冷蔵庫を持たない生活は節電になる?コンビニを“外部冷蔵庫化”する人と現実的な節約方法

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冷蔵庫を持たない生活は節電になる?コンビニを“外部冷蔵庫化”する人と現実的な節約方法

「家に冷蔵庫、ありますよね?」

ほとんどの人が、当たり前のように「ある」と答えるはずです。

しかし今、その“当たり前”をあえてやめる人たちがいます。

冷蔵庫を持たず、コンビニやスーパーを“自分の冷蔵庫”のように使う生活──いわゆる「 冷蔵庫キャンセル界隈」です。

一見するとかなり極端な選択ですが、ふと考えるとこう思いませんか。

冷蔵庫がなければ、電気代ってけっこう下がるのでは?

本記事では、この新しい生活スタイルについて、実際のエピソードも交えながら、メリット・デメリット、そして現実的な節約方法まで整理します。

冷蔵庫の電気代はどれくらいか?

まず前提として、冷蔵庫の電気代はどの程度なのでしょうか。

冷蔵庫は家庭の中でも電力消費がエアコンに次いで大きい家電のひとつで、全体の約15%前後を占めるとされています。

つまり、なくせばそれなりにインパクトはある──これは間違いありません。

ただし、ここで少し冷静に数字を見てみると、削減できる金額は月数百円〜1,000円程度にとどまるケースが多く、「影響は大きいが、それだけで劇的に電気代が下がるわけではない」というのが実態です。

一般的な一人暮らし向け(150〜300L程度)の冷蔵庫では、年間電気代はおおよそ6,000円〜12,000円程度が目安とされています。

これを「大きい」と感じるか、「意外とそうでもない」と感じるかで、この話の見え方は変わってきます。

家庭における家電製品の一日の電力消費量の割合
このように、夏場だと約19%、冬場だと約14%、冷蔵庫の電力が家庭の消費電力を占めている。出典:資源エネルギー庁「省エネルギー政策について」

冷蔵庫キャンセル界隈とは?

「冷蔵庫キャンセル界隈」とは、自宅に冷蔵庫を持たず、もしくは最小限にして生活する人たちのライフスタイルを指すネットスラング的な表現です。

背景にはミニマリズム志向や節約志向があり、以下のような生活スタイルが見られます。

  • その日食べる分だけをコンビニやスーパーで購入
  • 作り置きやまとめ買いをしない
  • 飲み物や食材も基本的に都度購入

言ってしまえば、「家に冷蔵庫を置く代わりに、街中の冷蔵庫を使う」という発想です。

特に、すぐ近くにコンビニやスーパーがある都市部では、このスタイルが成立しやすく、 単身者や二人暮らしを中心にじわじわと広がっています。

いわば「家庭の冷蔵庫機能を外部化する」生活です。

実際に“冷蔵庫を持たない人”のリアルエピソード

では、本当にそんな生活は成立するのでしょうか。

実際に冷蔵庫を持たずに生活している人の話を聞くと、そのスタイルは驚くほどシンプルです。

基本は毎日コンビニやスーパーに立ち寄り、その日の食事をその場で決めて購入します。

作り置きは一切せず、余った食材を冷蔵保存することもありません。

その結果、「食べ切れる分だけを買う」という習慣が自然と身についたといいます。

家で食べるものは常温保存できるシンプルなものが中心。少し贅沢したい日は、外食で済ませてしまう。

一方で、飲み物や軽食もすべて都度購入になるため、生活はかなり“外部インフラ依存型”になります。

また、この生活は店舗や飲食店が充実しているエリアでなければ成立しません。

つまり、「できる人はいるが、誰にでもできるわけではない」スタイルです。

【質問してみました!】冷えたビールを飲みたい場合は?

「その日飲む分だけコンビニで買うか、外で飲みますね。家で冷やしておく、という発想自体がなくなりました。」

ちなみにこの方は、30代で子供のいないカップルの方でした。冷蔵庫キャンセルするには、夫婦ないし、カップルで意見がまとまっている必要もありますね。

コンビニを“冷蔵庫化”するメリット

この生活スタイルには、確かにいくつかのメリットがあります。

特に、「気づいたら冷蔵庫の奥で腐っていた」という経験がある人にとっては、この点は大きな魅力です。

また、電気代の値上がりが続く中で、「そもそも使わない」という選択肢はシンプルでわかりやすい節約方法でもあります。

関連記事: 冷蔵庫の電気料金

冷蔵庫キャンセルのデメリット(重要なポイント)

ただし、この生活にははっきりとした弱点もあります。

  • 食費が高くなる可能性がある(コンビニを多用した場合)
  • 買い物回数が増え、時間コストが上がる
  • 作り置きやまとめ買いができない
  • コンビニの営業時間や立地に依存する

特に大きいのは、「電気代の削減以上に食費が増える可能性がある」という点です。

つまりこの生活は、節電の代わりに“別のコスト”を支払っているとも言えます。

結局、節電になるのか?コスト比較

冷蔵庫は家庭の電力使用量の約15%を占めるため、電気代削減のインパクトは決して小さくありません。

冷蔵庫を持たないことで削減できる電気代は、年間でおよそ7,500〜10,500円程度と考えられます。

具体的に計算【180Lの冷蔵庫】

180LのTOSHIBA製冷蔵庫(GR-Y18BP)の年間消費電力量は約273kWh。これに31円/kWhをかけると、年間約8,463円となります。

ただし、この数値は目安であり、実際は使用状況や料金単価によって変動します。

実際にはこれより高くなることが一般的です。

参考:東芝公式サイト > 冷蔵庫

一方で、コンビニ中心の生活になると1食あたりの単価は確実に上がりやすくなります。

結果として、食費増加が電気代削減を上回るケースも珍しくありません。

つまり結論としては、

「電気代は下がるが、生活コストが下がるとは限らない」

という少し皮肉な構造になります。こをどこまでコントロールできるかが節約の分かれ道と言えます。

関連記事: 冷蔵庫の電気料金 - 年間の消費電力量をチェック。計算方法も分かる。

冷蔵庫キャンセルで電気代を下げられる人の特徴

向いている人:

  • 家の近くにコンビニやスーパーがある
  • もともと外食や中食が多い
  • ミニマルな生活を好む

向いていない人:

  • 自炊をよくする人
  • まとめ買い派
  • 家族世帯

自分には無理…と思った人の現実解

ここまで読んで、「さすがにこれは無理」と感じた人も多いのではないでしょうか。

実際、多くの人にとっては冷蔵庫を手放すよりも、別の方法で電気代を見直す方が現実的かもしれません。

以下のような節電・節約方法は、一定の効果があります。まだ、試していない場合は積極的に検討をしてみることをおすすめします。

エアコンと冷蔵庫の節電

エアコンはフィルター掃除だけでも効率が改善します。また、サーキュレーターを併用することで冷暖房効率を高めることができます。

冷蔵庫も、周囲にスペースを確保する、詰め込みすぎない(目安は7割程度)といった工夫で節電が可能です。

電力会社の切り替え

より現実的な節約方法として有効なのが、電力会社や料金プランの見直しです。

生活スタイルを変えずに、基本料金や電力量単価を下げられる可能性があります。

節電というと「何かをやめる」方向に考えがちですが、実際には「契約を見直す」だけでも効果が出るケースは少なくありません。

まとめ

冷蔵庫を持たない生活は、確かに成立します。

そして、電気代という意味では一定の節約効果もあります。

試してみたいと思った方は、まずは一週間試してみるのも方法かもしれません。

やっぱり無理!と思った方でも、電力会社の切替といった方法で固定費を下げることは十分可能です。

大切なのは、極端な選択をすることではなく、自分の生活に合った形で無理なく最適化することです。

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