アコムは収入証明不要で借りれる?ACマスターカードの条件は?

アコムの提供する ACマスターカードは収入証明書なしでも申し込みが可能です。
ただし、「アコムの契約が50万円を超える」「他社を含めた貸金業者からの借入総額が100万円を超える」のいずれかに該当する場合は、本人確認書類に加えて収入証明書の提出が必要です。
ACマスターカードってどんなカード?-カードローンとクレジット機能が付帯するクレジットカード
ACマスターカードは、カードローン・キャッシングサービスを提供する株式会社アコムが発行するクレジットカードです。
年会費永年無料のため、クレジットカードを維持するためのコストはかかりません。
ACマスターカードには、店舗やサービスの決済時に利用可能な「ショッピング枠」と現金の借入れが可能な「キャッシング枠」の機能が付帯しています。
その一方で、アコムのカードローンで行えるのは現金の借入れのみです。
「クレジットカード機能」を使用したい場合はACマスターカード、現金の借入れをメインに使用したい場合はアコムのカードローンを使用するというように、それぞれの特徴を理解したうえで使い分けるとよいでしょう。
ACマスターカードは最短即日発行が可能
ACマスターカードは 最短即日発行に対応するクレジットカードです。
ただし、最短即日発行であって即日発行が確約されたわけではありません。 アコムの営業時間内に申し込み・審査を受ける必要があります。
申し込み自体は、インターネットからであれば24時間おこなえますが、上記の点に注意が必要です。
アコムの営業時間
アコムの営業時間は9:00~21:00(年末年始除く)となり、土日祝日も営業しています。
ACマスターカードの最短即日発行を希望する場合は、審査時間(最短20分)も考慮し、時間に余裕を持って申込手続きを行いましょう。
即日融資を確実にするならば、できれば午前中までには申し込みを済ませておきたいところです。
ただし、アコムの営業時間内に申込手続きを行っても、以下に該当する場合は審査結果の回答までに時間を要する場合があります。
- 申込情報に対して確認作業が発生した
- 提出した必要書類に不備があった
- 勤務先への在籍確認の電話連絡が完了していない(在籍確認は原則なし)
ACマスターカード申込後にアコムから電話連絡があったにも関わらず、対応が遅れた場合も同様に審査結果回答までの時間が長引きます。
最短即日発行を希望するなら、「アコムから電話連絡があるかもしれない」と理解したうえで審査結果を待ってみてください。
最大利用限度額は300万円 - 限度額は審査で決まる
ACマスターカードの最大利用限度額は300万円、さらにアコムのカードローン・キャッシングの両方を契約した場合は最大800万円です。
その際の最大利用限度額は、ACマスターカードの利用限度額、カードローン・キャッシング契約極度額のいずれか高いほうの金額となります。
例えば、ACマスターカードの利用限度額が100万円、アコムの・キャッシングの契約極度額が50万円の場合、使えるのは最大100万円までです。
設定された利用限度額が分からない場合は、以下の方法で確認してみてください。
- アコム公式サイト(会員ページにログイン)
- アコムATM
- 提携ATM
- アコムプッシュホンサービス24:電話番号0120-134-567(自動音声)
- アコム総合カードローンデスク:電話番号:0120-629-215(平日9:00~18:00)
- インターネット:アコム公式サイトのトップページから「お申込み」を選択
- むじんくん(自動契約機):直接来店して画面の案内に従って手続きを進める
- 電話:0120-07-1000のフリーコールに電話をかける
- 郵送:0120-07-1000のフリーコールに電話をかけて入会申込書の取り寄せ
- インターネット:マイページの「クレジットカード機能を付ける」から手続き
- 自動契約機(むじんくん):本人確認書類を持参のうえで来店
- 電話:アコムが送付する申込書類に記入のうえで返送
- 運転免許証(表・裏)
- マイナンバーカード(表のみ)
- パスポート(写真・住所記載部分)
- 保険証(表・裏)
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 納税通知書/住民税決定通知書
- 所得証明書
- 確定申告書・青色申告書・収支内訳書
- ①家族カードやETCカードの発行に対応していない
- ②旅行保険やショッピング保険の付帯がない
- ③ポイントサービスを設けていない
ポイント!
限度額は審査によって決定される
希望すれば 最大利用限度額の利用ができるわけではありません。つまり、誰でも、800万まで限度額がもらえるわけではないということです。
限度額は、審査を通して個人の支払能力などに応じた適正な額が設定されます。
ACマスターカードに限らずクレジットカードの利用限度額は割賦販売法に基づいた審査によって決定し、カードローン・キャッシングの利用限度額は
カードローン(キャッシング)については、個人の借入額の上限を年収の3分の1までに規制する「総量規制」の影響を受ける点を是非理解しておきましょう。
これにより、例えば、 年収300万円の人であれば、カードローン・キャッシングの利用限度額は年収の3分の1である100万円前後になると考えてよいでしょう。
また、個人の属性や信用情報の内容によっては総量規制に抵触する額よりも低い額で利用限度額が設定される場合もあります。
国内外のMasterCardに対応するATMにてキャッシングが可能
ACマスターカードは、 MasterCardの国際ブランドが付帯します。MasterCardはVISAに次ぐ世界シェア第2位で、日本国内はもちろん世界各国のMasterCard加盟店での決済、またはMasterCardのATM(Cirrus)にて海外キャッシングも可能です。
郵送物の発送なしや電話連絡なしに対応
ACマスターカードは、申し込んだことを家族や勤務先に知られたくない場合でも安心して利用できます。
郵送物の発送なしや在籍確認の電話連絡なしに対応するなど、 利用者のプライバシーに配慮しているからです。
新規発行されるACマスターカードを自宅宛てに郵送してほしくない場合、 自動契約機(むじんくん)を利用すれば誰にも会わずに受け取れます。加えて、バーチャルカードという選択肢もあります。
書類も例えば、「契約に係る書面」「借入や返済・支払の明細書」なども、電磁交付に登録すればマイページから確認が可能です。
アコムの公式サイトでも、原則として電話連絡を行わない旨を公言しています。もし電話連絡が必要となった場合でも、顧客の同意なしで実施しませんとのことなので「自分の知らないところで電話がかかってきた」となる心配は不要です。
1.原則、勤務先への電話はせず、書面や申告内容での確認を実施します。
2.もし勤務先への電話確認が必要な場合でも、申込者の同意を得ずに実施することはないことを明言します。
アコム公式サイト(https://www.acom.co.jp/first/apply/)より引用

一定または固定の金額を支払うリボ払い専用カード
ACマスターカードは、一般的なクレジットカードとは異なる リボ払い専用のクレジットカードです。利用金額に関係なく、毎月一定または固定の金額を支払う方法となり、毎月の返済負担をおさえられる、支払管理がしやすいといったメリットがあります。
ただし、利用金額に応じた金利(手数料率:年10.0〜14.6%)が完済時までかかるため、金額が大きいほど手数料の負担が大きくなる、返済期間が長くなる点はデメリットであり注意点といえるでしょう。
なお、店舗でショッピング利用をする際には、 支払回数を「1回払い」に指定してください。分割払いやボーナス払いなどを指定しても、リボルビング払いから変わることはありません。
選べる支払期日 - 毎月指定の返済期日と35日ごとから選択
ACマスターカードにてショッピング利用をした場合の支払期日は「毎月指定の返済期日」「35日ごとに返済」のいずれかから選択できます。
毎月指定の返済期日
毎月指定の返済期日に返済する場合は、利用者自身で期日の設定が必要です。例えば、給料日が15日の人であれば、返済期日を16日や17日に設定しておけば無理のない返済ができるでしょう。また、返済期日が固定することで支出管理が明確となり、給料が支給されたら返済分のお金を用意しておくといった対応がしやすいです。
35日ごとに返済
35日ごとに返済を選択する場合、毎月指定の返済期日に返済する方法と比べて返済日の間隔が長くなります。日数を要する分だけ毎月の返済金額を用意しやすくなる点は、メリットであり特徴といえるでしょう。
とは言え、毎月決められた日の返済ではないため「次回の返済期日はいつなのか」を確実に管理しなければなりません。
返済期日を忘れて延滞扱いにならないためには、カレンダーやスケジュール帳などに記載し、期日近くにリマインドを行うといった対策を講じる必要があります。
毎月の支払方法は4種類
ACマスターカードの毎月の支払方法は「インターネット」「アコムATM」「提携ATM」「口座振替」の4種類から選べます。選ぶ方法によって手間や管理、発生する手数料が異なるため、自分に便利な方法を判断することがポイントです。
インターネット
利用する銀行口座がインターネットバンキングを契約している場合、パソコンやスマートフォンからWeb完結で支払手続きを行えます。
インターネットに接続できる環境が必要ではあるものの、時間や場所を問わずいつでも手続きを行える点が特徴です。ただし、振込時に金融機関の定める手数料が発生する点には要注意です。
ATM
ATMから支払手続きを行う場合、アコムATMならば手数料無料で利用できますが、提携ATMは10〜220円(税込)の手数料が発生します。少しでも金銭的負担をおさえたいのであれば、近隣のアコムATMを探して利用するとよいでしょう。
口座振替
口座振替は、事前に指定した金融機関口座から自動振替で支払いを行う方法です。口座残高不足にならないように残高管理は必要ですが、支払いを忘れる、手数料がかかるといった心配がありません。
ACマスターカードの申込からカード発行までの流れ
ACマスターカードの申込方法は、①インターネット、②むじんくん(自動契約機)、③電話、④郵送の4つから選べます。
申込手続きを行い、必要書類を提出した後に審査へと進みます。審査時間は最短20分で、審査結果の内容に同意することで契約手続きが完了し、むじんくん(自動契約機)、または郵送でACマスターカードを受け取れるようになります。
その際に、むじんくん(自動契約機)からであれば即日中に受け取れますが、郵送の場合は到着までに日数を要するため注意が必要です。
また、申込手続きに郵送を選んだ場合も、他の申込方法と比べてACマスターカードの発行までに時間を要します。最初に入会申込書の取り寄せを行い、到着したら必要事項を記入した入会申込書と本人確認書類の写しをアコム宛てに郵送、審査実施といった流れの後にカード発行となるからです。
すでにアコム利用中の人は切替手続きが可能
すでにアコムのカードローン・キャッシングローンを契約中の人がACマスターカードを発行する場合、以下の方法にて切り替えの手続きが可能です。
アコムのカードローン・キャッシングローンの利用がなく、契約だけしていた場合も、新規申込ではなく切り替えの手続きにてACマスターカードを発行できます。
ただし、契約があれば必ず切り替えができるわけではなく、審査に通らない場合もあるため注意してください。
ACマスターカード申込時に本人確認書類が必要
ACマスターカード申込時には、本人確認書類の提出が必要です。以下のいずれかの書類を用意して提出してください。
ACマスターカード申込完了後の案内に従い「スマホアプリやWebからアップロード」「自動契約機(むじんくん)へ来店」「ファックス」「郵送」といった方法で本人確認書類の提出が可能です。
収入証明書の提出が必要なケース
「アコムの契約が50万円を超える」もしくは「他社を含めた貸金業者からの借入総額が100万円を超える」に該当する場合は、本人確認書類以外に 収入証明書の提出が必要です。
収入証明書類として有効なものは以下のとおりで、最新年度または直近のものを用意してください。
【ACマスターカードの申込対象】20歳から69歳の安定収入を有する人
どのような人がACマスターカードの審査に通るかという基準は公開されていません。基本的に審査内容・基準は極秘です。
しかしながら、 申込対象である「20歳から69歳」「安定収入を有する人」の条件に該当する必要があります。
該当しない場合は、利用資格そのものを満たしていないため、申込手続きを行っても審査に通る可能性は極めて低いでしょう。
オンラインの場合は、申し込みの完了ができないケースがほとんどでしょう。
ただし、申込対象に該当してもACマスターカードの審査通過が確実なわけではありません。申込者の属性や他社借入、信用情報などを確認したうえで審査通過の可否を判断しています。
過去に金融事故を起こしている場合は審査通過が困難
クレジットカードやローンの審査では、信用情報機関に申込者の信用情報を照会します。
過去にクレジットカードやローン返済の遅延や滞納、任意整理、自己破産などの金融事故を起こしており、異動情報が信用情報に登録されている場合、返済能力と信用力が問題視され、審査通過が困難になります。
また、クレジットカードやローンの返済以外に、スマートフォンの端末代金(割賦払い)の支払いに遅延や滞納がある場合も、審査に影響する可能性が高いため注意してください。
貸金業者からの借入れが年収3分の1を超えていないか
貸金業法の総量規制によって、貸金業者から年収の3分の1を超える金額を借りている人が審査に通ることはありません。
審査では他社からの借入残高も確認できるため、現在の貸金業者からの借入れが年収の3分の1を超える場合、審査に落ちる原因につながります。
申込情報に間違いがあると虚偽を疑われる可能性が高い
クレジットカードやローンの審査では、申込時に登録した勤務先情報や年収額などを確認して申込者の返済能力を判断します。
審査通過の可能性を高めるために、事実と異なる勤務先や年収額を申告することは避けてください。信用情報や提出書類などから、虚偽であることが発覚するからです。
故意でなく間違いだったとしても、 審査に影響する可能性が高いため注意しましょう。
短期間内に複数のクレジットカードやローン申込に注意
短期間内に複数のクレジットカードやローンに申し込むことで、審査に通る可能性を低くする場合があります。信用情報には、過去の返済状況以外にクレジットカードやローンに申し込んだ履歴も残るからです。
申込情報が信用情報に履歴として残るのは6ヶ月間です。
しかし、その期間内に複数社の審査を受けたことによって金銭的余裕がないと判断され、返済能力が低いと捉えられる危険性を高めます。
ACマスターカード利用時の注意点は3つ
ACマスターカードに申し込む前に、以下のような 一般的なクレジットカードとは異なる利用時の注意点を把握しておきましょう。
実際にACマスターカードを発行し、使い勝手が良くなければ解約手続きも可能ですし、年会費永年無料のため利用がなければ手数料はかかりません。とは言え、解約手続きを行うための時間や手間を要するため、注意点を納得したうえで利用することが重要です。
家族カードやETCカードの発行に対応していない
ACマスターカードは、家族カードやETCカードといった付帯カードの発行に対応していません。契約者自身が行えるのは、加盟店利用時の支払い、現金の借入れのみです。
家族カードやETCカードの付帯を希望する場合は、ACマスターカード以外のクレジットカードを持つことも検討してみてください。ACマスターカードと特徴や使い勝手は異なるものの、年会費永年無料、最短即日発行が可能なクレジットカードは複数存在します。
旅行保険やショッピング保険の付帯がない
ACマスターカードが一般的なクレジットカードと異なる特徴として、 旅行保険やショッピング保険の付帯がない点も挙げられます。旅行費用や商品の購入代金の支払いをACマスターカードで支払っていても、旅行先でのケガや病気、紛失や盗難などのトラブルに備えられません。
特に医療費が高くて犯罪の発生率が高い海外に行く場合、持っているクレジットカードが保険付帯のないACマスターカードのみなだと不安です。
保険付帯について気になる場合には、家族カードやETCカードと同様にACマスターカード以外のクレジットカード作成も検討してみてください。
ポイントサービスを設けていない
ACマスターカードは、毎月の利用金額から0.25%自動でキャッシュバックを受けることができるものの、一般的なクレジットカードのようなポイントサービスを設けていません。ポイントサービスとは、利用金額に応じてポイントが貯まるサービスです。
もらえるポイントの基準となるポイント還元率が1.0%を超えている、決められた店舗での使用でさらにポイントアップの対象となるクレジットカードも存在します。
クレジットカードによって内容は異なりますが、貯めたポイントを商品やギフトカード、他社のポイントや航空マイルと交換できるため、利用金額が高いほどお得になり節約効果が期待できるでしょう。
しかし、ACマスターカードの利用金額から0.25%キャッシュバックでは、 ポイントサービスと比べてお得さが劣ります。
あらかじめ高額な支払いがあることを把握している場合は、ACマスターカードではなくポイント付与率の高いクレジットカードを使用するといった使い分けが必要です。