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新NISAは悪魔の制度なのか?広がる不安と新NISA貧乏の正体を元銀行員が解説

作成日
新NISAは悪魔の制度なのか?広がる不安と新NISA貧乏の正体を元銀行員が解説

「新NISAは悪魔の制度だった」 こんな言葉を目にする機会が増えています。さらに最近では「新NISA貧乏」というワードも広がりつつあり、マーケットが荒れるたびに新NISAの利用に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

特に2026年3月、中東情勢の緊迫化に伴う歴史的な株価急落(日経平均が月間で約13%下落)を経験し「もう耐えられない」と感じている方も少なくないはずです。

しかし、金融機関に20年間勤めてきた筆者の立場からお伝えすると、新NISAは決して悪魔の制度ではありません。むしろ問題の本質は、制度そのものではなく「使い方」と「向き合い方」にあると考えます。

新NISAは悪魔ではない

新NISAは悪魔の制度ではありません。ただ、何も考えずに飛び込めば痛い目を見る可能性もあります。道具(新NISA)は使い手次第です。あなたが「なぜ新NISAを始めたのか」という原点に戻ること。それが、相場の荒波を乗り越えるための、最も強い武器になります。

なぜ「新NISAは悪魔の制度」と言われるのか

新NISAは悪魔の制度と言われる背景は、2025年から2026年にかけての相場の乱高下です。

日経平均株価とSP500推移
日経平均株価とS&P500│過去5年間の推移(2021年4月-2026年4月)

Google finance

2025年トランプ関税ショックにより日経平均株価が一時3万1,000円を割り込む混乱
2026年米・イラン間の軍事衝突懸念による「オイルショック級」の暴落

総務省│2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年8月分

こうした局面で、2024年以降、新NISA改正をきっかけに投資を始めた人の中には、狼狽売り(パニックになって解約すること)に走るケースも多かったようです。

「悪魔だ」という感情の正体

含み損を抱えたままの解約となるため「結局損をしただけだった」「政府に騙された」という新NISAに対するネガティブな感情が残り「NISAは悪魔の制度だ」といった意見が拡散されているのです。

「新NISA貧乏」という言葉の正体

2026年現在、もう一つ注目されているのが「新NISA貧乏」です。これは単に「損をした」という意味ではありません。

新NISA貧乏とは

無理に新NISA投資枠(年間360万円)を埋めることに執着し、手元の現金が枯渇して生活に余裕がない状態。2024年以降の新NISA改正、株価上昇局面のなかで「みんなやっているから」「乗り遅れると損」といった焦りから生じる。

新NISA貧乏の背景には、以下の2つの要因があります。

  • インフレによる家計圧迫:原油価格の高騰による物価上昇が続く中、月々の積立額(つみたて投資枠)を無理に設定していた世帯が、生活費を捻出できなくなる事態に陥っています。2026年に入り、エネルギー価格の高騰で生活費が上昇。それにもかかわらず、積立額を減らさずに強行した結果、家計が破綻寸前になるケースです。
  • アセットリッチ・キャッシュプア:「資産(アセット)はあるが、手元の現金(キャッシュ)がない」状態です。無理なペースで成長投資枠を埋めていた層が、この3月の暴落で評価損を抱え、さらに現金も減っているため「新NISAをしていなければもっと楽だった」という後悔にもつながっています。

つまり「新NISA貧乏」は新NISA制度そのものが問題なのではなく、資金管理のミスが招いた結果であることがわかります。

2026年4月現在の市場状況

指標・事象2026年3~4月の状況影響
日経平均株価月間下落率13.2% (3月)多くの新NISA利用者が含み損
外部要因米・イラン衝突不透明感から売りが加速

そもそも、なぜ新NISAを始めたのか?

新NISAは悪魔の制度、と聞いて不安になる方は、いったん原点に立ち返り、新NISAを始めた目的を思い出してみましょう。

  • 新NISAを始めた理由、覚えていますか?
  • 老後資金の準備をしておきたい
  • 円預金だけでは不安
  • 物価上昇(インフレ)に備えたい

つまり、新NISAは「短期でもうけるため」というより、「長期で資産を守り、少しでも増やすため」に始めたはずです。

それなのに、いざ相場が荒れ始めると、多くの人が新NISAを始めた時の目的を忘れてしまいます。マーケットが動くたびに新NISA勢が感情的になって、狼狽売りがろうばい売りを呼び、新NISAはやめたほうがいい、悪魔だという評判口コミも相次ぐことになるのです。

元銀行員が解説│新NISAは悪魔の制度⁉パニックに陥らないために

「制度のせいだ」「新NISAは悪魔だ」という怒りは、感情的なパニックで市場から離れてしまう失敗経験(解約して損失を確定してしまうこと)から来ていることがほとんどです。

不安な局面で、投資初心者はどのようにあるべきか、特に新NISAで投資を始め、つみたて投資枠でインデックス投資を行っている方が押さえておきたいことを中心に解説します。

市場に居続けることが、最大の戦略

新NISAの核心は「どんなときも市場に居続ける覚悟を持つこと」です。

「新NISAは長期投資」とよく言われます。金融庁といった官公庁をはじめ、金融機関、専門家が口をそろえて言っていることです。なぜかというと、過去の実績や研究結果のデータで、長期投資の効果が実証されているからです。

マーケットは暴落を繰り返すもの

金融相場の下落は過去に何度も起きていて(これからも起こる可能性はあります)、これらの一時的な波乱相場を乗り越えて、長期的な視点を持って投資を続けていると、最終的には資産が増える可能性が高くなるという、他でもない過去の実績があるからです。

たとえば、今から2006年以降の日経平均株価だけの動きを見てもリーマンショック(2008年)、東日本大震災(2011年)、チャイナショック(2015年)、コロナショック(2020年)、ロシアウクライナ戦争、そしてここ数年のトランプ関税ショック。

2020年、コロナウィルスの影響で世界経済が混乱した時期は、日経平均株価が24,000円から16,000円台まで大暴落。この日経平均株価と同じ動きをする投資信託の資産価格も、大きく暴落したのです。

日経平均株価の推移2011-2024

アセットマネジメントOne│日経平均株価の振り返り…過去70年の歴史をチャート付きで解説

耐えた人が、利益を得た

そこでパニックになって解約せずに今も持ち続けている人達は、資産価格が大幅に増えています。一時的な下落を見て売ってしまった人は、その後の回復の恩恵を受けられません。投資を続ける上で「一時的な値下がりに慌てず、長期でコツコツと続けることが大切」と言われるのはそのためです。

ノイズに惑わされない

では、マーケットの動きに感情が左右されないようにするために、どうしたら冷静でいられるのでしょうか。新NISA制度を「悪魔だ」と批判ばかりしないようにするために大切なことを解説します。

投資は余裕資金で、の意味

答えはシンプルです。余裕資金で投資することです。長期投資では一時的な暴落を避けられないからこそ、「お金の色分け」が重要なのです。

  • 短期資金:日常生活費(使うお金)
  • 中期資金:2~5年以内に使うお金(守るお金)
  • 長期資金:10年以上は使う予定のないお金・老後資金(増やすお金)
お金の色分け

一般的には、持っている資産の2〜3割程度を投資に回すのが一つの目安とされています。多少の値動きに動じる心配がない、放っておけるくらいの資金です。

短期的な値動きに動揺してしまうのは、そもそも日常生活資金や、使い道が決まっているお金など、いざという時に必要なお金を投資に回してしまっている可能性も考えられます。先ほどの「新NISA貧乏」は使う予定のあるお金をつぎ込んでしまっている状態なのです。

新NISAが悪魔でも、物価上昇は続く

新NISAは悪魔の制度と言われても、私達が将来のために資産運用を行う必要性は変わりません。日本の物価上昇率は約2~3%と依然高止まりしており、昨今の原油価格の上昇もあり、円の現金や預金だけでは、インフレによる資産価値の目減りから資産を守ることはできません。

10月3.0
11月3.0
12月2.4
1月2.0
2月1.6

総務省│2020年基準 消費者物価指数 全国 2026年2月分

長期的な資産形成や老後資金の準備のためには、物価上昇率以下の金利で預けておくのでは、1年後にはインフレ負けし、数字は変わらずとも資産価値が減ってしまうことを覚悟しておきましょう。

まとめ:新NISAは悪魔ではない。試されているのは自分

「新NISAは悪魔の制度だ」という声が多い背景には、短期的な恐怖と、無理な資金計画による焦りです。最後に、元銀行員として20年間、数多くのお客さまの資産形成に向き合ってきた立場から、お伝えしたいことをまとめます。

  • 新NISAを始めた目的(老後資金・インフレ対策など)を忘れないこと
  • マーケットの暴落は過去も未来も必ず起きると理解しておくこと
  • だからこそ余裕資金で始め、生活防衛資金を先に確保すること
  • 一時的な下落に動じず、市場に居続ける姿勢を貫くこと
  • 不安なときは、SNSではなく中立的な専門家(FP)に相談すること

必要ならプロに相談する

とは言っても、多少なりとも投資をしている人にとって誰でもマーケットの下落は不安なものです。特に最近は、ネット証券の取引が増え、SNSやYouTubeを情報源としている方も多いです。便利な反面、さまざまな情報が飛び交い、何が信頼できる情報なのか分からなくなることもあります。

そんなときは、中立的な立場の専門家に対面で話して相談してみることもおすすめします。無料で相談できるファイナンシャルプランナー(FP)サービスも増えてきました。迷いや不安を整理し、あなたに合った投資のスタイルを見つけるきっかけになるかもしれません。