【2024年】学資保険のおすすめ5選|返戻率の高い保険を選ぶポイントも解説
「学資保険のおすすめを知りたい」「どの学資保険が返戻率が高いのか比較できない」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
学資保険で教育資金を用意するときは、支払った保険料以上のお金が返ってくるプランに加入するのが基本です。
広告や営業をそのまま信じて加入してしまうと、損をする可能性があるので、各社の学資保険を比較して自分にあった一本を見つける必要があります。
そこで本記事では、おすすめの学資保険を5社紹介し、返戻率の高い保険を選ぶポイントも解説します。
「投資は不安だけど、貯金よりも得をしたい」という気持ちで学資保険を探している方は、記事を参考にしてみてください。
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学資保険のおすすめ5選|返戻率のシミュレーションも紹介
おすすめの学資保険を5社紹介します。
各社の保険によって返戻率(支払った保険料に対して返ってくる保険金の割合)や加入できる年齢が異なるので、以下で紹介する内容を確認してみてください。
明治安田生命「つみたて学資」
返戻率の高さや保障内容のシンプルさを重視している方におすすめ
つみたて学資のおすすめポイント
- 高い返戻率
- 4回に分けて教育資金を支払
- 払込期間は10歳または15歳まで
明治安田生命の「つみたて学資」は、高い返戻率が魅力の学資保険です。 2024年9月時点では最高118.2%の返戻率を誇り、数少ない110%以上の返戻率を実現しています。
同保険は、大学入学の18歳から1年ごとに教育資金を受け取れる仕組みです。 まとめて保険金を受け取る仕組みではないため、無駄遣いせず毎年必要な学費に受け取ったお金を回せるでしょう。
払込期間は10歳または15歳までの2パターンとなっており、シンプルな設計も魅力です。
返戻率 | 男性:113.4% 女性:113.6% |
加入できる子どもの年齢 | 0歳から6歳 |
加入できる親の年齢 | 18歳から |
設定可能な保険金額 | 不明 |
保険料 | 男性:14,695円 女性:14,669円 |
*子ども:0歳・契約者:30歳・保険料払込期間:10歳まで・学資年金開始時期:18歳・受取総額:200万円・月払
出典:明治安田生命|かんたん保険シリーズライト!
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フコク生命「みらいのつばさ」
フコク生命「みらいのつばさ」は、受け取り方法を選べる2種類の型が魅力です。
みらいのつばさのおすすめポイント
- 受け取り方法を選べる2種類の型
- 子ども用の医療保険を用意
- 兄弟割引で保険料の割引が可能
中学・高校・大学それぞれの入学に備える「S(ステップ)型」と、大学入学に重きを置いて備える「J(ジャンプ)型」の2種類を用意しています。
特約(オプションのようなもの)では子ども用の医療保険を追加できるので、怪我や病気に備えたい方は特約を追加しましょう。
またみらいのつばさには兄弟割引があり、兄弟で同じ保険に加入した場合保険料の割引が適用されます。 家族で子どもを2人産む予定を立てているなら、みらいのつばさに加入して、第2子以降で兄弟割引を利用してください。
返戻率 | 男性:109.5% 女性:109.6% |
加入できる子どもの年齢 | 0歳から7歳まで |
加入できる親の年齢 | 男性:18歳から60歳までbr> 女性:18歳から64歳まで |
設定可能な保険金額 | 80万円から300万円 |
保険料 | 男性:27,666円 女性:27,634円 |
*子ども:0歳・契約者:30歳・保険料払込期間:11歳まで・満期保険金:200万円・学資年金開始時期:18歳・兄弟割引適用・J型・月払
出典:フコク生命|みらいのつばさ
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日本生命「ニッセイ学資保険」
日本生命「ニッセイ学資保険」は、小学・中学・高校の入学時にお金を受け取れるプランを用意している点が魅力です。
ニッセイ学資保険のおすすめポイント
- 大学入学よりも前でお金を受け取れるプランも用意
- 大手生命保険会社の安心感
- シンプルな保障内容
大学以前に私立学校への進学を予定している場合、ニッセイ学資保険で受け取れるお金を入学費用として活用できます。
販売元が保有契約数の多い大手生命保険会社であることも、大きなポイントです。 2023年末の段階で保有契約数は3,400万件を超えており、日本でも有数の大手生命保険会社となっています。 「お金を預けるなら有名な生命保険会社がいい」と考えている方は、日本生命での学資保険加入が向いているでしょう。
ニッセイ学資保険の保障内容はシンプルで、祝金の有無による2つのパターンから選べます。 保険の知識がない方も直感的に選べるので、まずは資料請求をしてどちらの保障内容があっているか確かめてみてください。
返戻率 | 男性:107.2% 女性:107.3% |
加入できる子どもの年齢 | 0歳から7歳まで |
加入できる親の年齢 | 18歳から67歳まで |
設定可能な保険金額 | 40万円から500万円 |
保険料 | 男性:46,640円 女性:46,560円 |
*子ども:0歳・契約者:30歳・保険料払込期間:10歳まで・満期保険金:200万円・学資年金開始時期:18歳・こども祝金なし型・月払
出典:日本生命|ニッセイ学資保険
出典:日本生命|2023年度業績の概要
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ソニー生命「ソニー生命の学資保険」
ソニー生命「ソニー生命の学資保険」は、教育プランにあわせて選べる3つの型が魅力です。
ソニー生命の学資保険のおすすめポイント
- 教育プランに応じた3つの型
- 専任のライフプランナーが担当
- 対面・オンラインで相談が可能
以下のプランを比較しながら、要望にあった保険があるか確かめてみましょう。
- Ⅰ型:中学・高校・大学などの進学資金用
- Ⅱ型:大学などの進学資金用
- Ⅲ型:大学などに進学した後の学費用
また保険に関する相談をする際は、専任のライフプランナーがついてくれて、保険の説明以外にも今後必要な教育資金の試算もしてくれます。 直感で保険金額を設定せずに済むため、過不足ない学資保険に加入できるでしょう。
ソニー生命では対面・オンライン2つの相談方法を用意しており、世帯主の仕事や子どもの状況にあわせた相談が可能です。 気になる方は、資料請求をして相談を申し込んでみてください。
返戻率 | 男性:106.1% 女性:106.2% |
加入できる子どもの年齢 | 0歳から6歳まで |
加入できる親の年齢 | 男性:18歳から64歳まで 女性:18歳から72歳まで |
設定可能な保険金額 | 50万円から2,600万円 |
保険料 | 男性:15,700円 女性:15,680円 |
*子ども:0歳・契約者:30歳・保険料払込期間:10歳まで・満期保険金:200万円・学資年金開始時期:18歳・月払
出典:ソニー生命|ソニー生命の学資保険
JA共済「こども共済」
JA共済の「こども共済」は、子どもが12歳になるまで加入できる体制が魅力です。
こども共済のおすすめポイント
- 12歳まで加入できる仕組み
- 契約者は75歳まで対応
- 資料請求キャンペーンを実施
子どもが成長するまでに学資保険に加入していない場合でも、こども共済なら加入できる可能性があります。 また契約者の年齢は75歳まで対応しているため、祖父母が孫のために加入する保険としてもおすすめです。 祖父母から「孫のために保険をプレゼントしたい」という要望があった場合は、こども共済の資料請求をしてみましょう。
2024年9月現在JA共済では、Web申し込みをした45,000名限定でアンパンマンのポーチをプレゼントしています。 2025年3月27日までの期間限定で先着順となっているため、気になる方は早めに資料請求をしてください。
返戻率 | 男性:103.0% 女性:103.2% |
加入できる子どもの年齢 | 0歳から12歳 |
加入できる親の年齢 | 18歳から75歳 |
設定可能な保険金額 | 100万円から1,000万円 |
保険料 | 男性:14,710円 女性:14,672円 |
*子ども:0歳・契約者:30歳・保険料払込期間:11歳まで・満期保険金:200万円・学資年金開始時期:17歳・月払
出典:JA共済|こども共済
学資保険とは?
学資保険とは、子どもの教育資金を準備するための保険です。 毎月保険料を支払うことで、進学にかかる教育資金を準備できます。
教育資金を貯金ではなく学資保険で準備するのは、元本以上のお金を貯められる点や万が一の保障を用意できる点などの魅力があるからです。
保障内容をシンプルにすれば元本以上のお金を受け取れるため、貯金よりも効率よく教育資金を貯められます。 また契約者に万が一のことがあっても契約時に定めた保険金を準備できるので、子どもが教育を受けられなくなるリスクを軽減できるでしょう。
学資保険は、各社教育資金を受け取れるタイミングや保険料が異なります。 複数の保険会社を比較しながら、家計や子どもの教育プランにあった学資保険に加入してください。
学資保険の選び方
学資保険は保険会社によって保障内容が異なります。
勧誘されたまま加入すると、お金が必要なときに十分な教育資金を用意できないかもしれません。 子どもに必要なタイミングで十分なお金を準備できるように、以下で紹介する選び方を参考にしてみてください。
- 返戻率の高さで選ぶ
- 保険金を受け取るタイミングで選ぶ
- 追加できる保障(特約)で選ぶ
- 保険料の安さや払込期間で選ぶ
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返戻率の高さで選ぶ
学資保険を選ぶ際は、返戻率の高さを重視しましょう。 返戻率が高いほど、契約満了時に受け取るお金が多くなるからです。
同じような保障内容でも、加入する保険会社によって返戻率は数%異なります。 各社同じ条件でシミュレーションを実施し、返戻率が高い保険会社を選びましょう。
「自分では返戻率を比較できない」という方は、保険相談窓口で専門家に比較を依頼するのもおすすめです。
保険金を受け取るタイミングで選ぶ
学資保険を選ぶときは、保険金を受け取るタイミングも重要な要素です。 必要な時期に保険金を受け取れなければ、教育資金の準備が間に合いません。
学資保険は契約満了時に一括で受け取るタイプと、数年おきに祝金という形で受け取れるタイプがあります。
例えば「大学入学時に保険金を受け取りたい」という方は、契約満了時に一括で受け取れる学資保険がおすすめです。
一方「中学・高校と進学のタイミングでコツコツお金を受け取りたい」という方は、祝金を受け取れる学資保険を選びましょう。
各社の学資保険を比較しながら、必要なタイミングでお金を受け取れる商品を選んでください。
追加できる保障(特約)で選ぶ
学資保険を選ぶ際は、追加できる保障(以下、特約)を重視するのもひとつの手です。
特約はメインの保険に追加できるオプションのようなもので、保険会社ごとに異なる内容が用意されています。
特約の内容 | 詳細 |
---|---|
保険料払込免除特約 | 契約者(親)が死亡したとき、以降の保険料の払い込みが免除になる特約 |
育英年金特約 | 契約者(親)が死亡したとき、契約満了まで一定額のお金を受け取れる特約 |
傷害特約 | 子どもに万が一のことがあったときに、保険金を受け取れる特約 |
医療保険特約 | 子どもに病気やケガがあったときに、一定の保険金を受け取れる特約 |
災害特約 | 事故などで傷害を受けたとき、程度に応じて保険金を受け取れる特約 |
上記のように、保険会社によって取り扱っている特約は異なります。
また特約を追加しすぎると返戻率が下がってしまうので、必要な特約に絞って追加しましょう。
保険料の安さや払込期間で選ぶ
保険料の安さや払込期間で選ぶことも、学資保険を選ぶ際のポイントです。
家計に負担がかからない学資保険に加入することで、今の生活水準を維持しながら堅実に教育資金を貯められます。
契約満了時に受け取れる保険金が同じでも、保険会社によって毎月の保険料は異なります。 また設定できる払込期間も異なるので、各社の学資保険を比較しながら、自分にあったものを見つけてください。
学資保険で得するメリット
学資保険への加入を悩んでいる方は、自分にメリットがある保険なのか確かめてみましょう。
以下では、学資保険に加入するメリットを3つ紹介します。
- 親に万が一のことがあっても教育資金を準備できる
- 貯金が苦手でも資金を準備できる
- 子どもや親に保障を用意できる
親に万が一のことがあっても教育資金を準備できる
学資保険に加入するメリットは、親に万が一のことがあっても教育資金を準備できる点です。 育英年金特約を追加すると、契約者(親)に万が一のことがあっても教育資金を準備できます。
例えば教育資金を資産運用や貯金で準備した場合、目標額に達する前に万が一のことがあると、十分なお金を遺せません。 しかし学資保険なら契約満了時に受け取る予定だったお金を準備できるため、最低限の教育資金を遺せます。
「いかなる場合でも子どもに十分な教育をさせてあげたい」という方は、学資保険で教育資金を準備してください。
貯金が苦手でも資金を準備できる
保険料を支払うだけで教育資金を積み立てられるため、自分の意思に頼ることなくお金を用意できます。 教育資金の不安を抱えていて、「計画的にお金を貯めるのが苦手」「入ってきた給料はある分だけ使ってしまう」という方もいらっしゃるでしょう。
学資保険なら保険料として毎月自動で引き落とされるので、口座にお金が入っていれば意識することなく教育資金を準備できます。 自分の意思でお金を貯めるのが苦手な方は、学資保険を活用してみてください。
子どもや親に保障を用意できる
病気やけが、死亡時などの保障を追加する契約もできます。
以下によくあるニーズとおすすめの特約を紹介するので、参考にしてみてください。
ニーズ例 | おすすめの特約 |
---|---|
親に万が一のことがあっても、遺された家族に保険料を負担させたくない | 保険料払込免除特約 |
親に万が一のことがあっても教育資金を準備したい | 育英年金特約 |
子どもの万が一に備えたい | 傷害特約 |
子どもや親の病気やケガに備えたい | 医療保険特約 |
子どもの事故に備えたい | 災害特約 |
特約は保障内容が充実していて便利ですが、一方で返戻率が下がるデメリットもあります。 支払った保険料以上の教育資金を準備したい方は、本当に必要な特約だけ加入してください。
\特約と保険料のバランスを知りたい/
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学資保険で後悔するデメリット
学資保険は便利な保険ですが、一定のデメリットもあります。
加入後に後悔しないよう、必ずメリット・デメリット双方をチェックし、メリットが上回るか確認しましょう。
- 特約を追加しすぎると元本割れする
- 大きく得をする商品ではない
- インフレに弱い
特約を追加しすぎると元本割れする
学資保険のデメリットは、保障内容によっては元本割れ(支払った保険料以上のお金を受け取れないこと)する点です。 各社の保険にある特約を追加しすぎると、保障にかかる費用の割合が多くなり、結果として元本割れしてしまいます。
一般的に生命保険は、保険料を以下のように振り分けています。
- 保険金の積み立て
- 保障にかかる費用
- そのほか会社の維持費
特約を追加すると費用に多くのお金がかかってしまい、返戻率が下がってしまうのです。
「支払ったお金以上の教育資金を確保したい」「少しでも得したい」という方は、極力特約をつけない形で学資保険に加入してください。
大きく得をする商品ではない
学資保険は、株式投資のように大きなリターンが期待できる商品ではありません。 返戻率は最高でも110%程度なので、ハイリターンを期待している方にとってはデメリットに感じるでしょう。
学資保険は「投資ほどのリスクは負いたくない」「預金のような低金利ではモチベーションが上がらない」という方におすすめの手段です。 例えば元本割れのリスクを負ってでもハイリターンを求めている方は、株式などに投資して教育資金を準備すると良いでしょう。
教育資金を貯める際にどのような要望があるか明確にして、自分にあった方法で準備してください。
インフレに弱い
インフレとはモノの値段が上がってしまうこと(円の価値が下がる)を指します。 学資保険のように長期間円貨を積み立てる商品だと、インフレのリスクは受け入れなければなりません。
例えば所持金7,500円のAさんが、5,000円のテーマパークで遊ぶと仮定しましょう。 20年後にインフレが起きてチケット代が10,000円まで上がっていた場合、同じ所持金しか持っていないと、入場すらできなくなってしまいます。
極端な例ですが、このようにモノの価値が上がって円の価値が下がる現象は起こりえます。 返戻率の高い学資保険に加入したり、リスクヘッジとして外貨を保有したりしながら、教育資金が必要な十数年後に備えてください。
\後悔しない学資保険をプロと選ぶ/
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まとめ:投資は不安だけど、貯金よりも得をしたい
本記事では、おすすめの学資保険を紹介し、具体的な選び方やメリット・デメリットについて解説しました。
学資保険を選ぶ際の基本は、返戻率の高さを重視することです。 明治安田生命「つみたて学資」のような高い返戻率の学資保険に加入し、少しでも十数年後の自分が得をできるようにしてください。
一方で返戻率を意識しすぎると、まとまった資金が必要になり、今の生活を疎かにするリスクもあります。 生命保険会社の担当者や保険相談窓口を活用しながら、今の生活に支障をきたさないような保障内容にしましょう。