タトゥーがあっても生命保険に入れる?告知のポイントや隠す危険性を解説

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タトゥーがあっても生命保険に入れる?告知のポイントや隠す危険性を解説

「タトゥーを入れているけど生命保険に加入できるのか不安」「担当者に告知すべきか迷っている」このような悩みを抱えていないでしょうか。

結論からいうと、タトゥーがあっても生命保険に加入できる可能性はあります。 ただし、告知の仕方や保険の選び方を誤ると、加入を断られることもあるでしょう

この記事では、タトゥーがある方が生命保険に加入する際の注意点、告知のポイント、そして隠したまま加入することの危険性について詳しく解説します。

タトゥーがあっても生命保険に入れる可能性はある!

タトゥーがあっても、生命保険に加入できる可能性はあります。しかし、生命保険会社の条件によっては、加入を拒否されることも理解しておきましょう

一部の保険会社では「タトゥーが入っていたら加入不可」という明確な基準を設けているところもあります。ただし、保険会社によっては、タトゥーの有無そのものを絶対的な加入拒否理由とはしていないケースも珍しくありません。

タトゥーがあることを正直に告知した上で、健康状態が良好であり、他の審査項目にも問題がなければ、通常の契約と同様に生命保険に加入できます。

注意点として、保険会社によっては特定の部位が不担保(保障されない)になったり、保険料が割増になったりする可能性があることは理解しておきましょう。

例えば、タトゥーが入っている部位に関連する疾患については保障対象外とされることや、リスクを考慮して通常よりも高い保険料を求められることがあります。保険の加入者間で公平性を担保するために、このような対応がなされるケースがあることを知っておきましょう。

生命保険におけるタトゥーが入っていることによるリスク

タトゥーがあることで、生命保険加入時にいくつか懸念事項が生じる可能性があります。リスクの存在を認識し、正しく保険を探せるように知識をつけてみてください。

反社会的勢力との関係を疑われて加入を断られる

タトゥーがあることによって反社会的勢力との関係性を疑われてしまい、加入を断られる可能性があります

基本的にすべての生命保険会社は、反社会的勢力とのつながりがある人物の加入を認めていません。これは保険業界全体のコンプライアンス基準として定められています。

日本では歴史的な背景から、タトゥーが反社会的勢力との関連性を連想させることがあります。これは差別的な判断ではなく、保険会社としてリスク管理の観点から慎重な審査を行っているためです。

ファッションとしてのタトゥーである場合でも、このような懸念を持たれる可能性があることは認識しておくべきでしょう。

【参考】モラルリスクの審査が別途行われる可能性がある

保険会社には告知審査以外に「モラルチェック」という特別な審査制度があります。これは、加入希望者の人物像や生活状況を総合的に判断するための審査のことです。

担当者が自宅や勤務先に訪問し、加入検討者を受け入れても問題ないかをチェックします。契約時の告知(口頭や書類で健康状態のチェックをすること)と同時進行で行われ、相談者にモラルチェックの実施状況を告げられることはありません。

保険会社によってモラルチェックが実施される条件はさまざまですが、筆者の経験上は以下のような状況で行われます。

  • 病気、ケガ、精神疾患など健康上の問題がある場合
  • 収入や働き方に不明瞭な点がある場合
  • 転職回数が多い場合

タトゥーがある場合、モラルチェックの対象となる可能性があります。

健康上のリスクが懸念されて加入を断られる

病気の罹患リスクが高い方については、保険契約者間の公平性の観点から加入を断ることがあります。生命保険は病気やケガなどの万が一の際に、被保険者やその家族を金銭的に保障するための仕組みであり、タトゥーが入っている人を受け入れると加入者間で公平性が担保されないためです。

タトゥーを入れる行為は、アレルギーや悪性リンパ腫の可能性を高めることがわかっています。このような背景から「他の加入者よりも保険金を支払う可能性が高い」と判断され、断られてしまうのです。

現在健康な場合でも、タトゥーが入っていることで加入を断られる可能性があります。契約条件は保険会社によって異なるので、複数社に見積もりを取り、加入できる会社を探してみてください

生命保険の加入に条件が課される

タトゥーが入っている方の保険契約は、何かしらの条件が課される可能性があります。

これは生命保険は加入者間が公平になるように、個々のリスクに応じて保険料や加入条件を変更しているからです。この考え方を保険業界では「給付反対給付均等の原則」と呼んでいます。年齢が高くなるにつれて保険料が高くなるのも、この原則に則っているためです。

タトゥーがある場合、前述のように感染症などの病気への罹患リスクが統計的に高くなります。そのため、保険会社は部位不担保(特定の部位に関する疾患を保障対象外とする措置)や保険料割増などの対応を取ることがあります。

参考:生命保険協会| STEP. 3 生命保険の仕組み

タトゥーを隠したまま保険に加入するとばれる?

「タトゥーのことを黙っていれば加入できるのではないか」「洋服を着ているところであればばれないだろう」と考える方もいるかもしれませんが、これは絶対に避けるべき行為です。

保険を契約してからタトゥーを入れていることがばれた場合、告知義務違反として保険契約を解除される可能性があります。告知義務違反とは、保険加入時に保険会社から質問された重要な事項について、事実と異なる内容を告知したり、故意に事実を告げなかったりする行為のことです。

告知の義務は保険法という法律によって明確に定められており、それに則って正確な告知を行わないと違反になります。保険法第五十五条では、保険契約者や被保険者は、保険会社から質問された事項について、事実を告げなければならないと規定されています。

第五十五条 保険者は、保険契約者又は被保険者が、告知事項について、故意又は重大な過失により事実の告知をせず、又は不実の告知をしたときは、生命保険契約を解除することができる。

引用:保険法|第五十五条 告知義務違反による解除

保険を検討している段階からタトゥーが入っていることを公言し、正しい形で保険を契約しましょう。

告知違反はなぜばれる

告知義務違反はなぜばれる?
発覚したらどうなる?告知訂正するには?告知に関することを徹底解説

保険加入後にタトゥーを入れた場合は速やかに報告する

保険に加入した後にタトゥーを入れた場合は、担当者に速やかに報告しましょう。これは保険金を請求するときにトラブルにならないよう、自分を守るための行為です。

生命保険は契約・更新時の年齢や健康状態で保険料を算出するため、タトゥーが入っていることを申告しただけで契約内容が変わることはありません。

タトゥーを入れている人が生命保険に加入するためのコツ

タトゥーが入っている方は、保険選びに苦労する可能性があります。スムーズに保険契約まで進めるために、いくつかのコツを実践してみましょう。以下で紹介する内容を参考にしてみてください。

複数の保険会社をまとめて検討する

タトゥーが入っている方は、複数の保険会社をまとめて検討してみましょう。契約条件は生命保険会社によってさまざまで、複数社の保険をまとめて検討したほうが効率が良いからです。

自力で何社も資料請求をするのは骨の折れる作業なので、保険相談窓口を活用してまとめて検討する形がおすすめです。専門家のアドバイスを受けながら複数社の保険商品を見比べられるため、時間も労力も大幅に節約できます。窓口を利用することによる追加費用も一切かかりません。

検討中に病気やケガをしてお金が必要になってしまっては、元も子もありません。できるだけ早く保険を準備できるよう、効率よく多くの保険を検討してみてください。

検討段階で「タトゥーを入れていること」を公言する

保険の検討を始める段階で、保険会社や保険相談窓口にタトゥーが入っていることを正直に伝えましょう

タトゥー自体をNGとしている保険会社も存在するため、最初から開示しておくことで、比較検討の時間や労力を削減できます。

また、最初から正直に伝えることで、保険会社や相談員からの信頼を得やすくなります。隠そうとする姿勢は逆に不信感を招くことがあるため、オープンな態度で臨むことが重要です。

大手の保険商品だけでなく中小規模の保険も検討する

保険を検討する際は、ネット保険や少額短期保険など、中小規模の保険会社も積極的に検討しましょう。選択肢を大手保険会社だけに限定してしまうと、加入できる可能性が狭まってしまうためです。

しかし、中小規模の保険は知名度が低く、不安になる方もいるでしょう。自力で検討するのが不安な方は、保険見直し本舗などに在籍している専門家に相談し、評価を聞きながら保険を選ぶのがおすすめです。

担当者と話すときに丁寧な対応を心がける

保険の相談や申込の際には、担当者に対して丁寧な対応を心がけることが重要です。タトゥーがあることで、反社会的勢力との関連を疑われる可能性があります。この懸念を払拭するためには、言葉遣いや服装、態度など、細かな部分で信頼を得なければなりません。

前述したように、タトゥーが入っている方に対してモラルチェックを実施するケースもあります。誠実で常識的な対応を続けることで、担当者からの信頼を得られて、希望する条件で保険を契約できます。

告知の際にありのままを伝える

保険加入時の告知では、虚偽の情報は一切なく、すべて正確に回答しましょう。健康状態やタトゥーの有無などで虚偽の報告があると、契約解除や保険金の不払いなどのトラブルに発展する可能性があるからです。

保険会社によっては、タトゥーの有無について質問されないこともあります。その際も自分から担当者へ告知し、後々トラブルにならないようにすると安心です。

タトゥーの人が生命保険を探すなら「保険見直し本舗」へ相談してみよう。

タトゥーがある方が生命保険を探す際には、「保険見直し本舗」を活用して効率よく比較してみましょう。

保険見直し本舗であれば、複数の保険会社を横断的に検討できるため、タトゥーがあっても加入しやすい保険会社を効率的に見つけられます。相談員の知識や経験に基づき、タトゥーが入っていても加入できる保険を素早く見つけてくれるでしょう。

タトゥーが入っている方は、そうでない方と比較して保険選びが難航する場合があります。専門家からアドバイスをもらいながら、自分にあった保険を探してみてください。

相談は完全に無料で、オンラインでの相談もできます。なお、保険見直し本舗を通じて保険を契約する際も、追加費用がかかることは一切ありません。

【基本情報】

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まとめ

タトゥーがあっても、生命保険に加入できる可能性は十分にあります。保険会社によって審査基準は異なるため、複数社の商品を比較しながら加入できる保険を見つけてみてください。

実際に比較する際は、保険見直し本舗のような専門の相談窓口を利用すれば、加入しやすい保険会社を効率的に見つけられます。相談は完全に無料で、仮に契約した際も追加費用を徴収されることはありません。気になる方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。