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ドル建て定期預金の金利ランキング - 手数料もチェック!

更新日
ドル建て定期預金の金利ランキング - 手数料もチェック!

金利のある世界に戻り少しずつ上昇しているとはいえ、まだまだ預金金利は魅力的とは言えない状況が続いています。

そこで注目したいのが、 米ドルをはじめとする「外貨預金」です。

特に外貨の中でも基軸通貨であり、私たちにとって最も馴染み深い米ドルの定期預金は、高い金利が期待できるため、 資産運用の一つの選択肢として人気があります。

そこでこの記事では各金融機関が提供するドル建て定期預金の金利(6ヵ月)をランキング形式でご紹介するとともに、現役銀行員としてその仕組みやメリット・注意点を分かりやすく解説します。

外貨預金の魅力

「外貨預金」と聞くと、少し難しく感じるかもしれません。

しかしその仕組みは円預金と大きく変わるものではなく、円預金にはない独自の魅力を持っています。

金利が高い

外貨預金の最大の魅力は、なんといっても日本の円預金に比べて金利が高いところです。

これは各国の政策金利の違いによるもので、特に米ドルは日本の金利水準を上回る傾向が続いています。

資産を金利の力で少しでも効率的に増やしたいと考えるなら、この 金利差は大きなメリットと言えるでしょう。

為替差益でさらに利益がでる可能性がある

外貨預金には金利による利益(インカムゲイン)に加え、為替レートの変動によって得られる利益(キャピタルゲイン)も期待できます。

例えば預け入れた時より円安(1ドル140円→150円など)のタイミングで円に戻せば為替差益として追加の利益を得ることができます。

もちろん逆の動き(円高)になれば損失が出るリスクもありますが、金利と為替の両方から利益を狙えるのが外貨預金の醍醐味です。

初めての外貨預金ならドル(USD)がおすすめ

初めて外貨預金に挑戦するのであれば、まずは米ドルから始めることをお勧めします。

その理由は以下の通りです。

理由①米ドルは基軸通貨であること

米ドルは、世界中の貿易や金融取引で中心的に使われている基軸通貨であるため、情報量が多く値動きの背景が理解しやすいという利点があります。

理由②安定性が高い

アメリカは世界最大の経済大国であり、他の国に比べて政治的・経済的な安定性が高いとされています。

もちろんリスクはゼロではありませんが、 比較的安心して保有できる通貨の一つと言えます。

理由③コストが低い

ユーロなど他の通貨に比べて、コスト(両替時の手数料・詳しくは後半で)が低く抑えられる傾向にあります。

これは、運用成績に直接影響する重要なポイントです。

ドル建て定期預金の金利ランキング

それでは、主要な金融機関が提供するドル建て定期預金の金利と手数料を見ていきましょう。

ここでは、6ヵ月の場合のドル建てのランキングをご紹介します。ここでは、円定期預金の金利が比較的高い銀行の中から中心にドル建て金利を調べてランキングしています。

金利、手数料はキャンペーン適用のもの、期間が限られているケースがありますので、確認をおすすめします。

ドル建て定期金利のランキング(6ヵ月)【2025年9月29日時点】
 銀行名年率(6ヵ月)預入時
手数料
払戻時
手数料
備考
1ソニー銀行8.00%15銭1円手数料はカスタマーステージによる。表示は基準手数料。
2三菱UFJ銀行5.00%25銭25銭キャンペーン:9月30日まで
3auじぶん銀行4.20%12銭12銭キャンペーン:9月30日まで
4SBI新生銀行4.10%15銭15銭金利はカスタマーステージによる。表示はもっとも低いステージのスタンダードの場合。
5愛媛銀行4.00%50銭50銭 
6住信SBIネット銀行3.80%6銭6銭 
7みずほ銀行3.70%300万円以上:50銭
500万円以上:40銭
1000万円以上:10銭
1円キャンペーン:店舗およびみずほ銀行担当者による受付が対象
8三井住友銀行 Olive3.50%1円1円 
9PayPay銀行3.00%5銭5銭 
10イオン銀行2.80%6銭6銭 
11UI銀行2.60%0銭50銭 
12東京スター銀行2.50%0銭25銭 
13香川銀行1.10%50銭1円 
14楽天銀行1.01%25銭25銭 

金利の高さはもちろん重要ですが、後述する「為替手数料」もトータルの損益に影響します。

両方のバランスを見ながら、ご自身にあった金融機関を選ぶことが大切です。

外貨預金の始め方

続いて、口座開設から預け入れまでの具体的なステップをご紹介します。

ステップ1【口座開設】外貨預金の口座を開設する

外貨預金を始めるには、まず円預金の口座とは別に「外貨預金口座」を開設する必要があります。

メインバンクでも、あるいは金利や手数料が有利な他の金融機関でも開設可能です。

最近では、スマートフォンのアプリで申し込みから開設まで完結するケースも増えています。

外貨預金口座開設に必要なもの

口座開設には、一般的に以下のものが必要となります。

(金融機関によって異なる場合がありますので、詳細はご自身で確認してください。)

  • 本人確認書類
  • 運転免許証、マイナンバーカードなど
  • 円預金の普通預金口座(多くの場合、同じ金融機関の口座が必要)

ステップ2【両替】日本円からドルへの「両替」を行う

外貨預金口座が開設できても日本円をそのまま預けることはできず、預けたい通貨(この場合は米ドル)に「両替」する手続きが必要です。

この両替の際に発生するのが「為替手数料」です。

海外旅行に行くとき、空港などで円を外貨に両替するイメージが分かりやすいでしょう。

【為替レートに関する基礎知識】外貨預金に預入時はTTS、円に換金時はTTBが使われる

ニュースなどで報じられている為替レートは、銀行間の取引で使われる基準レートであり「仲値(TTM:Telegraphic Transfer Middle rate)」と呼ばれます。

しかし私たちが実際に両替する際には、この仲値に金融機関が定める手数料が上乗せされたレートが適用されます。

為替レート TTSとTTB
円から外貨へ(預入時)TTS
(Telegraphic Transfer Selling rate)
金融機関が顧客に外貨を「売る(Sell)」レートで、手数料が上乗せされるため仲値より円安のレートになります。(例:仲値140円→TTS141円)
外貨から円へ(払戻時)TTB
(Telegraphic Transfer Buying rate)
金融機関が顧客から外貨を「買う(Buy)」レートで、手数料が差し引かれるため仲値より円高のレートになります。(例:仲値140円→TTB139円)

このTTSとTTBの差額が、外貨預金の実質的な手数料となります。

金融機関によっても異なるため、金利だけでなく手数料も比較検討することが重要です。

ドル建て定期預金のメリット

ドル建て定期預金を始める前に、メリットと注意点の両方をしっかり理解しておくことが大切です。

ここでは、それぞれのポイントを整理して解説します。

メリット1金利が高い

最大のメリットは、やはり円定期預金と比べた金利の高さです。

例えば郵便貯金の金利が0.23%(定期貯金・1年・税引前)【参考①】といった水準です。

一方ドル建て定期預金では、市況によっては年率で数%台の金利が付くことも珍しくありません。

同じ期間預け入れるのであれば、より高いリターンが期待できます。

【参考①】 金利一覧-ゆうちょ銀行

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メリット2為替差益も期待できる

たとえば預け入れ時よりも円安が進んだ場合満期時に円に戻すことで為替差益を得られます。

例えば、1万ドルを1ドル140円の時に預け入れ(140万円)、1ドル150円の時に円に戻せば150万円となり、10万円の為替差益(税引前)が得られることになります。

加えて、高い金利と合わせることで、 大きな利益を狙える可能性があります。

メリット3株式投資など、他の投資・運用よりは分かりやすい

投資には株式、投資信託、不動産など様々な種類がありますが、外貨預金は比較的仕組みがシンプルです。

利益や損失に影響する要素が主に「金利」「為替レート」「手数料」の3つに集約されるため、 初心者の方でも損益の構造を理解しやすいと言えるでしょう。

ドル建て定期預金の注意点

ドル建て定期預金にはリスクや注意点もあります。

注意点1為替レートと為替手数料も考慮に入れなくてはいけない

メリットの裏返しとして、為替レートの変動による「元本割れ」のリスクがあります。

預け入れ時より円高が進むと、利息を受け取っても、為替差損がそれを上回り、トータルでマイナスになる可能性があります。

また為替レートが全く変動しなかったと仮定しても、預入時(TTS)と払戻時(TTB)の為替手数料の差があるため、その分は円安にならないと利益が出ない構造になっています。

注意点2預金保険の対象では無い

円預金は、万が一金融機関が破綻した場合でも、 預金保険制度(ペイオフ)によって元本1,000万円とその利息が保護されます。

しかし、外貨預金はこの制度の対象外です。

そのため、預け入れる金融機関の経営状況や健全性(格付けなど)を確認しておくことも大切です。

ドル建て定期預金がオススメな人、向いていない人

ご自身の資産状況や投資に対する考え方によって、ドル建て定期預金が適しているかどうかは異なります。

ドル建て定期預金を検討中の方は参考にしてみてください。

ドル建て定期預金がオススメな人

 資産を分散したい人

資産を日本円だけで持っていると、将来的に円の価値が下がった(円安が進んだ)場合に資産全体が目減りしてしまいます。

資産の一部をドルで持つことで、通貨の分散が図れ、円安に対するリスクヘッジになります。

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 中長期で資産を育てたい人

為替の短期的な変動に一喜一憂せず、高い金利の恩恵を受けながらじっくりと資産を運用できる方に向いています。

為替が円高に振れた場合でも、慌てずに円安になるタイミングを待てる余裕があることが望ましいです。

ドル建て定期預金には向いていない人

 元本割れのリスクを一切許容できない人

前述の通り、外貨預金には為替変動による元本割れのリスクが常に伴います。

「絶対に損はしたくない」という安定志向の強い方には、円の定期預金など元本保証の商品が適しています。

 近い将来に使う予定のある資金で運用する人

数ヶ月後や1年後など、使う時期が決まっている資金を外貨預金で運用するのは避けるべきです。

 

いざ使いたいタイミングで円高になってしまうと、 損失を確定させなければならない可能性があるからです。

シミュレーションで見る成功パターン・失敗パターン

「百聞は一見に如かず」です。具体的な数字を使って、ドル建て定期預金は、どのような場合に利益が出て、どのような場合に損失が出るのかを見ていきましょう。

※このシミュレーションは税金や手数料を簡略化しています。

成功パターン(益がでるパターン)

満期時に、預入時よりも円安になった場合は益がでます。

条件

為替:100万円を1ドル=140円(TTS)

金利(年率):5.0%

預入期間:1年間

払い戻し時の為替手数料:50銭(TTBは139.5円)

満期時のドル

預入額:$7,142.85(1,000,000円 ÷ 140円/ドル)

1年後の利息(税引前):$357.14($7,142.85 × 5.0%)

1年後の元利合計:$7,500

満期時の為替レートが1ドル=150円(円安)になったとして計算

ドルを円転したら、どのくらいの益がでるのか計算をしてみます。

金利収入に加えて、 為替差益も得られたことで大きなプラスになりました。

失敗パターン(損が出るパターン)

預入時よりも満期時に円高になってしまった場合は、損が出ます。

前提条件は同じ内容で預け入れ、満期時の為替レートが1ドル=130円(円高)になったと仮定して計算してみましょう。

預入時の条件は同じです。ですから、預入額と1年後の利息がついた額は同じです。

  • 預入額:$7,142.85
  • 1年後の元利合計:$7,500

満期時の為替レートが1ドル=130円(円高)になった場合

高い金利を受け取ったにもかかわらず、為替差損がそれを上回り、結果的に元本割れとなってしまいました。

(*上記は筆者が独自に仮定・計算したもので、実際の結果とは異なる場合があります)

ドル建て定期預金・満期になったらどうする?

満期を迎えた際、その時の為替相場に応じて様々な選択肢を取れるのが 外貨預金の柔軟なところです。

あわてて判断をせず、ご自身の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

スタート時より円高になってしまったら

円に戻すと為替差損が出てしまう状況では、以下のような選択肢が考えられます。

  • ドル建て定期預金を継続する

多くの金融機関では満期時に同じ期間の定期預金として自動継続する設定が可能です。

将来の円安を期待し、高い金利を受け取りながら運用を続ける選択です。

  • ドル建て普通預金に移す

定期預金を解約し、外貨のまま普通預金口座に入れておく方法です。

金利は若干下がりますが、為替レートが良いタイミングでいつでも円に換えられる自由度が生まれます。

  • 他のドル建て商品に投資する

円安になる兆しが見えないと判断した場合、ドルのまま米国の株式や債券など他の金融商品に投資して積極的なリターンを狙うという考え方もあります。

スタート時より円安になったら

含み益が出ている状況では、選択肢はシンプルです。

  • 円に戻して利益を確定する

為替差益と利息を合わせた利益を確定する、という最も基本的な選択です。

  • ドル建てで運用を継続する

「まだ円安が進む」と考えるなら定期預金を継続したり、普通預金に移したりしてさらなる利益を狙うことも可能です。

ただし、相場が反転して利益が減るリスクも考慮しましょう。

外貨定期預金に関するよくある質問

最後に、外貨定期預金に関するよくあるご質問にお答えします。

Q1:外貨のまま引き出せるの?

A1:多くの金融機関で、ドル紙幣など外貨のまま現金で引き出すことは可能です。

ただし、取り扱いのある支店が限られていたり、多額の場合は事前の連絡が必要だったりします。

また所定の現金取扱手数料がかかるのが一般的です。

海外旅行などでドルが必要な場合には便利ですが、事前に金融機関へ確認することをお勧めします。

Q2:なぜドル建て定期預金のほうが円より高い金利なの?

A2:これは、日本と米国の「政策金利」の違いが主な理由です

政策金利とは国の中央銀行(日本は日本銀行、米国はFRB)が一般の銀行にお金を貸し出す際の金利のことで、預金金利の基準となります。

長らく低金利政策を続けてきた日本に対し、米国は経済状況に応じて日本より高い政策金利を設定してきました。

この金利差が、そのまま円預金とドル預金の金利差に反映されているのです。

Q3:相続のときはどうなるの?

A. ドル建て定期預金も、円預金と同様に相続財産となります。

相続税の計算をする際は、相続が発生した日(被相続人が亡くなった日)のTTM(仲値)を基準に円換算した評価額で申告するのが一般的です。

(*実際の手続きの詳細は、取引金融機関や税理士にご相談ください。)

まとめ

この記事ではドル建て定期預金の金利ランキングからメリット・注意点、具体的な始め方までを解説してきました。

ドル建て定期預金は資産を円だけでなくドルにも分散させたい人や、中長期的な視点でじっくり資産を育てたい人に適した金融商品です。

ご自身の資産状況やリスクに対する考え方を踏まえ、メリットとデメリットを天秤にかけた上で賢く活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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