融商品を、以下の選択肢から選んでください Q:外貨建て保険・変額保険を保有している方は、保有目的をお聞かせください Q:外貨建て保険・変額保険を保有していない方は、保有していない理由、および客観的なご意見をお聞かせください Q:がん保険に加入、またはがん特約を付帯している方は、診断給付金と治療給付金のどちらの保障を重視して契約していますか。または他に重視している保障がありますか Q:医療保険などに加入している方は、病気・ケガをした場合の治療費・働けなくなった場合の生活資金を、民間保険で備えている理由をお聞かせください Q:医療保険などに加入していない方は、病気・ケガをした場合の治療費・働けなくなった場合の生活資金を、民間保険で備えていない理由を、以下の選択肢から選んでください Q:最後に、現在ご加入中の保険商品についてお伺いします。 加入している保険商品を選んだ理由、また他の保険商品や金融商品と比較して重視したポイントを具体的に教えてください。 |
アンケート回答者の保有資格・年代分布
保有資格の内訳

年代内訳
| 年代 | 割合 |
|---|---|
| 50代 | 36% |
| 60代 | 31% |
| 40代 | 23% |
| 30代 | 6.5% |
| 20代 | 2.0% |
金融保険のプロが入っている保険ランキング

ランキング:述べ回答について
今回の調査は、「どのリスクに、どの保険で備えているか」 を目的別に回答していただきました。 そのため、同じ保険が 複数の目的で使われていれば、その回数分カウントされる仕組みになっています。
保険の使われ方が見える
保険は、「1つの目的=1つの商品」ではありません。 たとえば遺族保障では終身保険や学資保険。老後資産では個人年金保険や終身保険など、おなじ保険商品でもと複数目的に使われる商品もあります。 延べ回答数で並べることで、プロがどのようなリスクにどのような保険商品で供えているかわかります。
人気ではなく用途の広さが分かる
例えば終身保険は、「遺族保障」「老後資産形成」「教育費準備」など多目的で選ばれているため、延べ回答数が伸びます。 回答数の多い保険は用途の広い保険、かつ定番の保険商品とも言えます。保険を検討するならまずどの種目が選択肢になるのかがわかります。
🥇1位 終身保険-死亡保障+貯蓄性が評価され圧倒的1位
1位となった終身保険は、「遺族への生活費」「子どもの学費」といった万が一への備えができる保障性に加え、払い込んだ保険料が解約時に返戻金として戻るという特徴から、終身保険は「老後資金」にも活用できる保険です。 そのため終身保険で備えられる範囲が広く、述べ回答数で圧倒的1位となりました。
終身保険とは
終身保険は、契約時に設定された予定利率をもとに、将来受け取れる解約返戻金や死亡保険金があらかじめ確定しているタイプの保険です。
保障は一生涯続き、被保険者が亡くなった際には保険金が支払われます。満期という概念がないため、 必要に応じていつでも解約できる点が特徴です。
一般的に、契約を解約すると解約返戻金が戻ります。特に保険料の払い込みを終えたタイミング(払込満了)の前後で解約する場合、戻る金額は支払った総保険料と近い水準になることが多いですが、その時点で保障は終了します。
一方、払込期間が終わる前に解約すると、返戻金が支払った保険料総額を下回る場合があります。低解約返戻金型の終身保険では、払込満了前の返戻金が通常より低く設定されている分、保険料を抑えて加入できる仕組みです。
運用状況や経済環境に影響されず、契約時点で将来受け取れる金額が確定しているため、資金計画を立てやすいというメリットがあります。
終身保険を検討する際は、「解約返戻金がどのくらい戻るのか」「払込保険料と比べてどの程度増える(または減る)のか」を事前に確認しておくことが大切です。
| メリット | デメリット |
保障機能がありながら貯蓄性もある | 途中解約したら元本割れの可能性 |
一生涯の保障 | 掛け捨ての生命保険に比べて保険料が割高 |
終身保険で何に備えている?プロの傾向分析
終身保険は、万が一のときの「家族の生活費」への保障に加え、保険料払込後は解約返戻金を受け取れるため、保障と貯蓄の両機能を兼ね備えた保険として選ばれています。今回の調査でも、備えるべきリスクに応じて終身保険を選ぶプロが多い傾向が見られました。
単身回答者の傾向
老後資金のために「終身保険」を選ぶ人が多い
老後資金への備え64名内17名が終身保険を選択
遺族の生活費への備えとしても選ばれている。
遺族への生活資金として16名の内11名が選択
子どもあり回答者の傾向
遺族への生活資金の備えとして最も加入されている
遺族への生活資金に備えている62名の内53名が終身保険を選択
老後資金への備えでは終身保険と個人年金のダブル加入も
老後の備えで終身保険を選択したのは29名。内11名は個人年金保険にも加入しており、手厚く備えている。
子どもなし回答者の傾向
遺族の生活費に備えるために加入している人が多い
遺族の生活資金に備えている26名のうち 17名 が終身保険を選択。
老後資金の備えとしても一定の支持
老後に備えている37名のうち 15名 が終身保険を選択)
終身保険を選択したプロのコメント
なるべく貯蓄性のあるものに加入したいと思い選んだ。
単身:41歳大阪府、 資格:簿記1級 加入状況:終身保険、養老保険、外貨建て終身、医療保険、がん保険
終身で将来解約ニーズがあっても一定時期を超えると支払い保険料を超えるため。
子どもあり:62歳東京都男性 資格:FP技能士1級、CFP 加入状況:終身保険、個人年金保険、医療保険
貯蓄型は返戻率の高さ、保障型は保険料の安さを重視した。
子どもあり:53歳兵庫県男性 資格:CFP、中小企業診断士 加入状況:定期保険、終身保険、学資保険、医療保険、がん保険
相続税対策としても有効な終身保険
相続税対策に保険を活用するためには、相続発生時に保険に加入中であることが条件だからです。保険期間中に保険の被保険者が亡くなった場合、生命保険の非課税枠が利用できるため相続税の減額効果が期待できます。
🥈2位 医療保険-公的保障では不足するお金の補完
2位は、家族構成に関係なく“ケガ・病気のリスク”に備える医療保険でした。
医療保険は、そもそも公的医療保険でカバーしきれない部分を補うための保険であるため、必要・不要の考え方が分かれやすい分野です。 しかし今回の調査では、「不要」と考える人も一定数いる一方で、実際には加入しているプロが多数派という結果になりました。
医療保険とは
まずは、日本の公的保障がどこまで治療費をカバーしてくれるかについて簡単に説明します。
1.自己負担
日本は国民全員が保険に加入できる、「国民皆保険制度」を確立している国です。 各国民の保険料の支払い先は、大企業・中小企業・自営業・引退後などによって 国民健康保険・協会けんぽ・共済・後期高齢者医療制度などがあります。一方保障の内容と、費用負担が必要な割合は年齢別・所得別に下記のとおりとなります。
| 年齢\所得水準 | 一般所得者 | 一定以上所得者 | 現役並み所得者 |
|---|---|---|---|
| 75歳以上 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
| 70歳から74歳 | 2割負担 | 3割負担 | |
| 6歳から69歳 義務教育から引退まで | 3割負担 | ||
| 0歳から5歳 | 2割負担 | ||
2.高額療養費制度
| 所得\年齢区分 | 69歳まで(世帯ごと) | 70歳以上(世帯ごと) | |
|---|---|---|---|
| 個人ごと(外来) | 世帯ごと | ||
| Ⅰ住民税非課税世帯(年金収入80万円以下等) | 35,400円 | 8,000円 | 15,000円 |
| Ⅱ住民税非課税世帯 | 24,600円 | ||
| ~年収約370万円 *70歳以上年収156万~約370万円 | 57,600円 | 18,000円 (年間144,000円) | 57,600円 |
| 年収約370~約770万円未満 | 80,100円+(医療費-267,000円)×1% | ||
| 年収約770~約1,160万円未満 | 167,400円+(医療費-558,000円)×1% | ||
| 年収約1,160万円~ | 252,600円+(医療費-842,000円)×1% | ||
民間医療保険の役割
医療保険は、病気やケガで入院・手術が必要になった場合に、入院日数に応じた1日当たりの給付金や手術を受けた場合の一時金などが支払われます。
医療保険の契約に基づいて支払われた保険金は使い道は自由です。たとえば 公的保障ではカバーされない治療中の生活費の負担に充てられます。病院へ行く交通費。入院中の食事代・差額ベット代。通院中の家事代行など
また、高額療養費制度の補助範囲を超えた「高額な治療費」なども医療保険の特約を付けることでカバーすることもできます。
医療保険に加入しているプロ59%の理由
今回の調査では(医療保険単独もしくは特約付・がん保険・三大疾病保険)に加入している方を合計すると118名(59%)となりました。【医療保険に加入した理由】の自由回答結果を編集部で分析したとこころ下記の理由に分類しました。
| 順位 | 理由 | 回答人数 |
|---|---|---|
| 🥇1位 | 公的保障(健康保険)だけでは不安・不足だから | 31名 |
| 🥈2位 | もしもの時にそなえた安心感を得るため | 29名 |
| 🥉3位 | 病気・ケガによって働けなくなった場合の備え | 28名 |
| 4位 | その他・特になし | 23名 |
| 5位 | 商品性利便性 | 6名 |
| 6位 | 家族・遺族・生活のため | 4名 |
回答者数合計118名―複数理由への分類あり
大きな病気にかかると、今の健康保険の適用外治療をするため、金額的に負担になるため防御策として加入している。
66歳香川県男性 資格:FP技能士2級、証券外務員一種>
病院での治療費は心配していませんが通院費や日常生活が困難になったときに必要な費用が心配で加入しています
単身:70歳千葉県男性 資格:FP技能士2級 加入状況:医療保険、がん保険、定額個人年金、変額終身保険
病気・ケガをした場合、家族の生活が行き詰ってしまう為、民間保険に加入している。
52歳静岡県男性 資格:中小企業診断士 加入状況:定期保険、終身保険、養老保険、団体信用保険、学資保険、医療保険、がん保険
セカンドオピニオン等の付帯サービス、先進医療等費用対効果のある特則
57歳大阪府男性 資格:FP技能士2級 加入状況:終身保険、変額保険、外貨建て保険、がん保険、外貨建て保険個人年金
医療保険に加入していないプロ41%の理由
医療費だけを考えれば、公的保険で保障があります。理由は様々ですが、「医療保険に加入していない」という回答者は、82名(41%)いました。 加入しない理由を調査したところ1位は「公的保障」で賄えると判断しているためです。
| 順位 | 理由 | 回答人数 |
|---|---|---|
| 🥇1位 | 高額療養費制度があるから | 30名 |
| 🥈2位 | 貯蓄が十分にあるから | 30名 |
| 🥉3位 | 経済的な理由で加入していない(ほかを優先したい) | 29名 |
| 4位 | その他(投資をしたほうが良いと判断) | 1名 |
回答者数合計84名―複数理由の回答あり
🥉3位:定期保険 「必要な期間だけ大きな保障」を確保できる
3位は保険料掛け捨ての生命保険「定期保険」となりました。
定期保険とは
支払った保険料は戻ってきません。保険期間中に万が一のことがなければ契約で決められた保険金が保障されます。 保障は10年・20年と期間があり、必要な期間だけの契約が可能です。
定期保険のメリットは保険料が安いことです。保険会社側に運用などのコストがないため、おなじ保障額でも終身保険よりも割安な保険料で加入することができます。 たとえば、自分に万が一のことがあった場合でも、子どもが成人するまでの「保障」だけあればいいといった場合であれば、 シンプルかつコストもかからず、しっかり保障が掛けられる生命保険といえます。
| メリット | デメリット |
保障機能に特化しておりシンプル | 貯蓄型生命保険と比較して保険料が安い |
保障は保険期間のみ | 支払った保険料は戻ってこない |
定期保険に加入しているプロは併用している
遺族の生活費・子供の学費への備えもしくはその両方で「定期保険」を選択したプロ59名の内、 「定期保険」単独で家族の生活費や学費にそなえている人は11名にとどまりました。
59名中、44名は終身保険も合わせて加入しており、万が一の上乗せに定期保険を活用しているといえます。
(参考)定期保険だけで備えている人のプロの保険組み合わせ
定期保険は安いので。長生きする可能性も低いので。
単身:60歳東京都女性 資格:簿記2級 加入状況:定期保険、医療保険
保険料が適格
子どもあり:58歳東京都男性 資格:FP技能士2級 加入状況:定期保険、医療保険、がん保険
保障の範囲がわかりやすい
2歳新潟県男性 資格:社会保険労務士 加入状況:定期保険、学資保険、医療保険+がん特約
4位 がん保険-罹患率の高さを考えると「リアルな選択」
がん保険は、医療保険の一種ですが、「がん」にかかった場合により手厚い保障を受けられるがんに特化した保険商品です。
がん保険の特徴
がん保険の特徴としては商品によって違いますが、おおよそ下記のような特徴があります。医療保険は一般的に病気やケガによる手術や入院で保険金が支払われます。一方がん保険は、通院治療や再発、長期化が予想される。という病気の特性があり、それらに特化した保障を用意できる保険となります。
- がんと診断された場合に一時金が支給される
- がんに特化した治療費が保障される
- 長期にわたる治療をサポートできる
- 先進医療への対応ができる
- がんになったらそれ以降の保険料は払わなくてよい
注意:医療保険と比較した場合のがん保険の特徴概要です。商品によって内容は異なります。
がん保険に入っている人は医療保険にも入っている
がん保険は補償対象は「がん」のみになりますので、がん保険を選択した回答者の内、54名の86%が医療保険との組み合わせで加入しています。
また、他にもがんに備える方法として、「医療保険」に「がん特約」を付けることもできますが、今回の調査ではこの組み合わせを選んでいる人は28名と少数でした。
診断給付金 vs 治療給付金
がん保険は様々な保険会社がたくさんの商品を出しています。がん保険を比較するときに問われるのが「診断給付金」を重視するか、もしくは「治療給付金」を重視するか?ということです。
今回のアンケート結果では、診断金と治療給付金を同じくらい重視する傾向があることがわかりました。
この図からもわかるとおり、診断金か給付金かの選択肢の回答結果はばらけました。プロでも保障を選ぶ基準はそれぞれということがよくわかります。
5位 養老保険-“貯蓄+保障”でバランス型
養老保険は、一定期間の死亡保障と貯蓄の両方を備えた保険です。 10年・15年など加入時に満期を設定し、期間中に亡くなった場合は死亡保険金、満期まで生存していた場合は満期保険金が受け取れます。
同じく貯蓄性のあるランキング🥇1位の終身保険と比べると、以下のような違いがあります。
- 養老保険:満期がある
保障を確保しつつ、“満期保険金”という確実な受取があるため、計画的な資産形成がしやすい - 終身保険:満期がない
不要になったタイミングで解約し、解約返戻金を受け取る使い方ができる
養老保険は貯蓄型生命保険の中でも保険料が最も割高です。ただ、満期保険金があるため、「保障+資金計画を同時に実現したい」というニーズに合致しやすく、企業が従業員の福利厚生目的で活用するケースも多く見られます。
| メリット | デメリット |
死亡保障がありながら貯蓄できる | 貯蓄型生命保険の中で保険料が一番割高 |
満期があるので資金計画が立てやすい | 短期で資金が必要な場合は対応できない |
6位 定額個人年金保険
定額個人年金保険は、老後の年金上乗せのための保険です。民間の保険として受け取る年金保険で、公的年金とは別の“私的年金”に分類されます。
私的年金には、企業型DC(企業型確定拠出年金)、iDeCo(個人型確定拠出年金)、民間の個人年金保険があります。
加入の方法は、例えば60歳などの定年退職時までに保険料の払い込みを完了します。その後、70歳などの契約した際に決めた年齢から、一定期間もしくは生涯年金が支払われます。
年金の受取開始前に亡くなった場合は、支払った保険料の金額相当の死亡保険金が支払われます。
年金は一時に受け取るのではなく、毎月支払われます。そのため公的年金では生活費が足りないかもしれない。という不安に備える保険です。
さらに個人年金保険は、給付前に亡くなっても、払い込んだ保険料以上の保険金は支払われません。そのため、保険加入にあたって告知事項が少ない、もしくは告知や医師の診査が不要なケースが多く、健康に不安のある方でも備えることができます。
| メリット | デメリット |
老後の生活費を計画的に用意できる | インフレ(物価高)のリスクがある |
健康不安があっても加入しやすい | 途中で解約したら元本割れの可能性 |
プロ200名が入っている保険―平均的な保険の組み合わせをタイプ別に分析
ここまで個別の保険について説明してきましたが、どのような組み合わせで保険に入る傾向があるのか、回答者の傾向をまとめました。
| 属性 (回答者数) | 備えているリスク | 生命保険系 | 医療保険系 |
|---|---|---|---|
| 単身 (50名) | 病気 + 老後 | ・終身保険:17名 ・定額個人年金:14名 | ・医療保険:26名 ・がん保険:16名 |
| 世帯・子どもなし (50名) | 病気 + 老後 | ・終身保険:17名 ・定期保険:14名 ・定額個人年金:12名 | ・医療保険:21名 ・がん保険:16名 ・三大疾病保険:12名 |
| 世帯・こどもあり (100名) | 遺族の生活 + 病気 + 老後 | ・終身保険:53名 ・定期保険:37名 ・団信:16名 | ・医療保険:38名 ・がん保険:33名 ・三大疾病保険:15名 ・医療+がん特約:15名 |
単身(50名)|病気+老後を重視した“ミニマル&堅実型”
単身者は「自分の健康リスク」と「将来の生活資金」の2点に絞って備えている傾向が強いことがわかりました。 特徴は下記のとおりです。
- 高額な遺族保障は必要ないため、掛け捨て生命保険は少なめ
- 病気・がん対策と「老後用の積立」をバランスよく配置
- 終身保険と個人年金の組み合わせ=長期の資産形成を重視する傾向
世帯子どもなし(50名)|病気+老後のダブル備えが基本
単身と似ていますが、生活基盤が2人になるため保障額を補強する傾向が強いといえます。
- 単身より「もしもの時にパートナーへ残す」意識が強く、定期保険が増える
- 病気リスクは夫婦共通で高くなるため医療・がん保険が充実
- 将来の2人の生活のため、終身保険や個人年金の加入が多い
世帯子どもあり(100名)|遺族+病気+老後のフルセット型
家族が多い分、最も多くのリスクに備える必要があるため、複数の保険を組み合わせる傾向が最も強い層といえます。
- 遺族保障と治療費の両方が必要なため、生命保険+医療保険のセットが主流
- 終身保険(死亡保障+貯蓄)×定期保険で遺族への備えが手厚い
- 上記に加えて個人年金も加入しており、老後の準備も同時に進める“トリプル備え”が特徴的
- 単身なら「病気+老後」
- 夫婦のみなら「病気+老後+必要最低限の遺族保障」
- 子どもがいる家庭なら「遺族保障+医療・がん+老後」
まとめ
プロ200名の調査から分かったのは、どの属性であっても 1つの保険だけで備えるのではなく、必要な保障を組み合わせてリスクに備える という姿勢でした。
- 単身なら「病気+老後」
- 夫婦のみなら「病気+老後+必要最低限の遺族保障」
- 子どもがいる家庭なら「遺族保障+医療・がん+老後」
というように、ライフステージによって“必要な保険の形”は大きく変わります。
無料で保険相談ができる保険相談窓口(保険ショップ)は、全国に10,000以上。スマートマネーライフ編集部は、別の記事で保険相談おすすめ10選ランキングを紹介しています。
加入する保険は、ライフスタイル・経済状況・価値観の変化と共にその都度変わっていくものです。
「今の自分が備えるべきリスクは?」
「この補償は今の自分に合っているのか」
「保険料をもっと安くしたい」
と、気軽に相談できる保険相談窓口を見つけておきましょう。
- 来店型保険ショップの最大手
- 圧倒的な知名度・店舗数・取扱商品数
- クチコミ数が多い上に評価が高い
あなたが現在加入している保険が、今の生活や将来に合っているかどうか、この結果を参考に、ぜひ一度見直してみてください。 必要な保障は人によって異なりますが、効率的かつ最適な組み合わせを知ることで、万が一の保障を保ちつつ保険料の削減も期待できます。


