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収入保障保険のおすすめ商品とは?ランキングやメリット・デメリット、選び方を解説

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収入保障保険のおすすめ商品とは?ランキングやメリット・デメリット、選び方を解説

家計を支える生計維持者が突然亡くなってしまったときの収入の補填として活用できる保険「収入保障保険」。本記事では、収入保障保険と生命保険の違いから、おすすめ商品のランキングからメリット・デメリット、選び方のポイントまで解説します。

収入保障保険とは

収入保障保険とは、死亡または特定の高度障害状態となった被保険者に対して、保険期間内に毎月一定金額の保険金が支払われる保険のことです。

収入保障保険は死亡保障を行う定期型の死亡保険の一種です。

死亡保障として支払われる死亡給付金は年金形式での受給となるため、遺族の生活費などの家計の補填に活用されます。

収入保障保険以外の死亡保険との違いの比較は、下表のとおりです。

保険名 保障目的 保障タイミング 保険金
受取方法
解約
返戻金
保障形態
収入保障保険 死亡・高度障害時の収入減に備える 死亡または高度障害状態に陥ったとき 月額(一括も可) なし 掛け捨て型
時間経過とともに保障額減少
定期保険 一括 なしor少額 掛け捨て型
終身保険 あり 貯蓄型
就業不能保険 傷病による入院での収入減に備える 就業不能発生時から60日後または180日後 月額 なし 掛け捨て型

収入保障保険と定期保険の違い

収入保障保険と定期保険の違いには、保障の形態と保険金の受け取り方法が挙げられます。

定期保険の保障形態は定期型や掛け捨て型と呼ばれ、あらかじめ設定した保障期間内は一定の保障が受けられます。一方、収入保障保険では保険期間が経過するにつれて保障が自然と減少していく逓減型です。

また、定期保険での保険金の受け取り方法は一括で行われますが、収入保障保険では給料や年金のように月単位で支給される年金方式が通常です。場合によっては収入保障保険でも一括受け取りを選択可能ですが、保険金の受け取り総額が年金方式よりも少なくなってしまうため注意が必要です。

収入保障保険と終身保険の違い

収入保障保険と終身保険の異なる点には、保障形態と保険金の受け取り方法に加え、解約返戻金の有無が挙げられます。

逓減型の収入保障保険と比べ、終身保険の保障形態は貯蓄型のため、保障機能に加えて貯蓄機能も備えた死亡保険です。保険料を積み立てて運用できるため貯蓄性が高い点が特徴です。

定期保険と同様に終身保険の保険金受け取り方法も一括で行われるため、年金方式の収入保障保険との明確な違いであることがわかります。

また、終身保険には収入保障保険にはない解約返戻金が発生します。仮に途中解約しても解約返戻金の受け取れるため、将来への貯蓄として活用可能です。

一方で、終身保険では一生涯の保障と引き換えに保険料が定期保険よりもさらに割高になります。死亡保険の中でも非常に割安で保障を受けられる点に収入保障保険の強みがあります。

収入保障保険と就業不能保険の違い

収入保障保険と就業不能保険の違いには、主に保障目的と保障タイミングに差があります。

加入者の死亡や高度障害に備える収入保障保険と異なり、就業不能保険は傷病による入院で就業不能になった場合に備えることを目的としています。保障で備えるリスクとして、死亡と傷病による就業不能の違いがあります。

また、死亡または高度障害時に保障が発生する収入保障保険に対して、就業不能保険では就業不能となった日から60日後や180日後など数ヶ月後の保障タイミングです。就業不能保険では即日での保障とはならない場合が多いため、保障時には注意する必要があります。

収入保障保険の仕組み

収入保障保険は設定した保険期間の経過ごとに保障が減少する逓減型の死亡保険です。同じ死亡保険でも、設定した保険期間内に一定の保障が受けられる定期保険、保険期間の制限がなく保障が一生涯続く終身保険とは保険期間や保障の特徴が異なります。

収入保障保険の保障全体の仕組みは、保険加入当初が最も保障が大きく保険期間の経過に伴い右肩下がりで保険金額が減少していき、契約期間満了時が最も保障が小さくなります。

平準定期保険に代表される保障が一定の死亡保険と比べ、徐々に保障額が減る収入保障保険は保険料を低く抑えられ、最もリーズナブルで合理的に利用できる死亡保険とされています。

収入保障保険の特徴

同じ死亡保険でも、定期保険や終身保険などのほかの保険が持っていない収入保障保険独自の特徴があります。

収入保障保険の主な特徴には、以下の4点が挙げられます。

  1. 安価な保険料
  2. 保険金の受け取りが年金形式
  3. ライフステージの変化に合わせて保障が減少する逓減型
  4. 支払保証期間が設けられている

定期保険や終身保険よりも安価な保険料で利用できる死亡保険として、収入保障保険にはコスト面での優位性があります。

保険料が割安な要因の一つに、保障が逓減型であることが挙げられます。保障が一定の死亡保険とは異なり、ライフステージの変化に合わせる形で保障が減少するのが特徴的です。

収入保障保険は、定期的に納付する保険料を抑えながら、万が一の事態に備えたい人におすすめです。

また、一括での保険金受け取りが通常の定期保険や終身保険とは異なり、月単位の年金形式で受給できる点が大きな特徴の一つです。ライフプランに合わせて計画的に保険金利用が可能な死亡保険です。

保障発生タイミングから満了までの期間が短い場合に保険金を保証してくれる「支払い保証期間」が保証プランに含まれています。仮に保険期間満了まで残りわずかのタイミングで被保険者が死亡した場合にも安心して保障を受けられます。

収入保障保険おすすめランキング
順位 保険会社名
商品名
1位 アクサダイレクト生命
アクサダイレクトの収入保障2
2位 オリックス生命
家族をささえる保険Keep(キープ)
3位 東京海上日動あんしん生命
家計保障定期保険NEO
4位 SOMPOひまわり生命
自分と家族のお守り
5位 FWD生命
FWD収入保障
6位 ネオファースト生命
ネオdeしゅうほ
7位 メディケア生命
メディフィット収入保障
8位 三井住友海上あいおい生命
LIFE(アンドライフ)新収入保障

利用者30歳女性、保険金額10万円、保険期間60歳満了の条件で絞り込んで比較しました。

1位:アクサダイレクト生命「アクサダイレクトの収入保障2」

アクサダイレクトの収入保障2の保険料例と保障内容
月払保険料 1,820円*
毎月の支給額 月額5万円〜(1万円単位)
年金支払保証期間 2年または5年から選択
年金支払保証期間 55歳満了・60歳満了・65歳満了・70歳満了
払込方法/払込形式 口座振替・クレジットカード/月払
加入年齢 55歳満了:満20歳〜満45歳
60歳満了:満20歳〜満50歳
65歳満了:満20歳〜満55歳
70歳満了:満20歳〜満60歳
特約・その他付帯事項 災害割増特約、リビング・ニーズ特約
申込方法 ネット申込

*保険金額10万円|保険期間60歳満了|支払保証期間2年|利用者30歳女性

参照:アクサダイレクトの収入保障2|アクサダイレクト生命

「アクサダイレクトの収入保障2」は、手ごろな保険料で年金支払保証期間を2年と5年から選択できるのが特徴の収入保障保険です。

死亡や高度障害状態などの万が一があった際に、保険期間満了までの期間が年金支払保証期間よりも短い場合に満了後も一定期間保障を受けられるのが年金支払保証期間です。

アクサダイレクトの収入保障2では、利用者の希望に合わせて年金支払保証期間を2年と5年から選択可能です。遺族に対して年金形式で月5万円〜30万円 。コストと安心の保障内容の両面に優れており、利用者が希望する保険期間や年金金額を選べる柔軟なプランが魅力の収入保障保険としておすすめです。

2位:オリックス生命「家族をささえる保険Keep(キープ)」

家族をささえる保険Keep(キープ)の保険料例と保障内容
月払保険料 1,810円*
毎月の支給額 月額10万円(必要保障額に応じて設定)
年金支払保証期間 1年または5年
年金支払保証期間 55歳満了・60歳満了・65歳満了
払込方法/払込形式 口座振替・クレジットカード/月払・半年払・年払
加入年齢 男性23歳〜55歳
女性23歳〜46歳
特約・その他付帯事項 リビング・ニーズ特約、保険料払込免除
申込方法 ネット・対面

*保険金額10万円|保険期間60歳満了|支払保証期間1年|利用者30歳女性

参照:家族をささえる保険Keep(キープ)|オリックス生命

オリックス生命「家族をささえる保険Keep(キープ)」は、毎月の保険金受け取りによって残された家族の生活費を割安な保険料で賄える収入保障保険です

収入保障保険の特徴である保険期間の経過につれて保険金が低減していくことに加えて、解約払戻金が不要なため、安価な保険料を実現しています。

また、支払保証期間は1年または5年から選択可能です。突然家族が取り残されても満了までの期間が支払保証期間に満たない場合に継続して年金の受け取りができます。

また、喫煙などの健康が保険料に考慮されないのも利用しやすい点です。

3位:東京海上日動あんしん生命「家計保障定期保険NEO」

家計保障定期保険NEOの保険料例と保障内容
月払保険料 1,400円*
毎月の支給額 月額10万円・15万円
年金支払保証期間 最低2年
年金支払保証期間 60歳満了
払込方法/払込形式 口座振替・クレジットカード/月払・年払
加入年齢 満20歳〜55歳
特約・その他付帯事項 就業不能保障特約、特定疾病・就業不能保険料払込免除特則(Ⅲ型)、就業不能保障特約(Ⅲ型)
申込方法 対面

*保険金額10万円|保険期間60歳満了|支払保証期間2年|利用者30歳女性

参照:家計保障定期保険NEO|東京海上日動あんしん生命

東京海上日動あんしん生命の「家計保障定期保険NEO」は、健康状態に応じて保険料率が割安になるなど、保険料がお得な収入保障保険です。

30年にわたって月々10万円ずつ計3,600万円など、長期にわたって手厚い保険金の受け取りができる収入保障保険として人気です。

また、被保険者が特定疾病に陥った際に給付金の受け取りや保険料の払込免除が受けられる「就業不能保障特約:Ⅲ型」「特定疾病・就業不能保険料払込免除特則:Ⅲ型」など、万が一の保障も充実しています。

死亡保障から就業不能保障まで、利用者のニーズに合わせて必要なリスクに備えられる保障を選択したプランを組めるのも魅力です。

4位:SOMPOひまわり生命「自分と家族のお守り」

自分と家族のお守りの保険料例と保障内容
月払保険料 1,700円*
毎月の支給額 月額10万円
年金支払保証期間 2年
年金支払保証期間 最長80歳満了
払込方法/払込形式 口座振替・クレジットカード/月払・半年払・年払
加入年齢 20歳〜50歳(契約内容によって変動)
特約・その他付帯事項 健康体料率特約、七大疾病・就労不能保険料免除特約
申込方法 対面

*保険金額10万円|保険期間60歳満了|支払保証期間2年|利用者30歳女性

参照:じぶんと家族のお守り|SOMPOひまわり生命

SOMPOひまわり生命の「自分と家族のお守り」は、手厚い保障に加えて利用者のライフプランに合わせて柔軟に保険期間を設定しやすいのが特徴の収入保障保険です。

30年にわたって月々10万円ずつ計3,600万円など、長期にわたって手厚い保険金の受け取りができる収入保障保険として人気です。

ライフステージに合わせて保険期間の満了年齢を1歳刻みで自由に設定可能です。また、最長でも80歳まで満了期間を設定できるため、幅広い期間設定の選択ができます。

そのほか、健康状態や喫煙状況によって保険料割引が受けられる「健康体料率特約」も利用できます。条件によっては健康チャレンジ祝金を受け取れるチャンスもあるなど、手厚い保障が魅力です。

5位:FWD生命「FWD収入保障」

FWD収入保障の保険料例と保障内容
月払保険料 1,682円*
毎月の支給額 10万円(必要保障額に応じて変更可)
年金支払保証期間 2年・3年・5年・10年から選択
年金支払保証期間 50歳満了〜80歳満了かつ10年以上
払込方法/払込形式 口座振替・クレジットカード/月払・半年払・年払
加入年齢 20歳〜70歳
特約・その他付帯事項 3大疾病保険料払込免除特約II、リビングニーズ特約、生活支援特則、配偶者同時災害死亡時割増特則
申込方法 対面

*保険金額10万円|保険期間65歳満了|支払保証期間2年|利用者30歳女性

参照:FWD収入保障|FWD生命

死亡・所定の高度障害状態に該当した際の保障や、就労不能となっても生活費をサポートしてくれるFWD生命の「FWD収入保障」です。

喫煙者と非喫煙者、優良体と標準体の区分で喫煙状況と健康状態から4種類の保険料率が設けられています。「非喫煙者優良体保険料率」「喫煙者優良体保険料率」「非喫煙者標準体保険料率」「喫煙者標準体保険料率」の4つが挙げられます。非喫煙者で優良体に該当すると最もお得な割引が保険料に適用されます。

また、「生活支援特則」を付加することで障害状態や要介護状態などの就労不能に陥っても年金受け取りによって生活費をサポートしてくれる収入保障保険です。

そのほか、がん・心疾患・脳血管疾患の3大疾病に該当した際に保険料の払込が免除される「3大疾病保険料払込免除特約II 」や、不慮の事故で配偶者が同時に死亡した際に年金が上乗せされる「配偶者同時災害死亡時割増特則」などが付帯します。

6位:ネオファースト生命「ネオdeしゅうほ」

ネオdeしゅうほの保険料例と保障内容
月払保険料 1,447円*
毎月の支給額 5万円以上(1万円単位)
年金支払保証期間 2年・5年から選択
年金支払保証期間 40歳満了〜80歳満了かつ保険料払込期間10年以上
払込方法/払込形式 口座振替・クレジットカード/月払・年払
加入年齢 20歳〜70歳
特約・その他付帯事項 高度障害収入保障特則、障害介護収入保障特則、特定疾病収入保障特則、三大疾病保険料払込免除特約、リビング・ニーズ特約など
申込方法 対面

*保険金額10万円|保険期間60歳満了|支払保証期間2年|利用者30歳女性

参照:ネオdeしゅうほ|ネオファースト生命

ネオファースト生命の「ネオdeしゅうほ」は、ライフスタイルやニーズに合わせて豊富な保障を組み合わせて収入保障プランを選択できるのが魅力です。

死亡・高度障害保障の主契約に加えて、三大疾病・障害・介護の特則、保険料払込免除などを加入者のニーズをもとに組み合わせてプランを構成できます。不要な保障を外して必要なリスクに備える保障を組むことで、保険料を最小限に抑えられます。

さらに、被保険者の健康状態や喫煙状況に応じて保険料率が適用される制度もあります。ネオファースト生命では、体格を表すBMIの値と血糖値、喫煙状況の確認によって適用保険料率が決定されます。

また、年金の受け取り方式は毎月の年金方式や一括、またはその組み合わせなど、ライフスタイルに合わせて柔軟に選択可能です。

7位:メディケア生命「メディフィット収入保障」

メディフィット収入保障の保険料例と保障内容
月払保険料 1,470円*
毎月の支給額 10万円や20万円など必要保障額に応じて設定
年金支払保証期間 2年・5年から選択
年金支払保証期間 55歳満了〜70歳満了、75歳満了、80歳満了
払込方法/払込形式 口座振替・クレジットカード/月払・半年払・年払
加入年齢 満20歳〜満70歳
特約・その他付帯事項 高度障害収入保障特則、障害介護収入保障特則、特定疾病収入保障特則、三大疾病保険料払込免除特約、リビング・ニーズ特約など
申込方法 対面

*保険金額10万円|保険期間60歳満了|支払保証期間2年|利用者30歳女性

参照:メディフィット収入保障|メディケア生命

リーズナブルな保険料で死亡・高度障害保障や特約による保険料払込免除が受けられる、メディケア生命の「メディフィット収入保障」です。

万一の際に生活費の補填として保険金が受け取れることに加え、お手頃な保険料設定のため、コストを抑えて利用できる収入保障保険としておすすめです。

また、がん・心疾患・脳血管疾患の特定3大疾病発症時に保険料の払込が免除される「特定3疾病保険料払込免除特約(21) 」を受けられます。3大疾病の治療時の経済的負担を保険料御免除によって軽減可能です。

適用保険料率には、喫煙状況に加えて「BMI18以上27未満」「最高血圧値140mmHg未満」「最低血圧値90mmHg未満」の基準や健康診断書をもとに決定されます。

手頃で安価な保険料利用したい方や、適用保険料率の健康基準を満たす方におすすめの収入保険です。

8位:三井住友海上あいおい生命「&LIFE(アンドライフ)新収入保障」

&LIFE(アンドライフ)新収入保障の保険料例と保障内容
月払保険料 2,190円*
毎月の支給額 10万円や20万円など必要保障額に応じて設定
年金支払保証期間 2年・5年から選択
年金支払保証期間 55歳満了〜70歳満了、75歳満了、80歳満了
払込方法/払込形式 口座振替・クレジットカード/月払・半年払・年払
加入年齢 満20歳〜満70歳
特約・その他付帯事項 高度障害収入保障特則、障害介護収入保障特則、特定疾病収入保障特則、三大疾病保険料払込免除特約、リビング・ニーズ特約など
申込方法 対面

*保険金額10万円|保険期間60歳満了|支払保証期間2年|利用者30歳女性

参照:&LIFE(アンドライフ)新収入保障|三井住友海上あいおい生命

三井住友海上あいおい生命の「&LIFE(アンドライフ)新収入保障」は、万一の際に収入保障年金・高度障害年金の受け取りによって、毎月一定の生活費確保に役立てられます。

「&LIFE(アンドライフ)新収入保障」の大きな特徴の一つに、「メンタル就労不能障害保障特則」が挙げられます。仮に被保険者が精神障害によって就労不能状態に陥った際に、「メンタル就労不能障害一時金」の受け取りが可能です。メンタル就労不能障害一時金は、100万円・200万円・300万円・500万円の中から選択できます。

そのほか、保険料払込免除のオプションとして特定三大疾病発症を条件とした「新保険料払込免除特約」があります。また、健康診断料率適用特約や区分料率適用特約によって保険料が割引にできるオプションまであります。

利用者の条件やニーズに合わせて保障やオプションを付加することで、必要なリスクに備えられます。

収入保障保険のメリット・デメリット

収入保障保険を利用するうえで発生するメリットとデメリットの両面があります

死亡保険には定期保険や終身保険などの収入保障保険以外にも選択肢があるため、利用者の保険に加入する目的や求める保障に応じて最適なものを選ぶことが重要です。

以下では、収入保障保険のメリット・デメリットをそれぞれ解説します。

メリット

  • ほかの保険よりも保険料が割安'
  • 年金形式のため、計画的に定額の保険金を受け取れる
  • 保険の見直しの必要性が低い

デメリット

  • 受取総額の減少により一括受取に向いていない
  • 満期や解約による返戻金が受け取れない
  • 保険期間の経過に伴って保険金が減少する

メリット1:ほかの保険よりも保険料が割安

収入保障保険は、定期保険などのほかの死亡保険よりも安価な保険料で保障を受けられます。

貯蓄型の保険とは異なり、収入保障保険は「逓減型」であるため割安な保険料が設定されているのが特徴です。

設定した期間内に一定の保障が受けられる定期保険や、一生涯の保障を受けられ保険料の積立による貯蓄性の高い終身保険では、収入保障保険よりも大幅に保険料が割高です。

ライフステージの移行に沿って自然と保障が減少していくために保険料もリーズナブルな収入保障保険は、コストを抑えながら万が一に備えたい方におすすめです。

メリット2:年金形式のため、計画的に定額の保険金を受け取れる

年金形式での保険金の受取となるため、毎月の生活費に合わせて計画的な利用がしやすい保険です。

定期保険などの貯蓄型の死亡保険では一括受取となるとなるため、受け取った後の保険金の配分は自身の裁量次第です。

その反面、収入保障保険では月々の給料と同様の形式で支給されるため、家計を考慮して、月々に受け取る保険金を計画性を持って利用できます。

収入保障保険では一括受け取りも選択可能な商品が多くあります。一方、一括受け取りによって受け取れる保険金総額が年金形式よりも減少してしまうため、利用する際は受け取り額を確認しましょう。

メリット3:保険の見直しの必要性が低い

収入保障保険では、保険期間の経過とともに必要保障額が変動するため、自ら保険の見直しを必要とする場合が少ないです。

定期保険では、ライフステージの移り変わりに合わせて必要保障額を減らす保険内容の変更が必要です。見直すタイミングの年齢に合わせて支払う保険料が算出される、数年単位の更新が行われます。

収入保障保険はライフステージの進展に沿って保障額が逓減する形で自然と変化していきます。保険の見直しや更新を必要としないことは、余計な保険料の支払いを抑えられるメリットにもつながります。

デメリット1:受取総額の減少により一括受取に向いていない

収入保障保険は年金形式での受取のため、総額が減少する一括受取には向いていないデメリットが挙げられます。

月々の一定額を受け取れる保険であり、ライフイベントに合わせて多額の出費に備えることに適していません。

子供の教育資金などで多額の出費を考慮する場合には、貯蓄型の保険がおすすめです。

デメリット2:満期や解約による返戻金が受け取れない

ほかの死亡保険との大きな違いの一つに、収入保障保険には解約しても保険金が返戻されないことが挙げられます。

収入保障保険は「逓減型」や「掛け捨て型」と呼ばれる保険形態です。終身保険や学資保険などの「貯蓄型」では支払った保険料を運用する形でリターンが見込めますが、「掛け捨て型」では満期保険金や解約返戻金を受け取れません。

納付する保険料を積み立てることで貯蓄のための運用を行うなど、資産運用や貯蓄を考慮して保険を利用する場合には、「貯蓄型」を選ぶのが向いています。

デメリット3:保険期間の経過に伴って保険金が減少する

収入保障保険では、保険期間が経過するにつれて受け取れる保険金が減少していくことがデメリットの一つです。

保険期間が一生涯や終身となる貯蓄型保険や、保険期間中は保障が一定の平準定期保険とは異なり、保険金額が徐々に減少していきます。

ライフステージに合わせて自然と保障が逓減していくため、こまめな保険の見直しが必要なくなります。一方で、保障が一定のほかの保険と比較すると、保険期間を通じて受け取れる保障額は少なくなります。

収入保障保険の必要性

収入保障保険は必要なのでしょうか。どのような方にとって収入保障保険が役立つのか解説していきます。

  • 収入保障保険の検討をおすすめする方
  • 自営業・フリーランスの方
  • 幼い子供がいる方

自営業・フリーランス

生計維持者が自営業者やフリーランスで仕事をしている方に、万が一に備えられる収入保障保険がおすすめです。

自営業やフリーランスでは、会社員のように社会保険や年金などの手厚い公的保障を受けられません。

特に、生計維持者が亡くなった際に受け取れる遺族年金においても、会社員では遺族基礎年金に加えて遺族厚生年金まで受けられる一方、自営業では遺族厚生年金を受けられず遺族基礎年金のみとなります。

年金形式での受給で日々の家計の負担を軽減しながら、万が一の死亡保障にも備えられる収入保障保険の利用は自営業・フリーランスの方が利用すべき死亡保険です。

幼い子どもがいる方

将来的に教育資金が多く必要となる子どもを持つ人には、生活費を賄える収入保障保険がおすすめです。

収入保障保険では、給料と同じく年金形式で月単位で保険金を受け取れるため、家計を考慮しながら月々の生活費を補填できます。

今後の養育期間が長い子どもを有する家庭では、教育費や生活費によって家計を大きく圧迫されます。特に、進学などの教育費には1人あたり数千万円程度が必要になるなど、あらかじめ貯蓄や収入の見込みが必要になります

死亡保険の中でも、一括ではなく月単位の年金形式で保険金を受け取れる収入保障保険は、日々の家計の負担を軽減し生活費をカバーしてくれるため、子持ちの家庭におすすめです。

収入保障保険の選び方のポイント

自分に合う最適な収入保障保険を選ぶには、ライフプランをもとに収入保障保険を利用する目的を整理し、必要な場面で十分な保障が受けられる条件で加入することが非常に重要です。

収入保障保険の選び方のポイントは以下の4つです。

  1. 保険料
  2. 必要保障額と保険金月額
  3. 保険期間
  4. 支払保証期間

保険料

定期的に払い込む保険料をいくらで利用できるかが、収入保障保険の重要な選び方のポイントの一つです。

収入保障保険は、保険期間が経過するにつれて保障が減少していく逓減型かつ掛け捨て型であることが特徴の死亡保険です。保険期間が過ぎるごとに保障額が減るため割安な保険料で利用できる点が強みの一つです。

払込保険料は、保険金額や保険期間、利用者の加入年齢などの条件によって変動します。各社の保険料シミュレーションを活用して、複数社の保険料を比較してなるべく低コストで利用できる収入保障保険を選ぶのがおすすめです。

必要保障額と保険金月額

必要保障額をもとに逆算し、月々の保障がいくら必要かを算出して保険金月額を選ぶことがポイントです。

実際の必要保障額の目安は、遺族の生活費などの支出から収入を差し引いて算出します。

保障額の算出に用いる主な支出と収入の例としては、以下のとおりです。

必要保障額の計算で考える一般的な支出と収入
支出 収入
生活費 遺族年金
賃貸などの住居費 配偶者の給与
子どもの教育費 保険金
ローン 貯蓄

例えば、遺族の月々の支出が25万円、月々の収入が20万円の見込みの場合にはそれぞれを差し引いた月額5万円の保障が必要になることがわかります。仮に支出がさらにかさんで月30万円となる見込みであれば、 保険金月額が10万円を選ぶ必要があります。

家計状況を正確に認識し、いざとなったときに生計を維持できるよう慎重かつ的確に保障額を見極めましょう。

保険期間

収入保障保険の保障を受ける期間の長さも、保険を利用する目的に応じて適切な選択が必要です。

保険期間の選び方のポイントには以下の例が挙げられます。

  • 被保険者の定年退職まで
  • 配偶者65歳まで
  • 末子が独り立ちするまで

収入保障保険では、55歳満了・60歳満了・65歳満了など、保険期間の満了タイミングを選択できます。

上記の保険期間の選び方の例にあるとおり、個々のライフプランに合わせて保障が必要な時期を見定めて保険期間を設定しましょう。

また、満了までの期間が短い場合に発生する支払い保証期間も、およそ1年・2年・5年などから選択可能です。保険期間プラス支払保証期間を加味して全体の保障プランを組んでいきましょう。

支払保証期間

保険期間が残りわずかでも保障を継続できる「支払保証期間」が、どれくらいの長さで設定できるかも重要なポイントです。

保険期間の満了間近で被保険者が死亡や高度障害状態に陥ってしまった場合に、保障を受けられる期間が短く、残された遺族の収入の補填に困ってしまいます。例えば保険期間満了の3ヶ月前に被保険者が死亡すると、通常は3ヶ月分の保険金のみの受け取りにとどまります。

保険期間満了間近での被保険者の死亡でも保障を継続できる仕組みが「支払保証期間」です。満了までの保険期間が設定した支払保証期間よりも短い場合に保険期間後も継続して保険金の受け取りができます。

保険会社や保険商品によって選べる期間の長さは異なりますが、1年や2年または5年などから選択可能な商品が多いです。

支払保証期間は長く設定すれば期間の猶予がある安心感がありますが、その分保険料も高くなります。的確な保険期間を見積もって設定していれば、長い支払保証期間が必要になる可能性は低くなります。よっぽどの理由がなければ、単年や長くても2年程度に抑えて設定するのがおすすめです。

ライフプランに合わせて最適な収入保障保険を利用しよう

収入保障保険のおすすめ商品ランキングから利用するメリット・デメリット、選び方のポイントをご紹介しました。

被保険者の万が一に備える死亡保険の中でも、保険料が割安で年金形式で受け取れるのが特徴の収入保障保険は、コストを抑えながら家計の負担を軽減できる優れた死亡保険の一つです。

収入保障保険には多くの保険会社から提供されており、保険商品によって保障内容やコスト面に差があります。

本記事でご紹介したおすすめの収入保障保険を参考に、求める条件や利用者のライフプランに合う最適な収入保障保険を選んで利用してみてはいかがでしょうか。