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4月から4,000品目以上が値上げ。米の価格は前年比2倍以上。家計への影響はどうなる?

作成日
4月から4,000品目以上が値上げ。米の価格は前年比2倍以上。家計への影響はどうなる?

ここ最近、物価の上昇が止まりません。とくにお米に関しては「令和の米騒動」と言われるほど値上がりしており、購入をためらうような事態になっています。

さらにNHKの報道によると、2025年4月1日から4,000品目以上の食品が値上げされることがわかりました。断続的に値上げすることもわかっており、今後も家計への大きな打撃が見込まれます。

本コラムでは、値上げをする主な品目を紹介しつつ、どのような対策をすべきか筆者の見解をお伝えします。コラムの内容を参考にしながら、1円でも家計の負担を軽減してみてください。

ニュースの概要

4月から 4,000品目以上の食品が値上げされることが決まっています。とくに、調味料(みそ・ドレッシング)や酒類・飲料(ビール・コーヒー)、加工食品(ハム・冷凍食品)などが多くの品目で値上げされることがわかりました。

値上げの主な要因は、原材料の調達コストや人件費、物流費の上昇などです。少なくとも夏にかけて断続的な値上げが続くと言われており、今後もさまざまな商品の価格上昇が起きるようです。

値上げをする主な品目

以下では、生活の中でもとくに関わりが多い米・飲料・金利に関する値上げの情報をお伝えします。

注目の米も依然値上げが続く

スーパーでのコメ販売価格

画像引用:NHKニュース

農林水産省の統計データによると、3月17日から23日までの1週間の米の平均価格は、5キロあたり4,197円(税込)でした。前週と比較して25円の値上がりで、去年の同じ時期では5キロあたり2,041円(税込)だったため、大幅に値上げをしているとわかるでしょう。

一方で、一部の店舗では、3月下旬から政府が放出した備蓄米の販売が始まりました。あるスーパーでは、5キロあたり3,600円(税込)から3,700円(税込)と、通常のお米よりも500円程度安く販売されています。

飲料も3〜12%値上げの見込み

飲料メーカー値上げの品目数値上げ率
アサヒ226品目5〜8%見込み
キリン216品目5〜12%
サッポロ208品目4〜11%
サントリー208品目3〜9%

大手飲料メーカーも、軒並み値上げを公表しています。アサヒはスーパードライやクリアアサヒを含む、全226品目を5〜8%値上げする見込みです。主な背景としては、包装資材を含む原材料価格の上昇や、輸送にかかる物流費の上昇があります。

そのほか大手飲料メーカーも、4〜12%程度値上げを実施すると公表しました。各社値上げが実施されるのは、4月1日出荷分からです。小売店によっては3月に仕入れた商品がまだ残っており、値上げがされていない可能性もあります。

住宅ローンの金利も上昇の見込み

金融機関2025年3月の金利(変動型)2025年4月の金利(変動型)
三菱UFJ銀行0.345%0.595%
三井住友銀行0.625%0.925%
みずほ銀行0.375%0.525%
りそな銀行0.39%0.64%
三井住友信託銀行0.48%0.73%

値上げをするのは食品だけではありません。新規借入の方を対象に、住宅ローンの変動型の金利も0.2〜0.3%程度利上げを行うと公表しています。また、2025年3月以前に契約した方も、5月以降の支払いから見直し後の金利を適用される可能性があります。

変動金利で住宅ローンを契約している方は、金利の見直しがないか各社の公式サイトや郵便物などで確認してみてください。

一部小売店では自社ブランドの値下げも検討

値上げのニュースが相次いでいますが、暗いニュースだけではありません。一部の小売店で、自社ブランドの値下げを発表している会社もあります。

西友では2025年4月2日から、自社ブランドである「みなさまのお墨付き」の食品の値下げと、価格の据え置きを実施すると発表しました。2025年4月29日までの限定で、ハムやベーコン、ドレッシングなど一部の食品を値下げして販売します。また、冷凍食品やスープ付きチルド麺は据え置きの価格で販売する予定です。

このように、値下げや価格の据え置きを実施している会社もあるため、最寄りのスーパーの動向を確認してみてください。

値上げ時代でも生活費を抑えるための2つの対策

今回の値上げは突発的なものではなく、断続的に行われる可能性があるものです。同じ生活水準で生活をしていると、生活費は徐々に増大します。では、どのような対策をすべきなのでしょうか。筆者が行っている対策を2つ紹介します

生活必需品をふるさと納税で購入する

生活必需品を購入する際は、スーパーで買う前にふるさと納税を活用しましょう。ふるさと納税を活用すれば、税金を好きな自治体に納めつつ、日用品や食品など好きな物品に変えられます。

ふるさと納税とは、自分が支払うべき税金を任意の自治体に納めて、税金の控除や還付を受ける制度のことです。納めた金額の3割相当の返礼品をもらえるため、ただ税金を支払うよりもメリットの大きな制度となっています。

ふるさと納税で納めたお金は、翌年の所得税・住民税に充てられます。好きな返礼品と交換しながら、翌年支払う税金を前払いできる制度だと覚えておけば良いでしょう。実際に筆者は、以下のような生活必需品をすべてふるさと納税で購入しています。

  • お米
  • みそ
  • キッチンペーパー
  • トイレットペーパー

ふるさと納税で生活必需品を購入すると、税金を前払いしながら使用頻度が高いものを手にできます。筆者はお米がスーパーに売っていないときも、ふるさと納税でまとめて購入したお米を食べながら過ごせました。

ふるさと納税で納められる金額は、その人の年収(所得)や家族構成によって異なります。各社のシミュレーション機能を活用しながら、いくら納められるか確認してみてください。

保険や通信費などの固定費を削減する

生活費を抑えるために、保険や通信費など固定費の見直しもおすすめです。固定費は一度見直せば、年間数万円から数十万円の節約につながるため、家計に大きなインパクトをもたらします。

例えば月2万円支払っている保険を1万円まで見直せば、年間12万円節約できます。また、月1万円程度かかる大手キャリアから4,000円程度の格安SIMに見直すと、年間7.2万円の節約が可能です。これだけで年間約19万円の節約になります。

隣町で安売りしているスーパーに行かずとも十分な節約ができるため、すぐに取り組むべきでしょう。

筆者の場合、物価が上昇したとき、食費を削ると生活の満足度が下がってしまうと考え、はじめに固定費の見直しをしました。その結果、生活の満足度を下げず、黒字家計を維持できています。

普段からスーパーで買い物をしていると、毎日のように数十円から数百円変動する食品の値段が気になるかもしれません。そのような方も、まずは余計に支払っている固定費はないか確認し、物価上昇に耐えうる家計を作ってください。

値上げは今後も続く。新学期を機に生活を見直してみよう

4月から4,000品目以上で値上げが行われることを受けて、飲料や日用品を買い込んだ方もいるかもしれません。しかし、今後も断続的に値上げが行われるため、買い溜めは付け焼き刃の対策となってしまいます。

値上げに耐えうる家計を作るために、固定費の見直しをしてみましょう。一度見直せば年間数万円から数十万円のインパクトをもたらすため、家計に大きなメリットがあります。

4月に入り、新生活が始まりました。このタイミングを機に、家計を見直す時間を作ってみてはいかがでしょうか。