光熱費の節約、本当に効果的な方法を選べている? 100人調査で見えた実態
中東情勢がいまだ混沌としている中、光熱費の上昇を受けて節約への意識は高まっています。実際に「光熱費の節約」を行っている人はどの程度いるのでしょうか。また、どのような対策が実践されているのでしょうか。今回、100人を対象に独自調査を実施しました。
本記事では、アンケート結果をもとに、光熱費対策のリアルな実態を読み解いていきます。あわせて、対策を行っていない人の理由についても分析します。
アンケートの概要・設問内容
本アンケートは、セレクトラが独自に行ったものです。内容を引用される際は、引用元が「セレクトラ・ジャパン株式会社:電気・ガス部門による調査」である旨と本リンクを記載ください。
| アンケート概要 | |
|---|---|
| 対象 | 全国100人(男性71人・女性29人) |
| 期間 | 2026年3月25日 |
| 方法 | インターネット調査 |
| 機関 | アイブリッジ株式会社 |
アンケートの設問内容はこちら
| 設問内容 |
Q1: 現在の光熱費(電気代・ガス代など)を家計の負担に感じますか? Q2: 光熱費に対して、何か対策をしている、または対策を検討していますか? Q3: 現在行っている(または検討している)対策を教えてください。 Q4: 電力会社の切り替えについて、これまでの経験を教えてください。 Q5: 電力会社を選ぶ際に最も重視するポイントは何ですか? Q6: 光熱費対策をしていない、またはあまりしていない理由は何ですか? Q7: 光熱費の節約のために努力していること、光熱費に関して不満に感じていることを教えてください。 |
毎月の光熱費、86%が「家計の負担」と実感
まず、光熱費に対する基本的な実感を尋ねました。「光熱費(電気代・ガス代など)を家計の負担に感じますか?」という質問に対し、「とても感じている」が47%、「やや感じている」が39%となり、合計86%が負担と感じていることが明らかになりました。
「とても感じている」が約半数に達していることから、光熱費の問題は一部の人に限らず、多くの家庭に共通する課題となっていることがうかがえます。
7割が対策済み──ただし「すぐできる節約」に偏り
光熱費の負担感が高い一方で、「積極的に対策している」が18%、「ある程度対策している」が52%となり、70%が何らかの対策を実施していることが分かりました。
一方で、約3割は対策を行っていません。
具体的な対策内容を見ると、「こまめな節電・節ガス」が84%と圧倒的に多く、日常の行動で対応できる対策に集中している傾向が見られます。
一方、電力会社の切り替え(20%)や断熱対策(33%)といった、より構造的・継続的な対策は相対的に少ない結果となりました。
| 対策内容 | 実施割合 |
|---|---|
| こまめな節電・節ガス(エアコン設定・待機電力カットなど) | 84% |
| 省エネ家電・LED照明への買い替え | 53% |
| 断熱対策(カーテン・窓フィルムなど) | 33% |
| 電力会社の切り替え | 20% |
| ポイント還元・支払い方法の見直し | 7% |
| 太陽光発電・蓄電池の導入 | 7% |
「消費電力を減らす」対策が中心
上位の対策はいずれも、消費電力そのものを減らす行動に分類されます。一方で、電気の単価を下げるといったアプローチはまだ一般的とは言えません。
こまめな節電の効果は?効率よく削減するには
今回の結果から、こまめな節電を心がけている人が84%と非常に多いことが分かりました。
ただし一般的に、照明のこまめなオンオフや待機電力のカットは、LED照明が普及している現在では節電効果は限定的とされています。
一方で、エアコンは家庭内で消費電力の大きい家電のひとつです。設定温度の見直しやサーキュレーターの併用、断熱対策など、影響の大きいポイントに絞った対策は効果的です。
電力会社の切り替え、「未検討」が約半数
電力会社の切り替えについては、「すでに切り替えた」が29%にとどまり、「検討したことはない」が48%と最多でした。
また、電力会社選びで重視するポイントは、「電気料金の安さ」が48%でトップ、次いで「企業の信頼性・知名度」が29%でした。
価格への関心は高い一方で、切り替えという行動には結びついていない実態が見て取れます。
切り替えない理由──「面倒」「効果不明」「少額感」
対策をしていない理由としては、「面倒だから」43%、「節約額が小さいと思う」40%、「効果が分からない」33%が上位となりました。
手続き自体はシンプルである一方、「面倒そう」という印象や「大きな節約にならないのでは」という認識が行動の障壁になっていると考えられます。
電力会社の切り替えは面倒なのか?
実際電力会社の切り替えは、申し込みをするだけで完了します。通信会社の切り替え、保険の切り替えに比べれば面倒ではないのが実情です。
過去に、セレクトラ・ジャパンが行った「電気料金の切り替えに関するアンケート」でも、「86%が切り替えは簡単だった」と回答しています。
関連記事: 200人アンケート調査結果+失敗しない電力会社選び
どうせ大した額にならない? - 使用量が多い家庭は効果あり◎
切り替えても、節約があまり期待できないのでは?という回答も多かったのですが、これはあながち間違ってはいません。
実際に、一人暮らしの人のように、電気の使用量が少ない人は、金額として減る分も控えめです。
一方で、電気の使用量が多い家庭、例えば、毎月300kWh以上の消費電力がある人は、切り替えで電気料金が大きく安くなる可能性があります。
電気の使用量の多い人が切り替えで安くできる理由は?
電気の使用量が多い人が電気代を安くできる理由は2つです。1つは「従量料金の単価差」が積み重なり効果が高いことです。
仮に、大手より1kWhあたり1円安いプランに切り替えた場合、月200kWh使う家庭と月600kWh使う家庭では、節約額に3倍の差が生まれます。つまり使用量が多いほど、単価差の恩恵が大きくなるわけです。
もう1つは、全てではありませんが、多くの新電力では、3段階の料金のうち300kWh以上の料金単価を大きく下げている、ということが挙げられます。
具体的に、ガソリン代の割引のあるidemitsuでんきと東京電力の「従量料金」を比べてみると分かりやすいでしょう。
関連記事: 【ガソリン価格高騰】ガソリン代が安くなる電気プランは「焼け石に水」か?年間節約額を徹底検証 ~ idemitsuでんき vs ENEOSでんき
実際に切り替えるとどれくらいお得になるのか?
この機会に、実際に電力会社を切り替えるとどれくらい電気料金が安くなるのかチェックしてみましょう。
例えば、オクトパスエナジーならば、東京電力に比べて、一人暮らしでも月に1,791円、4人世帯なら5,078円安くなる計算です。
実際には、かなり安くなることが分かります。
関連記事: オクトパスエナジーVS東京ガスの電気【料金比較+サービス比較】どっちが安いか新料金で徹底検証!
関連記事: オクトパスエナジーの評判「怪しい・高い」は嘘💡口コミ&電気料金比較で徹底検証【最新アンケート結果】
セレクトラでは、燃料費調整額も含めた合計額で毎月各社の電気料金を比較しています。「今、本当に安い電力会社はどこなのか?」を確認したい方は、ぜひこちらの「地域・世帯人数別:電気代が安い新電力ランキング」をチェックしてみてください。毎月情報を更新しています。
まとめ:「努力」から「選択」へ
今回の調査から、多くの人が光熱費の負担を感じ、何らかの対策を講じていることが明らかになりました。
ただし、その多くは「こまめな節電」といった日常行動に偏っており、電気料金そのものを見直す動きは限定的です。
今後は、節電の努力に加えて、「どの電気を買うか」という選択も重要になっていくと考えられます。
分かり易さを重視する人には、大手電力会社の料金プランに沿ったプランがいいでしょう。
セレクトラでは、燃料費調整額も含めた合計額で毎月各社の電気料金を比較しています。「今、本当に安い電力会社はどこなのか?」を確認したい方は、ぜひこちらの「地域・世帯人数別:電気代が安い新電力ランキング」をチェックしてみてください。毎月情報を更新しています。
