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【ドル建て保険】解約すべきか?円安によるメリットデメリットを徹底解説
円安が続いており「ドル建て保険を解約しようか」不安になります。ドル建て保険は為替の影響を強く受けるため、現状をよく理解して加入・解約を決める必要があります。手数料がかかる商品なので「円安だから」と決断するのは危険かもしれません。
目次:
【ドル建て保険】円安だから解約、は危険!?
Q. 🤔円安だし、今解約したら解約返戻金が多くもらえる?解約するべき?
A. ✋焦りは禁物!
保険料支払い時期は円換算した保険料の負担が増えるためデメリット。解約や保険金の受け取り時にはメリットあるが、契約内容によっては損することも。
「今円安だから、ドル建て保険を解約しようかな」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
ただし、焦りは禁物です。契約した時期によっては、今解約しても、手数料を差し引いて支払った保険料以上のお金が残らない可能性があります。ドル建て保険は為替変動だけで評価できないことを理解しておきましょう。
間違いない判断をするために、保険見直し本舗などのセカンドオピニオンを活用し、第三者から見て解約すべきかアドバイスをもらってください。
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円安・円高の仕組み
円安・円高とは、円と外貨の交換比率のことです。外貨と比較して円の価値が下がっているのか、高くなっているのか判断するための指標となっています。
円よりも外貨の需要が高くなれば、相対的に円の価値が下がり、ドルなど外貨の価値が高くなります。これが円安です。
例えば現在1ドル100円だったとしましょう。ここから1ドル110円になれば、円からドルに変えるために多くのお金が必要になり、「円安になった」といいます。
一方円高はこの逆の事象で、外貨よりも円の価値が上がる現象のことです。1ドル100円から90円になれば、少ないお金で円からドルに変えられるようになり、「円高になった」といいます。
ドル建て保険が円安・円高になるとどうなる?与える影響を解説
ドル建て保険において、円安や円高はどのような影響を与えるのでしょうか。結論をいうと、契約時や保険料払込時は円高が有利で、解約時は円安が有利になります。
なぜこのような結論になるのか、以下で解説します。
- 円安は解約時にメリット
- 円高は保険料払込時にメリット
【円安】ドル建て保険メリットとデメリット
ドル建て保険において円安は、解約時にポジティブな影響を与えます。一方で契約時や保険料払込時はネガティブな影響を与えます。
- 毎月の保険料が高くなる
- 受け取る解約返戻金が増える
- 受け取る保険金が増える
毎月の保険料が高くなる
円安でドル建て保険に加入していると、毎月の保険料負担が高くなります。円安になるとドルに変えるために多くの円が必要になるからです。
ただし、支払う保険料が高くなるわけではありません。支払うドル建ての保険料は同じでも、ドルに換算するための日本円が高くなるということです。
例えば外貨建て保険に毎月100ドル払っているとしましょう。加入時に1ドル100円だった場合、毎月の保険料は日本円で10,000円でした。しかし現在150円だとしたら、同じ100ドル支払うのに15,000円必要になります。
受け取る解約返戻金が増える
契約時より解約時に円安になっていれば、受け取る解約返戻金が増えます。円の価値が下がり、少ないドルで多くの円貨を受け取れます。
例えば1ドル100円のときにドル建て保険に加入して、1万ドル積み立てたとしましょう。このケースで解約時に円安になっていると、以下のようになります。
米ドル/円 | 受け取れる円貨 |
---|---|
1ドル150円 | 150万円 |
1ドル100円 | 100万円 |
実際には手数料などさまざまな費用がかかるものの、単純計算だと受け取れる円貨が増えます。
受け取る保険金が増える
解約返戻金と同様で、万が一の際に受け取る保険金も増えます。例えばドル建ての終身保険(死亡保険の一種)に加入していた場合は、死亡や高度障害状態になったときに予定していた金額よりも多くの保険金を受け取れるでしょう。
しかし、受け取れる保険金の条件は、取扱保険会社によって異なります。例えば「今支払っている保険料相当額」としている場合や、「〇〇万ドル」と決めている場合もあります。
円安だから多くの保険金を受け取れると考えるのではなく、自分の契約内容を確認し、本当に支払った保険料以上のお金を受け取れるのか確かめてください。
いくらの保険金を受け取れるか確認する際は、保険見直し本舗のようなセカンドオピニオンを活用するのもひとつの手です。
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円高がドル建て保険に与える影響:保険料払い込み時にメリット
ドル建て保険において円高は、保険料支払時にポジティブな影響を与えます。しかし、解約や保険金受取の際は、損をするかもしれません。
以下を参考に、今の状況を確かめてみてください。
- 毎月の保険料は安くなる
- 受け取る解約返戻金は減少する
- 受け取る保険金が減少する
毎月の保険料は安くなる
ドル建て保険において円高になると、毎月の保険料は安くなります。支払う保険料自体は変わりませんが、少ない円貨で多くのドルを得られるようになるため、毎月の保険料を抑えられるのです。
例えば1ドル150円のときにドル建て保険に加入し、毎月1万円支払っていたとしましょう。この場合1ドル100円まで円高が進行すると、以下のような結果となります。
米ドル/円 | 1万円あたりに積み立てられる金額 |
1ドル150円 | 約66ドル |
1ドル100円 | 100ドル |
手数料を考慮せずに計算をすると、円高によって積み立てられるドルが多くなるとわかりました。現在保険料を支払っている方にとって、円高はメリットとなることを理解しておきましょう。
受け取る解約返戻金が減少する
すでに保険料の払い込みが終わっていて解約を検討している方にとって、円高はデメリットとなります。解約時に円高になっていると、ドルから円に変えるために多くのドルが必要になるからです。
例えば1ドル150円のときに契約して、解約時に1ドル100円になっていたら、契約当時よりも円高になっていて当初の予定よりも受け取れる金額が減ります。以下の表を参考に、円高が及ぼす影響を確かめてみてください。
なお、運用による利息は含めないものとします。
米ドル/円 | 10万ドルを積み立てたときに受け取れる金額 |
---|---|
1ドル150円 | 1,500万円 |
1ドル100円 | 1,000万円 |
実際には手数料がかかるものの、受け取れる金額は上記の表のように変化します。急を要さない場合は、円高のときにドル建て保険を解約すべきではないと理解しましょう。
受け取る保険金が減少する
解約返戻金と同様で、ドルで受け取った保険金を円に変換する場合は、円高によって減少します。死亡や高度障害状態など、万が一のリスクはタイミングを選べません。
保険をかけられている方に万が一のことがあったときは、為替変動によって受け取れる保険金が変わることを理解しておきましょう。
ドル建て保険は円安で解約すべきか?タイミングはいつ?
円安だからドル建て保険を解約しようと思っていないでしょうか。ドル建て保険の解約時期は、円安・円高だけで判断はできません。
では、ドル建て保険を解約するタイミングはいつなのでしょうか。解約のタイミングを以下で解説します。
解約タイミング
- 税金や手数料を差し引いて解約返戻金が支払った保険料を上回っているとき
- 円安で解約返戻金の額が増えているとき
税金や手数料を差し引いて解約返戻金が支払った保険料を上回っているとき
税金や手数料を差し引き、解約返戻金が支払った保険料を上回っているときは、解約のタイミングです。ドル建て保険は税金や保険の維持・管理コストなど、さまざまな費用がかかります。
具体的にかかる費用とその概要を以下にまとめました。
手数料の種類 | 概要 |
---|---|
保険会社の維持にかかる費用 | 人件費・家賃・契約の締結にかかる費用など |
保険金の支払いにかかる費用 | 死亡保険金の積立 |
円から米ドルに変換する費用 | 両替をするときにかかる手数料 |
米ドルから円に変換する費用 | 両替をするときにかかる手数料 |
解約にかかる費用(解約控除) | 積立金×70%×解約控除率(※)で算出 (※)20%×(1−経過数=120) |
市場価格調整 | 契約時と解約時の市場金利を比較して、解約返戻金額を増減させる仕組みのこと |
単純に運用実績だけでは評価できないため、これらの費用を差し引いて元本以上お金が残るか確認しましょう。保険会社の担当者や、保険見直し本舗のようなセカンドオピニオンを活用するのがおすすめです。
円安で解約返戻金の額が増えているとき
円安で解約返戻金の額が増えているときは、解約のいいタイミングです。「元本割れしてもいいから早期解約したい」と考えているなら、円安のうちに解約して、できるだけ多くのお金を手元に残すといいでしょう。
ただし、保険料の高さや収入の減少が解約の原因になっている場合は、一部解約(保険を減額すること)も検討の余地があります。(一部解約とは・・万が一の際にもらえる保険金額を少なくすることで、支払う保険料を減らす方法です)
ドル建て保険は長期運用を前提とした商品です。「円安だから」と短期解約するよりも、契約を維持していたほうが将来得できる可能性が高まります。
円安で契約はきつい?ドル建て保険に加入する際に注意すべきこと
「ドル建て保険を提案されて加入するか悩んでいる」という方に向けて、加入する際に注意すべきことを解説します。
ドル建て保険に加入する際に注意すべきこと
- 為替リスクを理解したうえで契約する
- 加入する目的を再確認する
- 早期解約すると元本割れを起こすことを理解する
- 手数料など負担するコストの存在を認識する
- 説明不足や知識不足で苦情が増加していることを理解する
為替リスクを理解したうえで契約する
ドル建て保険の加入を考えている方は、為替リスクを理解したうえで契約しましょう。為替リスクとは、異なる通貨を交換するとき、時期によって受け取れるお金に変動があることを指します。
ドル建て保険はドルで運用する保険なので、保険金を円で受け取りたい場合はそのときの為替相場にあわせてお金を両替します。
例えば契約時より解約時のほうが円高になっていると、当初予定していたよりも受け取れる保険金が少なくなるかもしれません。それだけでなく、支払った保険料よりも少なくなる(元本割れ)可能性もあります。
その反面、契約時よりも円安になっていれば多くの保険金を受け取れます。得をする可能性もある分、相応のリスクを負う保険だと理解しておきましょう。
加入する目的を再確認する
ドル建て保険の加入を考えている方は、加入する目的を再確認してください。保険の性質上、早期解約をすると元本割れが起きる可能性がりります。
契約者が支払っている保険料には、将来の積み立て以外にも人件費やオフィスの家賃など、保険会社の維持に必要な費用も含まれています。これらの費用を差し引いたうえで積み立てているため、運用の収益が元本を上回るまでに数十年単位の時間がかかります。
なぜドル建保険に入ろうとしているのでしょうか?
目的 | なぜドル建て保険? | 手段 |
---|---|---|
・万が一の保障がほしい ・外貨を持ってリスク分散したい ・資産運用をしたい | ・掛け捨て型の保険は損 ・自分で資産運用するのは手間 ・銀行預金の金利は物足りない | ドル建て保険で備える |
このように目的を整理すると、目的を果たす手段としてドル建て保険が適しているかわかります。自分だけで考えられない場合は、提案された保険会社ではなく保険見直し本舗のようなセカンドオピニオンを活用してみましょう。
ドル建て保険が今の生活に必要なのか判断してくれるだけでなく、仮に不要な場合も多くの保険から今必要なものを紹介してくれます。
早期解約すると元本割れを起こすことを理解する
ドル建て保険を検討している方は、早期解約による元本割れのリスクを認識しなければなりません。契約者が支払う保険料は手数料を差し引いたうえで運用に回るため、元本以上のお金を受け取るには長期運用が必須です。
具体的に運用による収益が支払った保険料を超えるまでには、数十年の期間を要します。
手数料など負担するコストの存在を認識する
ドル建て保険を検討している方は、手数料など負担するコストの存在を認識しましょう。支払ったお金すべてが運用に回るわけではありません。勘違いをしていると契約後トラブルに発展する可能性があります。
具体的にかかる手数料の例は以下のとおりです。
- 円から外貨に変える際の手数料
- 外貨から円に変えるための手数料
- 保険会社の維持にかかる人件費や家賃
- 保険金の積み立て
- 保険解約時の解約控除や市場調整価格など
特に解約控除や市場調整価格は、契約したタイミングによっていくらかかるのかが異なります。自分では理解できない可能性が高いため、保険見直し本舗などの専門家に無料でアドバイスをもらうと良いでしょう。
説明不足や知識不足で苦情が増加していることを理解する
ドル建て保険の契約を考えている方は、担当者の説明不足や契約者の知識不足で苦情が出ている背景を理解しましょう。
ドル建て保険は仕組みが複雑なぶん、トラブルや苦情になるケースが多い保険です。近年は減少傾向にありますが、それでも年間千件以上は苦情が出ています。
また、金融庁も外貨建て保険の販売方法について、顧客の意向と販売体制が異なることに言及していました。複雑な商品を金融リテラシーが乏しい顧客に販売していることに対して、リスクを説明することと、他の金融商品と比較しながら提案することを求めています。
保険会社から提案された際は一人で判断するのではなく、今取ろうとしている行動が正しいか、保険見直し本舗のようなセカンドオピニオンに相談してみましょう。
参照:一般社団法人生命保険協会 | 外貨建て保険・年金に係る苦情受付件数について
参照:金融庁|リスク性金融商品の販売会社等による 顧客本位の業務運営に関するモニタリング結果
専門家に相談しながらドル建て保険の必要性を確かめてみよう
ドル建て保険は円安だと「保険料が高くなる」「解約返戻金や保険金の金額が増える」という特徴があります。
解約や保険金の受け取りを検討している方にとってはメリットとなり、加入を考えている方にとってはデメリットになることを理解しておきましょう。
一度加入したら数十年間持ち続ける保険なので、保険見直し本舗のようなセカンドオピニオンを頼りながら検討してみてください。